〜転生した少年は、この世界を生きる〜 〔勇者もめんどくさくなったので、ただの冒険者始よっかな〜〕
#14 隠された真実
翌朝、目がさめると俺は一人でベットで寝ていた。
あれ?アリーシアさんは?
昨日は一緒に寝たはずだったよな…
俺は朝ごはんを食べに食堂へ向かった。
『あ、おはよう!真斗!!』
「おはよう由莉、アリーシアさん見てない?」
『アリーシアさん?見てないよ?』
「そっか、ありがとう」
『いいんだよ〜、ほら!私たち恋人でしょ?』
「そ、そうだな…」
俺は朝ごはんを食べ終わり、部屋へと戻ろうとすると、
『真斗様、国王陛下がお呼びです。今から、謁見の間に来てください』
…謁見の間?
俺は疑問に思いながら、少し疑いながら謁見の間へと来た。
少し待っていると、国王陛下が入ってきた。アリーシアさんも一緒に、
『わしがお前を呼んだのは他でもない。わしの娘を奪ろうとしたらしいな』
「はい?」
『とぼけても無駄だ。お前はわしの娘に何やらいやらしいことをしたそうじゃないか?こちらとしては、この城にとどめておくのは遺憾だ。今日の夕刻、あの女の勇者とともに6時までにここを出て行け』
「え…それはどういう…」
『あ、それと召集するときは必ず来るように、それともう1つ…アリーシアの結婚式には必ず呼んでやるよ。ふふふ』
け、結婚式?
俺はその言葉を繰り返し頭の中で考えていた。
俺は部屋に戻り、隣にいる由莉に伝えに行った。
それを伝えると由莉は、泣き出し俺にしがみついてきた。
『もう、アリーシアさんに会えないないの?』
「そう…らしいな」
『真斗くんはこれでいいの…?』
「良いわけないだろ!俺だって…アリーシアさんは近くにいて欲しい大切な存在なんだよ…」
『私も…同じ気持ちだよ?』
俺たちは、夕刻になるまで泣きあった。
そしてその時が来た。
俺たちは、そそくさと門から追い出され、一人の門番から1つの小袋を受け取った。
『国王様からの気持ちだ。ありがたく受け取れ』
その中には、銀貨が30枚入っていた。
ここの世界では、王金貨、白金貨、金貨、銀貨、銅貨がある。
その中で銀貨は一枚、1万円くらいの価値。たった、10万しかくれなかったのだ。
俺たちは、大通りにあった良さそうな宿に1つ部屋を取り、これからどうするのかを計画するのだった。
それはもちろん、国王への復讐とアリーシアさんの救出だ。
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