異世界の錬金術
第三話 できないんじゃないやらないんだ
おはよう皆さん!アークちゃんですよぉ!アークちゃんはですねぇ、3才になりましたよぉ!
ただ、レベルは上がらないんですよねぇこれが、経験値の欄があるから何らかの経験を積めばレベルが上がるはずなのだが、何をやっても上がらない。あれ以来トレーニングは続けているがステータスは上がらないし、経験値も溜まらない。
なんて考えてもわからないので、とりあえず飯だ飯!!3才になり歯が生えそろったので離乳食が食えるのだぁ!
「かぁ!かぁ!まんまぁ!」
「あらぁ、アークちゃん。おなかすいたのぉ。待っててねぇ。」
幼子の成長力は恐ろしいものがあるなぁ。何にも考えずに生活しているだけで結構話していることがわかるし、喋れるようにになるのだ。
「はぁい、アークちゃん。おかゆですよー。」
麦粥である。結構うまいのだ。だが、ちょっと待ってお母ちゃん、それスプーンの中になんか動いているものが見えるんやで。え?それ何?うわっ芋虫や!芋虫入ってるってお母ちゃん!!いやそんな笑顔で芋虫食わそうとせんとってお母ちゃん!!!
「ん?アークちゃんお粥すきでしょう?はい、あーん」
「むぐう!!」
うわあああああああ。動いてる動いてる!!口の中で動いてる!!うねうねしてるうううううう!!!
「ん?アークちゃん、ちゃんと噛まないとだめでしょう。」
や、やめろぉ!!!俺のあごに触るんじゃあない!!!
パキッ…。
「おええええええ。」
「あらあら、アークちゃん、ゲぇしちゃって。あら?これはぁ…。」
『レベルが上がりました』
え?
瞬間、俺の体に力がみなぎった。おそらく立ち上がり、全速力で走ることも可能だと直感で分かった。
しかし、そうなった理由までは理解できなかった。俺は湧き上がる力を前に呆然と虚空を見つめていることしかできなかった。
「あ、これは魔石ねぇ、アークちゃんのゲぇからこのサイズの魔石が出るってことは、マイクロクロウでも混じっていたのかしら。」
魔石?マイクロクロウ?あの芋虫のことか?つまり、あの芋虫を殺したことで経験値が溜まってレベルが上がったってことか?
となれば、ステータス!!
名前 アーク
種族 人間
性別 男
Lv 1
経験値 1/3
HP 56/56
MP 188/189
力 72
防御 8
魔力 94
敏捷 10
器用 111
スキル
錬金
いや、、、、どんだけ上がんねん!!!力と防御が桁違いじゃないか!!いやおかしいやろ!!!これは、どう見ても、、、
「トレーニングの成果ですわぁ」
危ね!!日本語で発音してしまった。器用が上がったから発音もできるようになったのか。気をつけねば。
これで分かった。トレーニングしてもステータスは上がらないがレベルアップ時のステータスの上り幅が大きくなるのだ。そして、レベルは魔石が内在する生物を殺した時に上がるのだ。俺の努力は無駄ではなかった。よぉしこれでさらにトレーニングの幅が広がるぞぉ。
実はこのときアークのステータスは、一般的な冒険者のレベル10に相当することを知るのはまだ先の話。
ただ、レベルは上がらないんですよねぇこれが、経験値の欄があるから何らかの経験を積めばレベルが上がるはずなのだが、何をやっても上がらない。あれ以来トレーニングは続けているがステータスは上がらないし、経験値も溜まらない。
なんて考えてもわからないので、とりあえず飯だ飯!!3才になり歯が生えそろったので離乳食が食えるのだぁ!
「かぁ!かぁ!まんまぁ!」
「あらぁ、アークちゃん。おなかすいたのぉ。待っててねぇ。」
幼子の成長力は恐ろしいものがあるなぁ。何にも考えずに生活しているだけで結構話していることがわかるし、喋れるようにになるのだ。
「はぁい、アークちゃん。おかゆですよー。」
麦粥である。結構うまいのだ。だが、ちょっと待ってお母ちゃん、それスプーンの中になんか動いているものが見えるんやで。え?それ何?うわっ芋虫や!芋虫入ってるってお母ちゃん!!いやそんな笑顔で芋虫食わそうとせんとってお母ちゃん!!!
「ん?アークちゃんお粥すきでしょう?はい、あーん」
「むぐう!!」
うわあああああああ。動いてる動いてる!!口の中で動いてる!!うねうねしてるうううううう!!!
「ん?アークちゃん、ちゃんと噛まないとだめでしょう。」
や、やめろぉ!!!俺のあごに触るんじゃあない!!!
パキッ…。
「おええええええ。」
「あらあら、アークちゃん、ゲぇしちゃって。あら?これはぁ…。」
『レベルが上がりました』
え?
瞬間、俺の体に力がみなぎった。おそらく立ち上がり、全速力で走ることも可能だと直感で分かった。
しかし、そうなった理由までは理解できなかった。俺は湧き上がる力を前に呆然と虚空を見つめていることしかできなかった。
「あ、これは魔石ねぇ、アークちゃんのゲぇからこのサイズの魔石が出るってことは、マイクロクロウでも混じっていたのかしら。」
魔石?マイクロクロウ?あの芋虫のことか?つまり、あの芋虫を殺したことで経験値が溜まってレベルが上がったってことか?
となれば、ステータス!!
名前 アーク
種族 人間
性別 男
Lv 1
経験値 1/3
HP 56/56
MP 188/189
力 72
防御 8
魔力 94
敏捷 10
器用 111
スキル
錬金
いや、、、、どんだけ上がんねん!!!力と防御が桁違いじゃないか!!いやおかしいやろ!!!これは、どう見ても、、、
「トレーニングの成果ですわぁ」
危ね!!日本語で発音してしまった。器用が上がったから発音もできるようになったのか。気をつけねば。
これで分かった。トレーニングしてもステータスは上がらないがレベルアップ時のステータスの上り幅が大きくなるのだ。そして、レベルは魔石が内在する生物を殺した時に上がるのだ。俺の努力は無駄ではなかった。よぉしこれでさらにトレーニングの幅が広がるぞぉ。
実はこのときアークのステータスは、一般的な冒険者のレベル10に相当することを知るのはまだ先の話。
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