身の覚えの無い妹が出来てしまった。しかも、誰も存在を認知できないんだから驚きだ!いやーどうしよう、HAHAHAHAHA!!・・・どーすんのよ、マジで・・・。
68.「突入したゴーレム達があっという間に斬り捨てられ吹き飛んだ。 」
思わず瞬き、その後視界に入ったのは、千歳ちゃんと少女が斬りあっている所だった。
「■■■■っ!!■■■■っ!!」
「どうした、どうした?踏み込みが甘いですよ!」
千歳ちゃんは少女とゴーレム達を相手にしても引かず、寧ろ、少女とゴーレム達を圧倒するかの様に戦っていた。
「ほらほらほらほら!」
「■■■!■■■!」
調子づいて旗を振り回す千歳ちゃんに、苦渋の表情で、それを捌く少女。
実力の差ははっきりと分かる。
「■■■■!」
少女がまた叫ぶと地面から無数のゴーレム、ゴーレム、ゴーレム。そしてゴーレムが湧き出た。
その無数のゴーレムの中には、明らかに、今までのゴーレムより二倍は大きい奴や、さらに
「なんじゃありゃあ!」
「ひえっ!おっきい・・・!」
僕らの住むアパートより、ゆうに大きいゴーレムまでも現れた。
「千歳ちゃん!逃げよう!」
「いえ、お兄さん!大丈夫です!」
キリッと微笑んで千歳ちゃんは断る。
「何となく大丈夫な気がするんです!多分、あのおっきいのにも勝てます!それに、逃げ場なんて無いですよ」
周囲を見渡すと、ゴーレム達が僕らを包囲していた。
「■■■!」
少女が号令をかけ、ゴーレム達が千歳ちゃんに殺到した。
「千歳ちゃん!」
「大丈夫、多分いけます、それっ!」
千歳ちゃんが旗を一降りすると、旗の先から赤い光弾が発射されて3~4体のゴーレムが吹き飛んだ。
「やっぱり出ると思ったんです」
千歳ちゃんははしゃいでいる。
もう、色々おかしな事ばかり起きているのだ。光弾ぐらい出るだろう。
「ほらほらほらほらほらほらほらほら!」
千歳ちゃんがブンブン昇り旗を振り回す度に赤い光弾が発射され、五十、百体もののゴーレム達が吹き飛ばされる。
「ググググー!!」
ビルの様にデカいゴーレムが腕を振りかぶった。
千歳ちゃんに殴りかかるつもりの様だった。
「おっと!」
千歳ちゃんはタイミング良く、その殴り付けてきたゴーレムの腕を跳躍して避けた。
その跳躍した高さは3メートル、5メートル、10メートルと、人間離れした高さになっていき、
「それっ!」
と巨大ゴーレムの頭を昇り旗で殴り付けた。
「グググ・・・!」
巨大ゴーレムは、一度怯むも、また、千歳ちゃんを殴りかかろうとするが、千歳ちゃんはそれを避け、巨大ゴーレムの身体中に飛び回り、斬撃を与える。
そこには女子校生離れした空中戦が繰り広げられていた。
そんな風に、千歳ちゃんの戦いぶりを見ていると、ゴウッと風を切る音がなり、僕の目の前に人影が表れた。
その人影、それは僕らと対峙している黒服の少女だった。
「■■■■!!」
黒服の少女は僕の肩を両腕で掴む。まるで離さないと言わんばかりに
「しまった!」
千歳ちゃんはこちらの様子に気づいたらしく、僕の方へ向かおうとするも、巨大ゴーレムがそれを阻む。
「このぉーーーー!邪魔しないでよぉーーーー!」
巨大ゴーレムはその大きな体を利用して千歳ちゃんの邪魔をするぐらいには素早く、千歳ちゃんは僕の方へやって来れない様だった。
「■■■■っ!■■■■■■■っ!」
黒服の少女は僕へ何かを言っている。
その表情は敵意はさらさら無く、どこか、嬉しそうで切なげだった、そして、
ぎゅう、と僕の体を抱き締めた。
「なっ、ななっ!」
僕は混乱する。
いきなり敵対しているだろう少女に抱き締められた事に。
「■■■■・・・、■■■■■■■・・・?」
何やら、悲しそうな顔で僕を見る少女。
「何だ?一体・・・。どうしたんだって言うんだ・・・?」
僕はただ困惑するだけしか出来ない。
「■■■・・・。」
困惑している僕を見かねたのか、少女は意を決した様な表情をした。
その頬はどこかしら、ほんのり赤みを帯びている気がする。
「■■■・・・」
少女は目を瞑ったかと思うと、僕の顔の方へ、唇を突きだして来た。
「えっ・・・、お兄さんに何をーっ・・・」
