〜転生した少年は、この世界を生きる〜 〔勇者もめんどくさくなったので、ただの冒険者始よっかな〜〕

自治会長

#3 神様にチート能力もらいました



『ここがどこか教えてあげよう』

そういったおじさんは、俺たちをソファーへと招いた。

『まずは挨拶からじゃな、儂は神様じゃ』

「『……頭大丈夫ですか?』」

『う、頭の心配をされたのは初めてじゃぞ…』
自称神様は、悲しそうにしょんぼりしていた。悪いことしたかな、

「す、すいません、いきなりのことでわからないもんで」

『あぁ、無理もない。それでここが何処かだったかな、ここは神が住む世界。即ち天界じゃの。』

天界か、いかにもって言う展開天界だな


悪い、スルーしてくれ、

『もしここが天界だとしても、なんで私たちを呼んだんですか?』

と由莉が神様に聞いている。
たしかに、なんで呼ばれないといけないんだ?

『うむ、信じられないと思うが…君たちは異世界召喚されたのじゃよ』

「『なるほど』」

『あ、信じちゃうのね……コホン、というわけでここに呼んだのじゃよ』

異世界召喚か、勇者召喚みたいなやつかな?

『あの1ついいですか?』
『なんじゃ?』

『私たちってこのまま召喚されるんですか?凄い力なんてないですし…』

『儂が君らにプレゼントとして送っておくよ。ステータスとして反映されるからの』

「『わかりました』」

『じゃあここから欲しいスキルを選んでくれ、幾つでも構わんよ』



俺たちはそこに広げられた本を見ていた。
…正直言って…何選べばいいか分からん

「何がいいのかわからないので、適当にしてくれませんかね?」
『私もそれでお願いします!』

『うむ、わかったぞ〜、君らには頑張って欲しいからの、良いのを選ぶとしよう。
真斗くんだったかの、隣にいる由莉ちゃんを頼んだぞ〜』

「はい!必ず守りますよ仲間として!」

『…そう言うわけじゃないのだが…』

目の前の神様は由莉の方を向いて、
『お主も大変じゃの…』

『ッ!!?…は、はい…///』
なぜか由莉は顔を赤くして俯いていた。

ちょっと意味が分からん。


『まぁ、頑張ってくれたまえ』




そう言って、俺らを魔法陣に送り込み…



天界を後にした。















sideストーリー〔由莉〕




何が起きたのかと、目が覚めたら変な空間にいました。
私はちょっと怖かったですけど、真斗くんがそばにいたので安心しました!
でもここどこなんでしょ?

『ここが何処か教えてあげよう』

「『っ!?』」



ひ、ひっ!

ん?
あれっておじさんですね。

〔時間は流れ〜〕

そのおじさんの正体が神様だとわかり、天界を後にする寸前で神様が私に向かって、

『お主も大変じゃの…』
と言ってきました。

なぜか私の心が熱くなるような苦しくなるような感覚になりました!
「は、はい…」



どんな顔してましたかね!私!

真斗くんに、バレなきゃ良いんですけど…













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