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犬女ちゃん -見た目は美少女、知能は犬並みー(旧題:犬女ちゃんとピュアハート)

ウロノロムロ

犬女ちゃんと水着(1)

「ねぇ、暑いからさぁ、
みんなでプールにでも行こうよー」


純心の家には夏希が遊びに来ていた。


「犬女はプールはダメだろ、
入場させてもらえないだろう。」
「今度みんなで海に行くことにしたんだからさ、
それまでは我慢しろって。」


純心の返事に頬っぺたを膨らませる夏希。




「そう言えば、
犬女ちゃんの水着ってどうすんの?」


夏希は暇そうに伸びをしながら尋ねた。
夏希にじゃれている犬女ちゃんも、
真似をして伸びをしてみせた。


「そもそもさあ、
犬女って水着いるのか?
普段から露出が高い服着てるんだから、
そのまま海に入ればよくないか?」


「ワンピースの水着とかだと、
もう普段のほうが露出が高いって
ことになるじゃんか」


「ダメだよそんなのー
やっぱ生地とかいろいろ違うじゃん。
水吸ったら重くなるし、可哀想じゃん!」


夏希は、また犬女ちゃんに
着せ替えさせて楽しみたいと企んでいた。


「遥ちゃんと会長に、
犬女ちゃんの水着、
どんなのがいいか聞いてみよーっと」


夏希はLINEで
お嬢様と生徒会長に聞いてみた。




夏希からのLINEを見て、
お嬢様は純心の家に飛んで来た。


「もしよろしければと思いまして、
犬女さんに差し上げたい
私の水着を持ってまいりましたの。」


「よろしければ、
サイズが合うか着てみてください。」


そう言ってお風呂場で犬女ちゃんの
お着替えをさせるお嬢様。


純心は嫌な予感しかしなかった。
こういうときのお嬢様は、
大抵何かやらかす。


案の定、
犬女ちゃんが着させられたのは
スクール水着だった。
紺色で、胸に『はるか』と
名前が付いているやつだ。


純心は吹き出した。


「まぁ可愛らしくて、素敵ですわ」


純心は頭が痛いが、
お嬢様的には大満足らしい。




夏希からのLINEを見て、
生徒会長も居ても立っても
いられなくなったようで、
純心の家に押しかけて来た。


「私は水着をすでに
下に着て来ておりましてよ。」
「やはり殿方を無駄に扇情するような
水着はよろしくなくてよ。」


生徒会長が服を脱ぎ捨て、
ドヤ顔で堂々と見せつけたのは、
やはりスクール水着だった。
紺で、胸の白い布に『かおる』と書いてある。


『セレブの間でスク水流行ってんのかい!』


純心は、生徒会長がお嬢様と
同レベルであることを悟った。




そこに自分の部屋で仕事をしていた
純心母がリビングに様子を見に来る。


「随分盛り上がってるみたいだけど、
あんた達一体何やってるんだい?」


リビングにいたのは、
スクール水着姿の犬女ちゃん、
スクール水着姿の生徒会長、
夏希とお嬢様。


「純心!あんた、まさか!」


女子と何をしているんだと、
怒られるのを覚悟する純心。


「そんな趣味が…」


母も若干驚くポイントがずれていた。


「ち、違う、違う、
み、みんなで海に行くことになって、
い、犬女ちゃんの水着を
どうするかという話で…」


顔を真っ赤にして、
純心はしどろもどろになって言い訳をした。


「いいんだよ、純心。
いろいろ人には言えない
好みってのもあるさね。」


母親にマニアックな性癖があると、
勘違いされる純心。


「そ、そうじゃないんだー!」

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