この世は実力主義そして弱肉強食

この世界は全て実力のあるものがないもの

を搾取する惨い世界なのだ。　この世には

上下関係が存在し、そして強者つまり頂点

に君臨するものは全てが優遇される世界

だ。　
ここにはそのエリートを育成する高等学校

が一つ存在する。その学校は定員無制限だ

が、卒業する頃にはほとんど残っていな

い。つまりほとんどの生徒は退学を強制的

にしなくてはならなくなる事情があるとい

うことだ。そして今年の春から入学するこ

とになった朝陽勝秀あさひかつひではこ

の物語の主人公である。勝秀は特に個性も

なく特に特筆するところもない平凡で全く

面白くないやつだった。この勝秀から物語

は展開されて行く。

あー怠い なんでわざわざこんな学校に通わ 

なくちゃいけねーんだよ。どうせ退学者多

数なんならもうすでにいかんでもいいん

じゃね 母真美子 あんた何言っているのよ　　　　　　

貴方は平凡なんだからこの学校で鍛えても

らって将来有望な人材になって帰って来な

さい。

勝秀には父 母 弟の4人家族だ。弟真波中学

三年生まぁ俺の一歳年下である。真波は俺

と違い色々な才能に恵まれている誰に似た 

のかなーと毎日のように考えていたが結局

わからなかった。 だが父は家に帰ってきた 

ことがなく俺はまだ顔を合わせたことがな 

いが真美子言うには小さい頃にあっていた

らしい。かっちゃんもうそろそろ学校行っ

た方がいいんじゃないん？おー真波サン  

キュー結構時間押してるから行くはじゃあ

ねー 行ってきます。

行ってらっしゃい 行ってら    

ここから学校まで結構距離があるので電車

通学になった。 

電車に乗ってみると案外自分と同じ制服を

着ている人がいて結構驚いた。

結構変わったやつも沢山いるもんだな。

うんお前も相当変わりもんだよ笑

結構学校楽しみなんだよな

可愛い子とかいねーかな  

まぁいたところで相手にされないと思うけど
ちなみに勝秀は女子と話すことがあまりと

いうか大の苦手である。

中学校の頃は話そうとしたらどもってしま

い聞き取ってもらえず挙げ句の果てに無視

されたというトラウマを持っているためあ

まり女子に関心がないといえば嘘になるが

ふつうの人と比べてない方だろう。この流

れてで友達はいたのかって それは野暮 も

ちろん気があうものがいなくてボッチだっ

た。色々なことがあり勝秀はあまり学校が

好きではなかった。   

あーやっと駅についたか スマホで学校の場

所を検索するとあと5分と記載してあった

案外近いんだなーと思った。 

歩くこと3分 

なんだあのでっかい建物は いやいやデカす

ぎるでしょなんの施設まじで笑えてくるわ  

その建物には 

人材育成高等学校と書いてあった

名前ダサーいな そのまんまやないかい 

そういうところから大事だと思うんだよ

ね。 

歩き 程なくして おはようござます。入学

学生の方ですか 向こうにクラスが書かれて

いるのでそこから自分の名前を探して・・      

とそこの学校の関係者に親切にしてもらっ

た。最後濁されたけど

わざとか 嫌がらせか なにかの当てつけ 

まぁいいやまぁ何クラスか見てきますか。 

おーすげーなクラスありすぎだろなんクラ

スあんだよまぁどうでもいいんだけど。 

実際クラスは10クラスあったらしい。 沢山

の生徒が入ると言っても全員が絶対入れる

わけではなく入れない人もいることがわ

かった。 

まぁ俺は1の1らしいからぱっぱと教室に行

きますか。 

教室に入ると騒然としていた。 

もう友達作ったやついるのかよやるな

俺の席はー  向こうの奥の窓際の最後の列

かついてるな俺てへ 

席に座ったら隣のさわやかな青年に声をか

けられた。 

おはようこれから一年よろしく

俺笹川龍星ささがわりゅうせいって言う

んだけど君は？ 

俺 は朝陽勝秀 よろしく 

かっこいい名前だね 

生まれて初めて言われたわありがとう。

はいー会話終了 やっぱ社交辞令大事だよね

なかなか会話が弾まないていうか会話なの 

かこれはまぁそういうこともあるよ中学校

では1人を貫いたんだから今回もいけるは

ず 極力 一人でいると哀れな目で見られる

から友達は1人くらい作っておきたいのが

本音だけどね。

チャイムが鳴っり。

容姿が整っている30代くらいのおバんん間

違えたお姉さんが教壇に向かって歩いてく

る。 私は山田紫穂やまだしほこれから一

 年間担任を任されたよろしく。

今から学校について話そうと思ったが、ま

ずは自己紹介からだろ。

そうだそうだ一番自己紹介がこれから友達

ができるかできにくいか決まると言っても

過言ではないだろう。とりあえず何言おう
 
かな？ 

じゃどこからいこっかな まぁ考えることも

ないやろ窓際のお前から

えーーまじがやばいぞ

かなりピンチだ。前例がない中で自己紹介

をするのはかなりきついと思う。順番を変

えてもらおうと思ったがものすごい剣幕で

睨まれ何も言い返せなくなった。

あの人怖くない。もしかしてあれ真顔なの

か 卒倒しそうだなおい。