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史上最凶の通り魔、異世界に転移す

ウロノロムロ

警察官・岩槻吾郎

タケシが異世界で拉致される前、
タケシは人間社会で一度だけ
捕まったことがある。


その時タケシを捕まえたのが、
警察官としてⅩ県警に配属されていた
岩槻いわつき吾郎ごろうでもあった。




Ⅹ県警所轄で起こった暴力事件、
その犯人として追われるタケシ、
バイクとパトカーによる追走劇の末、
タケシはバイクを捨て逃走。


逃げるタケシを走って追い掛ける岩槻。


無尽蔵のスタミナであるかのように
延々と走り続けるタケシに、
岩槻もまた負けずに後を追い走り続けた。


体力の限界を越えてなお、
持ち前の気合と根性で
ひたすら走って追い掛け続ける岩槻。


走り続けようやくフラフラになった
タケシに追いすがり、足下に抱き着くと、
岩槻はこれを決して離さなかった。


しつこく追い掛けられ続け、
イライラが頂点に達していたタケシは、
足下にすがりつく岩槻を殴ったが、
起き上がった岩槻はタケシを殴り返す。


殴られたタケシが、
イライラを抑えきれず再び岩槻を殴ると、
そこから先は二人で交互にひたすら殴り合い、
それが何度も繰り返され、
最後にはダブルノックダウンとなり、
ひっくり返って二人とも倒れる。


そこに駆け付けた他の警察官により
タケシは逮捕された。




その後、タケシは死刑判決を受けるも、
刑務所を脱獄。


自分を捕まえたⅩ県警の岩槻に復讐するため、
Ⅹ県警をバイクで襲撃、
岩槻はタケシが落とした手榴弾で
爆発に巻き込まれ死んだ筈であった。


-


岩槻が目覚め起き上がると、
目の前には女神が立っていた。


『自分は確か死んだ筈では……』


女神は、岩槻の正義感と勇敢さを称え、
異世界の勇者として転移させることを伝える。


しかし、岩槻には晴らしきれない無念があった。
『このまま、タケシを許すわけにはいかない』
それは正義感というよりは最早私怨ではあったが。


岩槻は凶悪犯タケシとの因縁に決着をつけるため、
転移よりも元の世界にもう一度返して欲しいと頼み込む。


「そう思うのであればなおさら
あなたは異世界の勇者として
転移しなければなりません」


「タケシは今、
魔王軍の改造魔神となって異世界にいるのですから」


女神から異世界に拉致されたタケシの話を聞き、
岩槻は異世界の勇者をして転移することを決意する。




そして、女神は異世界の現状を説明し、
そのために異世界には
勇者が七人いることを岩槻に伝えた。


「魔王との戦いは苛烈なものとなるでしょう。
ですが魔王軍との戦いを通じ、
最後まで生き残った一人の勇者は
どんな願いも叶えることが出来ます」


しかし、この『最後の一人』が、
勇者同士の間での無用な争いを生む原因となる。


「岩槻吾郎、
あなたは最後の一人の勇者となった時、
何を望みますが?」


転移する直前、女神は岩槻に問う。


「それは、決まっている、
この手でタケシを倒すこと!
それ以外に俺の願いはないっ!」


元警察官、岩槻いわつき吾郎ごろうは、
こうして異世界に転移し、七人目の勇者となる。













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