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身の覚えの無い妹が出来てしまった。しかも、誰も存在を認知できないんだから驚きだ!いやーどうしよう、HAHAHAHAHA!!・・・どーすんのよ、マジで・・・。

がおー

2.「おかえりなさい、お兄ちゃん。今日もお疲れ様」

と言って少女は僕の胸の中でぎゅ~っと抱きついてる。

お兄ちゃん?僕に妹など居ない!。

「ちょっと待て、君は誰だ」

と僕は少女に問いかけると

「・・・えっ?お兄ちゃんの可愛い可愛い妹だよ?」

と首をかしげて自称妹は言った。

「いやいや、僕に妹なんて居ない、悪戯なら出て言ってくれ、僕は疲れてるんだ」

と自称妹の腕を掴むと

「いたっ」

と自称妹は小さく悲鳴を上げた

待てよ・・・今ここで何か騒ぎを起こして誰かがやってきたら、いたいけな女子中高生に乱暴を振るう男の図の様に傍からは見えるのではないか?

そう思うと、背筋にぞくりとした悪寒が走り、慌てて僕は自称妹の腕を放した。

「もう、いきなり酷いよ、痛かったんだから・・・」

自称妹は僕を見つめながらぷりぷりと頬を膨らます。

僕を見るその瞳は、まるで本当の肉親を見ているかのような、無防備さがあり、僕は困惑してしまった。

ほらっ、早く、晩御飯出来ているんだから・・・

と自称妹は台所を指差す。

そこには何か調理したと思われる鍋が鎮座していた。

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