話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

身の覚えの無い妹が出来てしまった。しかも、誰も存在を認知できないんだから驚きだ!いやーどうしよう、HAHAHAHAHA!!・・・どーすんのよ、マジで・・・。

がおー

18.「明日は早い、もう寝る。」

と僕は自称妹に言った。

このよくわからん妹の事や夜の町を探しまわったりして、ほとほと僕は疲れていたのだ。

「そ、そう?。じゃあ私も寝るかな」

「・・・別に家主に合わさなくて良いんだぞ?。好きに起きていれば良い。」

「ううん、お腹一杯になっちゃったし、眠くなってきちゃった。」

自称妹はふああと欠伸をして見せ

「お布団、用意するね」

と、押し入れから布団を取り出した。

そういえば僕の万年床の布団が無くなっていたが、押し入れに収納されていたようだ。いつの間にかに。

自称妹は敷き布団を居間のちゃぶ台をどかし、一枚引き、そして二枚を引き、

二組の枕と掛け布団を敷き布団に載せて・・・いや、待て。

「・・・君は・・・千尋ちゃんはどこに寝るの?」

「・・・え?ここだよ、お兄ちゃん。・・・それと『ちゃん』付けはいらないったら」

「ここ?布団並べて?僕と君で?」

「うん」

自称妹はこくんと頷いた。

本気で同衾するつもりらしい。

いやいやいやいや、それは不味いだろう。いくら、こんなガキンチョとは言え、寝床を共にするの意がわからない年でもないだろうに。

頭おかしいんじゃないか。

「僕はキッチンで寝るわ」

僕はそう言って敷き布団を持ち上げた。

「ええっ!?どうして??」

「どうしてもこうしても、わからないのか?」

「わからないのかって・・・何が?」

「何が・・・って、ほらっ、君の様な若い子と一緒に寝るわけにはいかないよ。」

と僕が言うと自称妹はけらけら笑い

「何言っているの?毎日私達、一緒に寝ていたんだよ?」

と自称妹は言った。

「いやいやいやいや、絶対おかしい。というか、僕は妹なんて居た試しがないし!」

「・・・お兄ちゃん・・・」

自称妹は悲しそうな目で僕を見た。

「流石にこれは譲れないぞ!駄目なもんは絶対駄目だ!いいね。」

と自称妹に言うと自称妹は

「うん・・・」

と力なく答えた。

「身の覚えの無い妹が出来てしまった。しかも、誰も存在を認知できないんだから驚きだ!いやーどうしよう、HAHAHAHAHA!!・・・どーすんのよ、マジで・・・。」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「現代ドラマ」の人気作品

コメント

コメントを書く