身の覚えの無い妹が出来てしまった。しかも、誰も存在を認知できないんだから驚きだ!いやーどうしよう、HAHAHAHAHA!!・・・どーすんのよ、マジで・・・。
100A 「ソルフィちゃんと共に夢から醒める事にする」
「・・・みんな・・・僕は、夢から醒める事にするよ、千尋ちゃんと千歳ちゃんが可愛い妹達でいるこの夢から・・・」
僕は三人にそう言い放った。
「・・・え・・・?お兄ちゃん?」
「お兄・・・さん・・・?」
信じられない・・・という表情で僕を見つめる千歳ちゃんと千尋ちゃん。
「・・・・・・お兄様・・・・・・・」
ソルフィちゃんは、唇をかみ締めて、涙を零している。
「どうしてですか?どうして、私達の元から行っちゃうんですか?。・・・何が理由なんですか?」
千歳ちゃんは僕に駆け寄ろうとした、したが、僕の前をソルフィちゃんが阻む。
「・・・どいて下さいよ・・・」
ふるふると首を横に振り、拒否するソルフィちゃん。
「・・・・・・千歳ちゃん、僕は、二人とずっと過ごしていたい・・・でも、ソルフィちゃんを見捨てる訳には行かないよ。僕を助けに来てくれた人を見捨てる事なんてさ」
僕は、千歳ちゃんを説得する為、言葉を選びながら口を開く。
「・・・・・・お兄ちゃん、じゃあ、私達の事、見捨てちゃうんだ・・・・・?お兄ちゃんが封印から解かれたら、私達消えちゃうんだよ?・・・・・・こんな歪な形だけど、やっと、家族みたいなものになれて、そして、いつかは夫婦みたいな事になるはずだったよね・・・?嫌だよ・・・見捨てないでよ・・・」
千尋ちゃんはぼろぼろぼろぼろ大泣きして、僕に切実な、切実であろう懇願をしている。
「ごめん、千尋ちゃん・・・。・・・でも、生きているソルフィちゃんを見捨てられないんだ・・・、ソルフィちゃんを1人置いて、僕だけが二人との幸せな夢を見続けるのは、ダメだ。・・・魔王の娘で勇者の嫁であるソルフィちゃんを護れるのは僕しか居ない。だから・・・二人とは、お別れ・・・だ・・・。ごめん・・・千尋ちゃん、千歳ちゃん・・・」
僕が別れの言葉を言いきると、二人は、目を見開いたまま硬直し、その場で留まり続けて・・・
「いやだああああああああああああああああああああああああ!!!」
「いやです!!!!お兄さんと離れ離れなんていやああああああああ!!!」
その場で発狂したかの様に絶叫し、そして、急に僕と視線を合わせ、凝視し
「・・・・・いやいやいやいや!絶対嫌!!!お兄ちゃんと、離れ離れなんて!!!、お兄ちゃん!嫌だ!お兄ちゃん!!」
千尋ちゃんは、僕に突進して来た。
「お待ちなさい、お兄様には・・・」
突進してくる千尋ちゃんに鎌を構えて、立ちふさがるソルフィちゃん。ソルフィちゃんは、鎌を千尋ちゃんに突き立てる。
「どいてよ!泥棒猫!!」
「なっ!!」
ソルフィちゃんが振った鎌は千尋ちゃんに突き刺さった、が、突き刺さったまま千尋ちゃんは突進し、ソルフィちゃんを弾き飛ばす。
「お兄ちゃん、私と一緒に居てよ、お兄ちゃん!私をお兄ちゃんのモノにしてよ、お兄ちゃんが私のモノになる代わりに、代わりに!!」
「千尋ちゃん!!」
しがみ付いて来た千尋ちゃんを必死に引き剥がそうとする、なんて馬鹿力だ。だが、それでも、それでも、なんとか引き剥がし・・・
「お兄さん、私と、ずっと一緒に居て下さい、お願いですから!!」
千歳ちゃんにも、抱きつかれた。抱きつかれた勢いで、僕達三人は倒れ込む。
「・・・はあ・・・はあ・・・お兄さん!、お兄さんお兄さんお兄さん!!。一緒です!ずっと一緒です!愛してます!愛してますから、行かないで下さい、ずっと一緒に居て下さい、お願いですから・・・」
「お兄ちゃん、行かないでね、お兄ちゃん。私、お兄ちゃんが居てくれるだけど、幸せなの。だから、私の傍に居ないとダメなの、ダメなの!ダメなんだから!!」