遠くで千歳ちゃんの声が聞こえる。
僕は少女の唇を避けようとしたが、顔を両手で抑えられる。
絶対絶命という奴だった。
「■■■■っ!!■■■■っ!!」
「どうした、どうした?踏み込みが甘いですよ!」
千歳ちゃんは少女とゴーレム達を相手にしても引かず、寧ろ、少女とゴーレム達を圧倒するかの様に戦っていた。
「ほらほらほらほら!」
「■■■!■■■!」
調子づいて旗を振り回す千歳ちゃんに、苦渋の表情で、それを捌く少女。
実力の差ははっきりと分かる。
「■■■■!」
少女がまた叫ぶと地面から無数のゴーレム、ゴーレム、ゴーレム。そしてゴーレムが湧き出た。
その無数のゴーレムの中には、明らかに、今までのゴーレムより二倍は大きい奴や、さらに
「なんじゃありゃあ!」
「ひえっ!おっきい・・・!」
僕らの住むアパートより、ゆうに大きいゴーレムまでも現れた。
「千歳ちゃん!逃げよう!」
「いえ、お兄さん!大丈夫です!」
キリッと微笑んで千歳ちゃんは断る。
「何となく大丈夫な気がするんです!多分、あのおっきいのにも勝てます!それに、逃げ場なんて無いですよ」
周囲を見渡すと、ゴーレム達が僕らを包囲していた。
「■■■!」
少女が号令をかけ、ゴーレム達が千歳ちゃんに殺到した。
「千歳ちゃん!」
「大丈夫、多分いけます、それっ!」
千歳ちゃんが旗を一降りすると、旗の先から赤い光弾が発射されて3~4体のゴーレムが吹き飛んだ。
「やっぱり出ると思ったんです」
千歳ちゃんははしゃいでいる。
もう、色々おかしな事ばかり起きているのだ。光弾ぐらい出るだろう。
「ほらほらほらほらほらほらほらほら!」
千歳ちゃんがブンブン昇り旗を振り回す度に赤い光弾が発射され、五十、百体もののゴーレム達が吹き飛ばされる。
「ググググー!!」
ビルの様にデカいゴーレムが腕を振りかぶった。
千歳ちゃんに殴りかかるつもりの様だった。
「おっと!」
千歳ちゃんはタイミング良く、その殴り付けてきたゴーレムの腕を跳躍して避けた。
その跳躍した高さは3メートル、5メートル、10メートルと、人間離れした高さになっていき、
「それっ!」
と巨大ゴーレムの頭を昇り旗で殴り付けた。
「グググ・・・!」
巨大ゴーレムは、一度怯むも、また、千歳ちゃんを殴りかかろうとするが、千歳ちゃんはそれを避け、巨大ゴーレムの身体中に飛び回り、斬撃を与える。
そこには女子校生離れした空中戦が繰り広げられていた。
そんな風に、千歳ちゃんの戦いぶりを見ていると、ゴウッと風を切る音がなり、僕の目の前に人影が表れた。
その人影、それは僕らと対峙している黒服の少女だった。
「■■■■!!」
黒服の少女は僕の肩を両腕で掴む。まるで離さないと言わんばかりに
「しまった!」
千歳ちゃんはこちらの様子に気づいたらしく、僕の方へ向かおうとするも、巨大ゴーレムがそれを阻む。
「このぉーーーー!邪魔しないでよぉーーーー!」
巨大ゴーレムはその大きな体を利用して千歳ちゃんの邪魔をするぐらいには素早く、千歳ちゃんは僕の方へやって来れない様だった。
「■■■■っ!■■■■■■■っ!」
黒服の少女は僕へ何かを言っている。
その表情は敵意はさらさら無く、どこか、嬉しそうで切なげだった、そして、
ぎゅう、と僕の体を抱き締めた。
「なっ、ななっ!」
僕は混乱する。
いきなり敵対しているだろう少女に抱き締められた事に。
「■■■■・・・、■■■■■■■・・・?」
何やら、悲しそうな顔で僕を見る少女。
「何だ?一体・・・。どうしたんだって言うんだ・・・?」
僕はただ困惑するだけしか出来ない。
「■■■・・・。」
困惑している僕を見かねたのか、少女は意を決した様な表情をした。
その頬はどこかしら、ほんのり赤みを帯びている気がする。
「■■■・・・」
少女は目を瞑ったかと思うと、僕の顔の方へ、唇を突きだして来た。
「えっ・・・、お兄さんに何をーっ・・・」
遠くで千歳ちゃんの声が聞こえる。
僕は少女の唇を避けようとしたが、顔を両手で抑えられる。
絶対絶命という奴だった。
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