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犬女ちゃん -見た目は美少女、知能は犬並みー(旧題:犬女ちゃんとピュアハート)

ウロノロムロ

犬女ちゃんと夢

犬女ちゃんは夢を見ていた。
大好きなおばあちゃんが
優しく頭を撫でて、抱きしめてくれる。


一緒にお散歩に行って、
一緒にご飯を食べて、
お風呂に入れてもらって、
大好きなおばあちゃんに
抱きしめてもらいながら寝る。


よかった。
おばあちゃんは死んでなかった。
おばあちゃんが死んだことも、
その後のことも全部夢だったんだ…。






犬女ちゃんが目覚めると、
優しいぬくもりに抱かれていた。
「あら、目が覚めたの?」
知らないおばさんが、
犬女ちゃんの泥まみれの体を洗って、
きれいにしてくれていた。


おばさんからは、大好きだったおばあちゃんと
そっくりな匂いがして、まるでおばあちゃんに
抱かれているみたいだった。


そしておばさんの手はとても優しくて、
暖かくて、撫でられるととても気持ちがよかった。




犬女ちゃんは、おばさんの家の前で倒れていた。
おばさんは倒れている犬女ちゃんを見つけて、
家まで運んで来てくれたのだ。


おばさんは犬女ちゃんにとても優しくしてくれた。


犬女ちゃんがお風呂から出ると、おばさんは、
バスタオルで体をよく拭いてくれて、
ドライヤーで髪と尻尾を乾かしてくれた。
おばあちゃんに、してもらっているみたいで、
とても気持ちがよかった。




それから犬女ちゃんの傷の手当をしてれた。


「この痣、誰かにぶたれたの?」
犬女ちゃんの体に残る痣を見て、
おばさんは悲しそうな顔をしている。


「あなたのご主人様が、あなたをぶったの?
随分とひどいことをするのね。」


おばさんは、犬女ちゃんが
それで逃げて来たのだと
勘違いしていたみたいだった。


犬女ちゃんの体中に出来た切り傷に、
消毒液を塗られて痛さに飛び上がる犬女ちゃん。
「まぁ」
おばさんはその様を見て、優しく笑った。




「これ娘のなんだけど、合うかしら」
そう言ってきれいで可愛いパジャマを着させてくれた。
「よかった、袖と裾をまくれば大丈夫そうね」




「お腹すいているでしょう?」
おばさんはご飯をいっぱい出してくれて、
犬女ちゃんは、おばさんと同じテブールで、
がっつきながら犬食いした。
「あらあら、よっぽどお腹が空いてたのね」
おばさんはそう言いながら、
優しいまなざしで犬女ちゃんを見ていた。


おばさんが買い物に行っている間、
犬女ちゃんは家でひとりで休んでいた。




「よかったら、一緒に寝ましょう」
夜、おばさんがお布団で、おいでおいでと手招きするので、
犬女ちゃんはおばさんに寄り添って寝た。
おばさんは犬女ちゃんを抱きしめてくれた。


おばあちゃんと純心以外に、添い寝をして、
ちゃんと寝られたことがない犬女ちゃんが、
おばさんと一緒だと安心して眠ることが出来た。


ここまでロクにちゃんとした睡眠を取ることも
出来なかった犬女ちゃんだったが、
久しぶりに安心してゆっくり睡眠を取ることが出来た。




おばさんは、おばあちゃんなのではないかと、
犬女ちゃんは思いはじめていた。


まるで大好きなおばあちゃんと
一緒に暮らしていた時と同じだった。
とても穏やかで、とても優しい世界。


犬女ちゃんはまだ夢の続きでも見ているような気分だった。

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