二人は僕にしがみ付き、そして、衣服を脱がそうとまでしている。その目は血走り、正気の形相では無かった。
二人の狂気は、狂気だった。恋とか愛とか、そんな甘いロマンスの香りはしないただの狂気、若々しい二人の肉体は血を噴出しながらも、僕を脱がそうとする度に、自分の衣服もはだけ、しかしながらも艶かしさや彼女達元来の愛らしさを微塵も失せている狂気だった。
その狂気に支配された二人の少女が、僕の衣服を脱がし、唇を奪おうと、狂気になっていた。
「やめてくれ・・・千尋ちゃん、千歳ちゃん!!」
「一緒になろうよ、お兄ちゃん、私と一緒にね・・・」
僕に馬乗りになりながら、セーラー服も半脱ぎになった千尋ちゃんは、恍惚な表情を浮かべている。
「一緒ですよ、ずっと一緒に居て下さいよ、お兄さん」
同じく、制服の上着の脱ぎ去り、豊満な胸を抱えているブラを露出して、千歳ちゃんも恍惚そうに微笑む。
「二人共・・・・どうしたんだ?、こんな事する様な子じゃなかっただろう?止めるんだ!」
僕はじたばた抵抗するが、両手を千歳ちゃんに捕まれていた。
「・・・こんな事は、ずっと考えていたんだよ?分かるでしょ?お兄ちゃん。ずっとこうしていたかった・・・。こうしていたかったの。」
「そうですよ。お兄さんと、こうしたかったんですから・・・ね・・・?」
微笑む二人に、僕は、二人に対して嫌悪感を感じた。二人は可愛い妹で、長旅を共にした仲間で、そして嫁になるはずだった人・・・それなのに、嫌悪感・・・いや、違和感を感じていた。
こんなの二人じゃないと・・・。
「どいてくれ、二人共・・・」
僕は勤めてドスを効かせて二人に言う。
「・・・どきませんよ、これから、お兄さんと私は、一つになって、そして、ずっと一緒に暮らしてもらいますから」
「そうだよ、だから、お兄ちゃんは・・・」
その僕の言葉に耳を貸さない独善的な態度が、より一層違和感を大きくさせていた。だから、僕はその違和感に対して、嫌悪を混じわせつつ、拒絶の言葉を突きつける。
「お前たちは、チヒロちゃんとチトセちゃんじゃない!どけぇ!!」
僕は大声で、渾身の力で叫んだ。
僕は三人にそう言い放った。
「・・・え・・・?お兄ちゃん?」
「お兄・・・さん・・・?」
信じられない・・・という表情で僕を見つめる千歳ちゃんと千尋ちゃん。
「・・・・・・お兄様・・・・・・・」
ソルフィちゃんは、唇をかみ締めて、涙を零している。
「どうしてですか?どうして、私達の元から行っちゃうんですか?。・・・何が理由なんですか?」
千歳ちゃんは僕に駆け寄ろうとした、したが、僕の前をソルフィちゃんが阻む。
「・・・どいて下さいよ・・・」
ふるふると首を横に振り、拒否するソルフィちゃん。
「・・・・・・千歳ちゃん、僕は、二人とずっと過ごしていたい・・・でも、ソルフィちゃんを見捨てる訳には行かないよ。僕を助けに来てくれた人を見捨てる事なんてさ」
僕は、千歳ちゃんを説得する為、言葉を選びながら口を開く。
「・・・・・・お兄ちゃん、じゃあ、私達の事、見捨てちゃうんだ・・・・・?お兄ちゃんが封印から解かれたら、私達消えちゃうんだよ?・・・・・・こんな歪な形だけど、やっと、家族みたいなものになれて、そして、いつかは夫婦みたいな事になるはずだったよね・・・?嫌だよ・・・見捨てないでよ・・・」
千尋ちゃんはぼろぼろぼろぼろ大泣きして、僕に切実な、切実であろう懇願をしている。
「ごめん、千尋ちゃん・・・。・・・でも、生きているソルフィちゃんを見捨てられないんだ・・・、ソルフィちゃんを1人置いて、僕だけが二人との幸せな夢を見続けるのは、ダメだ。・・・魔王の娘で勇者の嫁であるソルフィちゃんを護れるのは僕しか居ない。だから・・・二人とは、お別れ・・・だ・・・。ごめん・・・千尋ちゃん、千歳ちゃん・・・」
僕が別れの言葉を言いきると、二人は、目を見開いたまま硬直し、その場で留まり続けて・・・
