話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

犬女ちゃん -見た目は美少女、知能は犬並みー(旧題:犬女ちゃんとピュアハート)

ウロノロムロ

犬女ちゃんとお掃除

最近ますます甘えん坊に
なって来ている犬女ちゃんは
掃除のときもちょっと邪魔であった。


純心が掃除機をかけていると、
純心と掃除機の後をついて追いかけて来る。


小型犬、座敷犬が室内で
後を追いかけてくる分には
まだわかるのだが、
人間女性と同じサイズで
四つん這いになって、
後を追いかけて来るのだから、
掃除機をかけるには
この上なく邪魔だった。
室内で大型犬を飼っているのに近い。


廊下に掃除機をかけて、
部屋に戻ろうとすると道を塞いでいるし、
掃除機のコードに犬女ちゃんが引っかかって、
コンセントが抜けるというのは
しょっちゅうのことだった。


どうせ四つん這いになっているのなら、
雑巾がけでもやってくれないものかと、
試しに前脚で、雑巾がけをすることを教えてみたら、
案外上手にやってみせた。
それからは掃除機の後を追いかけて来るときは、
前脚で雑巾をおさえさせて、雑巾がけをさせた。




掃除機をかけているときに、
犬女ちゃんが、あまりにコードに引っかかって、
コンセントを抜くので、純心は、
コードのない掃除機を買おうかと思いはじめる。


店舗まで買いに行く時間がもないので、
ネット通販で買おうと検索して探していたら、
自動で室内を動き回って、
掃除をしてくれる
ロボット掃除機を発見し、
それを買ってみることにする。


多少値段は高かったが、
母親に了承を取って、
クレジットカード決済で、
買い物を済ませた。




家の呼び鈴がピンポーンと鳴ると、
犬女ちゃんは玄関に突進して行った。
出来るだけ家に犬女がいることは
人に知られたくないので、
この癖もいずれなおさなくてはならない。




早速、ロボット掃除機の
電源を入れ動かすと、
犬女ちゃんは、
何かあやしい生き物が
来たと思ったらしく、
身構えて、低い唸り声を上げて、
警戒しつつ、威嚇した。


以前、トイレのウォシュレットの
ノズルを壊した前科があるだけに
壊されないようにしなくてはならない。


はじめこそ警戒していた犬女ちゃんだが、
危害を加える存在ではないことがわかると、
匂いを嗅いだり、叩いたりしはじめた。


さすがに叩いて壊されてはかなわないので、
そこは何度も注意する純心。


しばらくは犬女ちゃんも面白がって、
ロボット掃除機の後を追いかけていたので、
純心は犬女ちゃんに雑巾を持たせた。


ロボット掃除機と犬女ちゃんの雑巾がけで
完全自動お掃除システムが
完成したかのように思われたが、
ずっと使っていると犬女ちゃんも
気が向いたときにしか
追いかけなくなったので、
お掃除の完全自動化は実現しなかった。


純心が学校で留守の間などに、
犬女ちゃんはたまにロボット掃除機で
遊んでいるようなので、
ロボット掃除機の寿命もそれほど長くはないだろう。
犬女ちゃんの玩具にしては、
随分と高い買い物になってしまった。

「犬女ちゃん -見た目は美少女、知能は犬並みー(旧題:犬女ちゃんとピュアハート)」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く