身の覚えの無い妹が出来てしまった。しかも、誰も存在を認知できないんだから驚きだ!いやーどうしよう、HAHAHAHAHA!!・・・どーすんのよ、マジで・・・。
35.「そろそろお風呂、お借りしたいんですけど・・・」
ゲームを片付けている中、自称従兄弟は風呂を要求した。
「ああ、いいよ。入ったら良い、ただ下着は洗濯籠の中に入れて上から脱いだ衣服を被せておいてくれよ?僕に見られたくなかったら。」
「・・・はい・・・!」
自称従兄弟は顔を赤らめて言った。
・・・これでもセクハラにならない様に配慮して言ったつもりだが・・・。
「こいつはいつもてきとーに籠の中に下着を放り込んで、いつも僕の目に毒を盛っているからなあ」
僕は自称妹の肩を叩いた。
「だ、だって、今まで一緒に暮らして来たもの!別に見られたって普通だもの!」
自称妹も顔を赤らめて言った。
今のはデリカシーが無かった発言だろうか?。まあいいか。
「だ、大丈夫・・・です。その、千歳さんの洗濯物見ない様に私がお兄ちゃんを見張っておくから・・・」
自称妹が僕の袖を掴んで言った。
「見ない、見ないから」
何か僕が下着観察の常習者みたいな事言うなよ。
「あはは、任せるよ、千尋さん」
自称従兄弟はにこりと笑って、着替えの服を持って風呂場へ行った。
「・・・おい、千尋ちゃん」
「何?お兄ちゃん?」
「あんまり千歳ちゃんが身構えそうな事言うなよ?一歩間違えばセクハラだ。お兄ちゃん、警察のお世話になってしまうよ」
「大丈夫だよ。他の人から見えないし」
確かにそれもそうか。
「そうなんだが、これから一緒に住むという人に警戒を与える様な事はなあ」
「うーん、そうだね。お兄ちゃん。ごめんなさい。」
自称妹はぺこりと頭を下げた後、突然僕に抱きついてきた。
「な、何だ?何だ?」
「ごめんなさいお兄ちゃん。」
自称妹は胸の中で僕に詫びる。
「何だよ?ごめんなさいって?」
「だって、だって・・・。私、こうしていたいんだもの。ごめんなさい。」
「???」
いまいち会話の要領が掴めない。
「お兄ちゃんと二人きりの生活が壊されそうで怖いの」
と僕の服をぎゅうと握る自称妹。
「お兄ちゃんと二人きりだった方が良いのに」
自称妹はさらに僕に体重をかけて僕は押し倒されてしまった。
「おい!千尋ちゃん!」
僕が制止するものの自称妹は体をどかさない。
「だってだってだって!嫌だ嫌だ嫌だ!お兄ちゃんと二人きりで居たいもの!嫌だ!」
僕の胸に顔をグリグリ押し込んで悲しそうに喚く。
「ここは私とお兄ちゃんの家だもの。お兄ちゃんの妹は私だけだもの。」
いや、僕は君の兄貴に成った覚えはないんだが。
仕方ないあやしてやるか。
この状態を自称従兄弟に見られたら、大変だぞ。
「まあ、人生、想定外の事は起こるものさ」
知った風な事を言ってみた。
僕の胸から顔を上げて僕を見る自称妹。
「それはそうとして、僕はここにいるのだし、君もここに居るわけだし、という事は一緒に居るという事だ。今は、まあ、それで良しとしないか?」
そんな風に提案してみた。
「・・・・・・」
自称妹はただ僕を見つめている。
ただ見つめてた後で口を開いた。
「あの人が居ても私とお兄ちゃんは変わらない?」
「まあ、変わらないんじゃないかな?」
「・・・・・・だったら良いよ。私、今まで通りお兄ちゃんと過ごすから。何も変わらずに。いいよね?」
「ああ、いいよ」
適当に同意してやった。
「うん・・・それなら良いや・・・それなら・・・」何か納得した様に自称妹は頷きながら僕を抱きしめ続けるのだった。
「ああ、いいよ。入ったら良い、ただ下着は洗濯籠の中に入れて上から脱いだ衣服を被せておいてくれよ?僕に見られたくなかったら。」
「・・・はい・・・!」
自称従兄弟は顔を赤らめて言った。
・・・これでもセクハラにならない様に配慮して言ったつもりだが・・・。
「こいつはいつもてきとーに籠の中に下着を放り込んで、いつも僕の目に毒を盛っているからなあ」
僕は自称妹の肩を叩いた。
「だ、だって、今まで一緒に暮らして来たもの!別に見られたって普通だもの!」
自称妹も顔を赤らめて言った。
今のはデリカシーが無かった発言だろうか?。まあいいか。
「だ、大丈夫・・・です。その、千歳さんの洗濯物見ない様に私がお兄ちゃんを見張っておくから・・・」
自称妹が僕の袖を掴んで言った。
「見ない、見ないから」
何か僕が下着観察の常習者みたいな事言うなよ。
「あはは、任せるよ、千尋さん」
自称従兄弟はにこりと笑って、着替えの服を持って風呂場へ行った。
「・・・おい、千尋ちゃん」
「何?お兄ちゃん?」
「あんまり千歳ちゃんが身構えそうな事言うなよ?一歩間違えばセクハラだ。お兄ちゃん、警察のお世話になってしまうよ」
「大丈夫だよ。他の人から見えないし」
確かにそれもそうか。
「そうなんだが、これから一緒に住むという人に警戒を与える様な事はなあ」
「うーん、そうだね。お兄ちゃん。ごめんなさい。」
自称妹はぺこりと頭を下げた後、突然僕に抱きついてきた。
「な、何だ?何だ?」
「ごめんなさいお兄ちゃん。」
自称妹は胸の中で僕に詫びる。
「何だよ?ごめんなさいって?」
「だって、だって・・・。私、こうしていたいんだもの。ごめんなさい。」
「???」
いまいち会話の要領が掴めない。
「お兄ちゃんと二人きりの生活が壊されそうで怖いの」
と僕の服をぎゅうと握る自称妹。
「お兄ちゃんと二人きりだった方が良いのに」
自称妹はさらに僕に体重をかけて僕は押し倒されてしまった。
「おい!千尋ちゃん!」
僕が制止するものの自称妹は体をどかさない。
「だってだってだって!嫌だ嫌だ嫌だ!お兄ちゃんと二人きりで居たいもの!嫌だ!」
僕の胸に顔をグリグリ押し込んで悲しそうに喚く。
「ここは私とお兄ちゃんの家だもの。お兄ちゃんの妹は私だけだもの。」
いや、僕は君の兄貴に成った覚えはないんだが。
仕方ないあやしてやるか。
この状態を自称従兄弟に見られたら、大変だぞ。
「まあ、人生、想定外の事は起こるものさ」
知った風な事を言ってみた。
僕の胸から顔を上げて僕を見る自称妹。
「それはそうとして、僕はここにいるのだし、君もここに居るわけだし、という事は一緒に居るという事だ。今は、まあ、それで良しとしないか?」
そんな風に提案してみた。
「・・・・・・」
自称妹はただ僕を見つめている。
ただ見つめてた後で口を開いた。
「あの人が居ても私とお兄ちゃんは変わらない?」
「まあ、変わらないんじゃないかな?」
「・・・・・・だったら良いよ。私、今まで通りお兄ちゃんと過ごすから。何も変わらずに。いいよね?」
「ああ、いいよ」
適当に同意してやった。
「うん・・・それなら良いや・・・それなら・・・」何か納得した様に自称妹は頷きながら僕を抱きしめ続けるのだった。
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