話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

犬女ちゃん -見た目は美少女、知能は犬並みー(旧題:犬女ちゃんとピュアハート)

ウロノロムロ

犬女ちゃんと海水浴(4)

海でみんなは、
思い思いの時間を過ごしていた。


夏希はトレーニングと称して、
海で遠泳をしている。


お嬢様と生徒会長は、セレブらしく
ビーチパラソルの下で
ビーチチェアに座り、
優雅なひとときを過ごしている。




犬女ちゃんは、
砂浜でちびっ子達と
砂遊びをしている。


穴を掘るのが
大の得意である犬女ちゃんは、
深く穴を掘って、
その穴にちびっ子が入って遊んだり、
掻き出した砂でちびっ子が
山をつくって遊んだりしている。


愛ちゃんも妹達と一緒に
砂遊びをしている。
こういうところはまだ
子供らしさを残していて、
純心は安心する。




純心母も犬女ちゃんと一緒に、
ちびっ子達と遊んであげている。


そんな光景を見ていると、
純心も小さい頃、海に来て
同じように一緒に
遊んでいたことを思い出す。


小さい頃の思い出の中には、
最近だんだん母の姿も
出て来るようになって来ている。


楽しいときの記憶は、
身体への影響も問題ないようだ。


-


「スイカいっぱい持って来たから、
スイカ割りをしようよー」


夏希はみなにそう呼びかける。
両手いっぱいにスイカを抱えて運ばされている純心。


ちびっ子達は、はしゃいで、
目隠しをして、棒を振り回した。
しつこく何度も、何度もチャレンジする。


女子高生トリオと愛ちゃんも挑戦する。


しかし一番スイカ割りが得意なのは、
犬女ちゃんだった。


人間よりはるかに優れた嗅覚をしている
犬女ちゃんは目隠しをされたところで、
まったく問題ない。


「お前、もう特技スイカ割りでいいな」


純心がそう言うほどで、
一度も外すことがなかった。




スイカがなくなると、
犬女ちゃんが掘った穴に、
純心が顔だけ出して埋められ、
頭上の風船を割る
というルールに変更された。
男子が純心しかいないので、
これはしょうがない。


目隠しをした犬女ちゃんが、
純心の顔目がけて走って来る。


ここまで百発百中の犬女ちゃんが、
外すわけはないと安心していた純心だが、
思い切り棒で顔を叩かれた。


犬女ちゃんが目標を間違えたわけではなく、
風船を割るというのが
ちゃんと伝わっていなかったようだ。


犬女ちゃんは、謝るように
棒で叩いてしまった純心の顔を
ペロペロ舐めてくれている。
純心は当然、可愛いので許した。




海で食べるスイカは
何故かいつもより美味しい。
割ったスイカが残らないよう
最後まで食べていた
犬女ちゃんとちびっ子達は、
ぽんぽんがいっぱいになったようで、
お腹を大きく膨らませていた。


そんな姿も可愛らしい
犬女ちゃんとちびっ子達。


-


「こちらには、ビーチバレーのネットがありますよ」


お嬢様が教えてくれたので、
みんなでビーチバレーを
やろうということになる。


夏希は、はりきって頑張っていた。
生徒会長も頑張ってはいたが、
運動部との差は明白だ。
やはり夏希には汗がよく似合う。


お嬢様は、案の定すぐバテていたし、
愛ちゃんも中学生の体力では、
差が歴然としていた。




犬女ちゃんも頑張っている。
持ち前の俊敏性を活かして、よく動き回っている。
前脚を揃えて、レシーブすることはあまりなかったが、
物理的に頭を使った
レシーブとトスはなかなかよかったし、
思いっきり飛び上がって、
頭で打つスパイクはなかなか威力があった。
ビーチバレーで物理的に頭を使ったプレイが
有りなのかはよくわからなっかたが。




しかし、ここでも一番
はりきっていたのは純心母だった。
熟女とは思えない動きで、
現役体育会女子の夏希以上に、
キレのある動きをしていた。
スタミナもほぼ無尽蔵。


輝く太陽の下、
高い打点まで跳躍して、
しなやかに美しい孤を描き、
腕を振る。


『一体この人、向こうで何やってんだよ』


純心は母について疑問に思わざるを得ない。




ちびっ子達も純心母と犬女ちゃんに
声援を送っている。
普段自分立ちの世話をしてくれる
よく知る人がかっこよくて
興奮しているみたいだ。




「やっぱ、おばさんかっこいいなー
私もおばさんみたいになりたいなー」


夏希も、まるで男児がヒーローに憧れるような
キラキラ瞳を輝かせて、純心母を見ている。


「それだけはやめとけって」


純心は即答する。苦笑しながら。


将来、ほぼ全裸の熟女になった夏希の姿を
見せられるのはちょっとゾッとしない。
その頃までに自分が熟女好きになっていれば別だが。


そもそも、いつまでみんなで
こうしていられるのだろうか。
女子高生トリオもいずれ
誰かと結婚したりするのだろうが、
そのときもまだみんなでこうして
海に来られたりするのだろうか。


そんなことを考える純心だったが、
まだ高校生の純心には、
ちょっとよく想像が出来なかった。











「犬女ちゃん -見た目は美少女、知能は犬並みー(旧題:犬女ちゃんとピュアハート)」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く