身の覚えの無い妹が出来てしまった。しかも、誰も存在を認知できないんだから驚きだ!いやーどうしよう、HAHAHAHAHA!!・・・どーすんのよ、マジで・・・。
74.「僕は、建物の影に隠れつつ、この辺りの人の気配を探してみても、人は誰一人見つけられなかった。 」
一旦城壁の外へ行き、二人と合流する。
「どうだった?お兄ちゃん?」
「誰も居ないみたいだ・・・。無人だよ・・・。」
「うーん、怪しい場所ですね・・・。本当にどこなんでしょうね・・・ここは・・・この草原と言い、この城と言い・・・」
疲れた顔をする千歳ちゃん。腹をぐう!と大きく唸らせた。
「ひゃっ・・・!これは失礼しました。お腹空いちゃったもので・・・」
千歳ちゃんは顔を真っ赤に染める。
日頃、あんだけセクハラめいた事しているのに、お腹の音には羞恥心を感じるのか・・・。
「・・・私もお腹空いちゃったなあ、お兄ちゃん・・・」
千尋ちゃんも、どこか疲れた顔をしている。
僕もいい加減、疲れたし、腹も減った。
しかし、まわりの草原を見渡しても食べれそうなものは無い。
「城の中へ入って、何か食べ物を探してみるか?」
僕は提案した。何か食料があるとすれば、この城の中だろう。
「大丈夫でしょうか・・・?この城の存在は、怪しすぎると思います。あの翼を生やした女の子の、何かの罠かもとも思えるんです。この草原の世界に連れ込んだのも、あいつですし・・・。」
千歳ちゃんは不安げに言う。
その可能性は大いにある。・・・だが・・・。
「僕もその可能性は高いと思う。だけど、あの女の子は、君達二人には敵意があったみたいだけど、僕には敵意がなさそうだった。僕に襲いかかって来た時も、僕には攻撃する気が無いような、まるで、僕と会えて嬉しいと言わんばかりの顔だったし、僕に殴られた時は、どうして僕に殴られたか分からない様な顔をしていた。つまり、あの子は僕らを知っている。僕と君達はお互い、妹だったり従兄弟だったり、お互いの事知らない人同士だったり認識がまるで違うのに、あの子は僕ら3人の事知っていたんだ。あの子は、多分、僕らのこの不思議な境遇の訳の手がかりになると思う。だから、もう一度、あの子と会うべきと思う。」
僕が話すと千尋ちゃんは不安な顔、千歳ちゃんは難しいそうな顔をした。
「・・・確かに、あの子が、私達の事知っているかもしれませんね・・・うん・・・」
むー・・・と唸って考え込む千歳ちゃん。
「・・・危ないんじゃないかな・・・ちょっと怖いよ、お兄ちゃん」
まだ、不安が解けない様子の千尋ちゃん。
「・・・まあ、また会えたらの話さ。それよりも、メシをだな・・・」
と、僕が言いかけると、突然雨が振りだした。ただの雨じゃない。滝の様な激しい土砂降りだ。
「わー!何なんですか!?急にっ!」
「冷たい!酷い雨だよ!」
突然の雨に二人も驚く。制服が破かれ、下着が露出している千尋ちゃんは寒そうだ。
どこか、雨宿りが出来る場所を見回して探したが、このだだっ広い草原の中、どこにも雨宿りが出来る屋根なんて無かった。
「二人とも、城門の中に入ろう!、雨宿りはそこで出来る!」
僕は提案する。怪しい場所に入るには気が乗らないが仕方がない。
「・・・えっ・・・でも、」
千尋ちゃんは躊躇する。
「仕方がないです。中に入りましょう!」
千歳ちゃんは千尋ちゃんと僕の手を握った。
「よし、入るぞ!、二人とも、警戒はしつつ入るぞ!」
「・・・うん!」
「はい!」
僕らは注意を凝らしつつも、城門の中に入ったのだった。
「どうだった?お兄ちゃん?」
「誰も居ないみたいだ・・・。無人だよ・・・。」
「うーん、怪しい場所ですね・・・。本当にどこなんでしょうね・・・ここは・・・この草原と言い、この城と言い・・・」
疲れた顔をする千歳ちゃん。腹をぐう!と大きく唸らせた。
「ひゃっ・・・!これは失礼しました。お腹空いちゃったもので・・・」
千歳ちゃんは顔を真っ赤に染める。
日頃、あんだけセクハラめいた事しているのに、お腹の音には羞恥心を感じるのか・・・。
「・・・私もお腹空いちゃったなあ、お兄ちゃん・・・」
千尋ちゃんも、どこか疲れた顔をしている。
僕もいい加減、疲れたし、腹も減った。
しかし、まわりの草原を見渡しても食べれそうなものは無い。
「城の中へ入って、何か食べ物を探してみるか?」
僕は提案した。何か食料があるとすれば、この城の中だろう。
「大丈夫でしょうか・・・?この城の存在は、怪しすぎると思います。あの翼を生やした女の子の、何かの罠かもとも思えるんです。この草原の世界に連れ込んだのも、あいつですし・・・。」
千歳ちゃんは不安げに言う。
その可能性は大いにある。・・・だが・・・。
「僕もその可能性は高いと思う。だけど、あの女の子は、君達二人には敵意があったみたいだけど、僕には敵意がなさそうだった。僕に襲いかかって来た時も、僕には攻撃する気が無いような、まるで、僕と会えて嬉しいと言わんばかりの顔だったし、僕に殴られた時は、どうして僕に殴られたか分からない様な顔をしていた。つまり、あの子は僕らを知っている。僕と君達はお互い、妹だったり従兄弟だったり、お互いの事知らない人同士だったり認識がまるで違うのに、あの子は僕ら3人の事知っていたんだ。あの子は、多分、僕らのこの不思議な境遇の訳の手がかりになると思う。だから、もう一度、あの子と会うべきと思う。」
僕が話すと千尋ちゃんは不安な顔、千歳ちゃんは難しいそうな顔をした。
「・・・確かに、あの子が、私達の事知っているかもしれませんね・・・うん・・・」
むー・・・と唸って考え込む千歳ちゃん。
「・・・危ないんじゃないかな・・・ちょっと怖いよ、お兄ちゃん」
まだ、不安が解けない様子の千尋ちゃん。
「・・・まあ、また会えたらの話さ。それよりも、メシをだな・・・」
と、僕が言いかけると、突然雨が振りだした。ただの雨じゃない。滝の様な激しい土砂降りだ。
「わー!何なんですか!?急にっ!」
「冷たい!酷い雨だよ!」
突然の雨に二人も驚く。制服が破かれ、下着が露出している千尋ちゃんは寒そうだ。
どこか、雨宿りが出来る場所を見回して探したが、このだだっ広い草原の中、どこにも雨宿りが出来る屋根なんて無かった。
「二人とも、城門の中に入ろう!、雨宿りはそこで出来る!」
僕は提案する。怪しい場所に入るには気が乗らないが仕方がない。
「・・・えっ・・・でも、」
千尋ちゃんは躊躇する。
「仕方がないです。中に入りましょう!」
千歳ちゃんは千尋ちゃんと僕の手を握った。
「よし、入るぞ!、二人とも、警戒はしつつ入るぞ!」
「・・・うん!」
「はい!」
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