〜転生した少年は、この世界を生きる〜 〔勇者もめんどくさくなったので、ただの冒険者始よっかな〜〕

自治会長

#15 残された2人



城から追い出された俺たちは、ただひたすらに街を歩き回っていた。

「………」
『………』






どうにか…この重い空気を…少しでも…

「と、とりあえず宿を探すか」

『…うん。そうだね』 由莉




「………」
『………』



はぁ…  こればっかりは、機嫌なんて治るわけない…
なんとか、アリーシアを助け出す方法を考えないと…













時刻は午後9時を回った。


場所は宿の一部屋…






うっ…ぐす…うっうぅぅ







その夜、その部屋では2人の泣く声が絶えず絶えず…
















時刻は8時を回った…


場所はブランドロス王国 グランス城内


その中の一室、



うっ…ぐす…うっうぅぅ

ごめん…なさい…

2人とも…





1人の泣き声が夜も、絶えず絶えず…




























由莉と泣きあった夜も明け、新しい1日が始まった。
昨日、俺たちは泣き止んだ後、ひとつ決めたことがあった。
それは、《決して諦めない》ってことだ。


ってことで、新しく生活を始めるか、


「おい、由莉早く起きろよ」

『まだ、寝るの〜ふにゃ〜』

コイツ!!昨日、明日からがんばろって言いやがったくせに!

「この野郎!!」

『ぎゃーーー!!こ、こしょばい!こしょばいよー!』

ほれ〜こちょこちょ〜




まぁなんやかんやで遊んだ後、俺たちは朝ごはんを食べ終わり、ある場所に向かう。

そう、それは冒険者ギルドだ。


あんのくそ国王が銀貨10枚しかくれなかったからな、ちょっとでも儲けないとな


その道中…

「なぁ由莉、ちょっと歩きづらいんだけど」

『いいでしょ?私たち、恋人なんだから…///、日本にいた時はこんなことできなかったから、ね?』由莉

うぉ!くっ、上目遣い攻撃か、
まぁ、可愛いから良しとしよう。うん

俺たちは腕を組みながら歩いていたが、さすがに歩きにくかったから、最終的に恋人繋ぎになった。それでも恥ずいものは恥ずい


そして、王都のギルドにきた。

「意外とでけーな」
『そーだね、建物は古いけど』由莉


目の前にある重そうなドアを押して足を踏み入れる。


そこは完全なる酒場だった。


朝っぱらからよく酒飲めるな、
すると、

ギュッ、

と、由梨の俺の腕を組む力が強くなった。
怖いのか?

あちらこちらから、俺たちに向く視線を感じるな、


俺たちは、ちょっと歩いて窓口到着した。

『いらっしゃいませ。本日はどんなご用件でしょうか』

「ギルドに登録したいんですけど」

『はい、承りました。少々お待ち下さい』


受付のお姉さんは奥から、水晶の組み込まれた機械を持ってきた。

『水晶に手を翳していただくと、ステータスに応じてランク分けされます。高いステータスだと最高でSSSランクですね、』



由莉から順番にすることになったのだが…俺たち勇者だからだいぶ高いランクになる気がする。

由莉が手をかざすと水晶は赤く光り、そこからは赤色のカードが出てきた。

『凄いですよ!いきなりAランクなんて!これから頑張ってSランクに上げることも全然可能ですよ!』

『本当ですか?よかった〜これで真斗くんに力負けしない気がするね』


由莉がめっちゃドヤってくるんだが…
それも可愛いな、

お、次は俺だな、


俺が水晶に手を翳すと、水晶が真っ黒になった。するとその瞬間、水晶が粉々に砕け散った。

え?俺なんかした?

『……』

受付の女の人呆然押してるし…













そのあと、俺たちはギルマスの部屋へと連れてこられてしまった。











2019年も終わって、2020年です!
明けましておめ…
おっと、私は今年は言えないんでした。

2020はなんといっても東京オリンピックですね!
東京からはだいぶ遠いので、応援なんか行けないんですけどね、
読者さんの中でオリンピック観戦に行く人に私の分も楽しんできて欲しいものです!


それでは、作品に戻して、久しぶりにこの作品の投稿をします!
もう何か月も経っていますがすみません。


来年も小説を投稿できたら嬉しいです。

現在、投稿している三作品。全部、異世界転生系ですけどちゃんと趣旨は外してやっていきたいと思うので、皆さん是非全作品ご覧になってください!


今年も、よろしくお願いします!



明けまして○○○○○!



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