ゲームでソ連建国したら異世界転移しました~異世界で始めるグレート・ゲーム~

羽田京

国家情勢

●世界地図(ソ連転転維持、なお連合と同盟は王国に支配されている)

         海  帝国 帝国
         山脈 連合 ソ連  
皇国 海 共和国 王国 同盟 海
     大森林 教国 砂漠 
          海


●国家情勢
・ソ連(ソビエト・クツーヤ)
ソビエト社会主義共和国連邦がモデルで、首都はクツーヤ。現時点では、共和国でも連邦でもないが、これから勢力を拡大していく予定。人口100万人で全員が軍人という謎設定の軍事国家。スターリンが趣味で作り上げたVRMMOの国家。異世界転移後も、スターリンへの絶対的な忠誠心と凝り性な彼が完全自立可能なように設計したおかげで、なぜかうまく機能している。彼もまさか実際に機能するとは思っていなかった。


・ロフトバーン王国
継承戦争が勃発した。騎馬術に長けた精強な騎士団をいくつも保有している強国である。首都はブランカ。その人口は7000万人を超えると言われ帝国に次ぐ規模である。

・ロフト第三王国
勇者の古代王国(第一王国)、ロフトバーン王国(第二王国)の後継を名乗るアルフ・ヒラー総統の独裁国家である。大戦により崩壊した経済をソ連の支援を受け急速に立て直した。奇跡的な復興を遂げた第三王国だったが、やがてアルフの野望のため利用されていく。電撃的な共和国侵攻を契機に再び大戦を起こし、世界を敵に回し戦った。非常に勤勉な国民性をもち、新たにエルフやドワーフを優遇したことで技術力が飛躍的に向上した。しかし、技術を吸収し終えた後、エルフやドワーフを弾圧する政策へと転じ、ヒューマン至上主義を掲げた。この世界における科学の最先端をひた走る。

・エリス帝国
世界一の人口と土地を持つ巨大国家。その人口は1億人を超えるされるが、ほとんどは農奴である。その国土のほとんどは雪原地帯である。発展は遅れており、世界一貧しいと揶揄される。首都はディルエリス。

・ソビエト・エリス
首都は、レニーグラード。大戦時、大粛清のため軍の将官が不足し大敗する。しかしながら、クツーヤから大量の有能な将官が派遣されたことで、辛うじて防衛に成功する。


・ウルグラスト連合
かつて存在したビーストの部族連合。帝国の侵略により滅亡した。首都はパンテンシア。国民の多くは奴隷に落とされ、農奴として酷使されている。共和国に亡命政府がある。一部のビーストたちは森や山へと逃げ延びた。カーロッタとルーシヴィアの姉妹もここの出身。5000万人程度の人口を持つ強国だったが、部族対立が激しく内部崩壊した。

・ソビエト・ウルグラスト
ソ連によって建国された衛星国家。正式名称はウルグラスト・ソビエト社会主義共和国。旧ウルグラスト連合の土地を支配する。現地で初めて誕生した共産国家である。国力増強のためビースト以外の種族も受け入れている。多種族国家として機能するためにも、強力な指導部と思想を必要とした。首都はスターリングラード。ソ連の支援と五か年計画により急速な工業発展を遂げたが、農業も盛ん。大戦では第三王国の奇襲により初戦は大敗。首都にまで侵攻を許すも英雄的愛国心により抵抗し続けた。

・ガルミシア同盟
かつて存在したドワーフの都市国家同盟。王国の侵略により滅亡した。首都はアーガデウム。高度な冶金技術をもち高品質の製品を生産、輸出していた。代わりに、世界中から大量の酒を輸入していた。共和国に亡命政府がある。ドワーフたちを支配下においた王国は、武具の質量ともに世界で抜きんでることに成功した。これが王国の増長を招き、継承戦争へとつながった。人口は1000万人ほどしかなく、国民皆兵制を採用している。

・ソビエト・ガルミシア
ソ連によって建国された衛星国家。正式名称はガルミシア・ソビエト社会主義共和国。旧ガルミシア同盟の土地を支配する。ソビエト・ウルグラストに続き2?番目に誕生した衛星国家。ドワーフを中心に技術者たちが集まり、第三王国と比肩する技術大国となった。大戦に備え防備を固めていたが、予想を裏切りエリス方面へと第三王国は侵攻した。予想外の二正面作戦を強いられ苦戦する。大戦中数々の名機、傑作兵器が生み出され、第三王国と熾烈な開発競争を行った。それらは同胞を助けるため昼夜問わず生産され続けた。

・リリシウム共和国
エルフが建国した国で、共和制をとっている唯一の国でもある。首都はリ・セフィラ。海を挟んで西部には皇国が、東部には王国と国境を接している。常に戦争の危機にあり、軍事費が重い負担となっていた。進んだ魔法文明を持つことで、軍事的プレゼンスを保っていた。その一方、科学を軽視しており、ソ連を見下している。そのおごりが、大戦での敗北につながった。人口は2000万人ほどであり "いかに人口を増大させるか" に常に頭を悩ませている。

・オーランド皇国
共和国西方の島にある海洋国家。ヒューマンの国家だが、他種族にも寛容な政策をとる。そのため、大陸のヒューマン国家とは常に緊張状態にある。対岸の共和国とは敵でもあり味方でもある複雑な関係。外交が非常にうまく自国の権益に敏感で、商売上手な国民性をもつ。首都はラヴィニア。人口の少なさと立地から国力は低かったが、継承戦争では大陸への輸出で一気に経済発展をとげた。しかし、それが恨みを買い世界大戦では第三王国の大空襲を受け、敗北した。人口は4000万人ほどである。

・アルバ教国
人口そのものは1500万人程度と少ないが、宗教のもつ影響力は絶大である。
ヒューマン至上主義の謎と神秘に包まれた宗教国家。

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