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犬女ちゃん -見た目は美少女、知能は犬並みー(旧題:犬女ちゃんとピュアハート)

ウロノロムロ

犬女ちゃんと水着(2)

「まさか、純心にこんな綺麗で可愛い
お友達がたくさんいるとはねぇ。」


純心母に挨拶を済ませた女子達は、
犬女ちゃんを含めた女性五人で、
女子会と称してティータイムを過ごしていた。
約一名を『女の子』に含めていいのかは疑問だが。


「あんた、これじゃまるで
ハーレム状態じゃないか。
隅に置けないもんだねぇ、まったく。
これで一人暮しじゃぁ、
あたしも心配になっちまうねぇ」


純心母は純心を冷やかして笑った。


犬女ちゃんと二人で
住まわせている時点で、
心配するべきだろ、
と純心は思う。


もともと純心母は男前な性格なので、
実際はあまり気にしてはいない。
若い男の子はやんちゃなぐらいが
ちょうどいいと思っているタイプだ。


「いえいえ、おば様こそ、
お綺麗で素敵ですわ」
「そうそう、おばさん昔から
スタイルもいいんだよねー」
「私もおば様のような大人の女性に
なりたいものでしてよ」


若くはないが、
純心母もなかなかの美人である。
夏希の言う通り、
スタイルもよく、
大人の色気がある。


「もうやだよこの娘達ったら、
口が上手いんだから。
あんた達みたいな若い子と
同じってわけにはいかないさね。」


若い娘に褒められて
かなり気を良くしている純心母。




妙な盛り上がりをみせる
女性陣は放っておいて、
純心は一人、
台所でコーヒーを入れる。


『やれやれ』
『最近こういうのにも
慣れつつある自分がこわい』


コーヒーを飲んで一息入れ、
改めて女性陣のほうを見ると。




母親がスクール水着を着ていた。


純心は飲んでいた
コーヒーを吹き出した。


『ばばあ!いい年して何やってんだよ!』
『もう完全にあやしい熟女専門店みたいに
なってるじゃねえかよ!』




「おば様、お似合いですわ。」


お嬢様の曇りなき目には、
そうは見えていなかった。




「いいねえ、
旦那がこういうの、喜びそうだよ」


『息子の前でそういう話すんの
やめてもらえますか!』
『お前ら夫婦、人のこと言えねえだろ!』




「こういうのは、
その辺で売ってないからねえ。」


『なんで買う気なんだよ!』
『そりゃ一般の水着売り場に、 
スクール水着を売っているはずねーだろ!』




「それでしたら、
もし私のお古でもよろしければ、
さしあげますわ。」


お嬢様はもっといろいろ
違ったことに気をつかったほうがいい。




「そうかい?すまないねえ。恩に着るよ。
じゃぁ、戻ったら早速使わせてもらうよ。」


『それもう使うところ
変わっちゃってますよね!!』




「ご夫婦で泳ぎに行かれるのですね?
仲がよろしくて素敵ですわ。」


お嬢様には泳ぐ際に使う以外の発想はない。




「そうさね。
いろいろなところを泳ぐからね。」


純心母はニヤリと笑った。


『もうやめてー!やめてあげてー!』




結局、純心母がスクール水着を
何に使うか明らかにされることはなかった。




いつもの四人でもボケ役しかいないのに、
まさか母までもが強力なボケにまわると
思っていなかった純心は、
ツッコミが追いつかなくて大変なのであった。



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