〜転生した少年は、この世界を生きる〜 〔勇者もめんどくさくなったので、ただの冒険者始よっかな〜〕
#13 お仕置きはいかがですか?
「アリーシアさん…これはどういう…」
『もちろんお仕置きですよ!』
おい、そんなに明るく言ったらヤバイやつみたいに思われるぞ!?
俺は床に正座で座らされていた。
『む?何か変なこと考えましたか?』
「い、いや…何もないです…」
『ふぅーん…じゃあ……///』
ポス
「え?…何してんの?アリーシアさん?」
『だ、だから…お仕置き…ですよ?』
と上目遣いで言ってきた。
そりゃ…俺の足の上に座ってきて背中を押し付けられたら誰でもこうなるだろ
『しばらくこのままがいいです…』
「は、はい…」
ヤバイ…俺付き合って早々、尻にひかれてる気がする…
俺は、自分の部屋で説教?を受けていた。
すると、
ガチャ
『真斗く〜ん!一緒に魔法の練習…しよ…う……え!?何してんの!』
真っ白なワンピースをきた由莉が入ってきた。
「よう由莉〜…ちょっと助けてくれない?」
『真斗さん!その言い方は私が悪いみたいじゃないですか!』
「俺大して悪くなくないか?」
『むぐぐ…アリーシアさんだけずるいです!私も!』
ムニュ
!!!!!?
するといきなり由莉が後ろから抱きついてきた。
「ちょ!あの、当たってる当たってるよ!」
『真斗くん、鈍い!当ててるの!』
何そのラノベみたいなセリフ!?
いい加減やめてくれ!!!!!
ガチャ
『……』
開いたドアの方を見ると冷めたような目で見つめるリーナがいた。
「リーナ〜助けてくれ〜」
『…マスター…よかったですね…おっ○いに挟まれて』
「お前、なんてこと言ってんだ!!!?」
『『すいません…』』
「本当に!何考えてんだよ2人とも!」
『『つい…』』
「はぁ…」
これは、大変な彼女を2人も持ってしまった気がする…
それより…柔らかかったな〜
は!いかんいかん、深呼吸深呼吸ふぅー
「まぁ今回は、許す?よ。」
『『ありがとうございます』』
「そろそろ、夕飯の時間だから食堂に行こうよ」
『『はーい』』
「…2人ともふざけてるよな?」
『『べ、別に〜』』
俺は、2人を引っ張るようにして食堂に行き食べ終えた。
そして3人で部屋に戻ると、アリーシアさんが、
『今度は私たちにもちゃんと声をかけてほしいな…』
「うっ…」
確かに聞かなかった俺も悪いか…
『私もそうしてほしいよ真斗くん、』
「うん、わかった。今度からは気をつけるよ」
すると、2人ともが俺の腕に片方づつ抱きついてきた。
「ふ、2人とも!?」
『えへへ〜、真斗くん大好きだよ〜』
『私も、真斗さんのことがだ、大好きなんですよ!?』
「それは嬉しいんだけど…」
嬉しいんだけど…俺的にはヤバイんだよ、
理性がね?わかるでしょうよ
まぁ俺は何度かやばかったのだがなんとか耐えた。我ながら天晴れ!
そしてその日の夜は、お仕置きだと言って添い寝までしたのだった。
言っておくが何もしていない。
本当に何もしてないから!!
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