「いやだああああああああああああああああああああああああ!!!」
「いやです!!!!お兄さんと離れ離れなんていやああああああああ!!!」
その場で発狂したかの様に絶叫し、そして、急に僕と視線を合わせ、凝視し
「・・・・・いやいやいやいや!絶対嫌!!!お兄ちゃんと、離れ離れなんて!!!、お兄ちゃん!嫌だ!お兄ちゃん!!」
千尋ちゃんは、僕に突進して来た。
「お待ちなさい、お兄様には・・・」
突進してくる千尋ちゃんに鎌を構えて、立ちふさがるソルフィちゃん。ソルフィちゃんは、鎌を千尋ちゃんに突き立てる。
「どいてよ!泥棒猫!!」
「なっ!!」
ソルフィちゃんが振った鎌は千尋ちゃんに突き刺さった、が、突き刺さったまま千尋ちゃんは突進し、ソルフィちゃんを弾き飛ばす。
「お兄ちゃん、私と一緒に居てよ、お兄ちゃん!私をお兄ちゃんのモノにしてよ、お兄ちゃんが私のモノになる代わりに、代わりに!!」
「千尋ちゃん!!」
しがみ付いて来た千尋ちゃんを必死に引き剥がそうとする、なんて馬鹿力だ。だが、それでも、それでも、なんとか引き剥がし・・・
「お兄さん、私と、ずっと一緒に居て下さい、お願いですから!!」
千歳ちゃんにも、抱きつかれた。抱きつかれた勢いで、僕達三人は倒れ込む。
「・・・はあ・・・はあ・・・お兄さん!、お兄さんお兄さんお兄さん!!。一緒です!ずっと一緒です!愛してます!愛してますから、行かないで下さい、ずっと一緒に居て下さい、お願いですから・・・」
「お兄ちゃん、行かないでね、お兄ちゃん。私、お兄ちゃんが居てくれるだけど、幸せなの。だから、私の傍に居ないとダメなの、ダメなの!ダメなんだから!!」
二人は僕にしがみ付き、そして、衣服を脱がそうとまでしている。その目は血走り、正気の形相では無かった。
二人の狂気は、狂気だった。恋とか愛とか、そんな甘いロマンスの香りはしないただの狂気、若々しい二人の肉体は血を噴出しながらも、僕を脱がそうとする度に、自分の衣服もはだけ、しかしながらも艶かしさや彼女達元来の愛らしさを微塵も失せている狂気だった。
その狂気に支配された二人の少女が、僕の衣服を脱がし、唇を奪おうと、狂気になっていた。
「やめてくれ・・・千尋ちゃん、千歳ちゃん!!」
「一緒になろうよ、お兄ちゃん、私と一緒にね・・・」
僕に馬乗りになりながら、セーラー服も半脱ぎになった千尋ちゃんは、恍惚な表情を浮かべている。
「一緒ですよ、ずっと一緒に居て下さいよ、お兄さん」
同じく、制服の上着の脱ぎ去り、豊満な胸を抱えているブラを露出して、千歳ちゃんも恍惚そうに微笑む。
「二人共・・・・どうしたんだ?、こんな事する様な子じゃなかっただろう?止めるんだ!」
僕はじたばた抵抗するが、両手を千歳ちゃんに捕まれていた。
「・・・こんな事は、ずっと考えていたんだよ?分かるでしょ?お兄ちゃん。ずっとこうしていたかった・・・。こうしていたかったの。」
「そうですよ。お兄さんと、こうしたかったんですから・・・ね・・・?」
微笑む二人に、僕は、二人に対して嫌悪感を感じた。二人は可愛い妹で、長旅を共にした仲間で、そして嫁になるはずだった人・・・それなのに、嫌悪感・・・いや、違和感を感じていた。
こんなの二人じゃないと・・・。
「どいてくれ、二人共・・・」
僕は勤めてドスを効かせて二人に言う。
「・・・どきませんよ、これから、お兄さんと私は、一つになって、そして、ずっと一緒に暮らしてもらいますから」
「そうだよ、だから、お兄ちゃんは・・・」
その僕の言葉に耳を貸さない独善的な態度が、より一層違和感を大きくさせていた。だから、僕はその違和感に対して、嫌悪を混じわせつつ、拒絶の言葉を突きつける。
「お前たちは、チヒロちゃんとチトセちゃんじゃない!どけぇ!!」
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