東方時空翔

神威フェイ

第2話「現れし若き魔剣士」

「な、何よこいつ!?」

ふらりと現れた禍々しいオーラを放つ影、、

「グォォォ、、、」

「こいつ、、明らかに仲良くしましょうって感じじゃないわね、、」

冗談交じりに敵意を出した霊夢

「ちょっとそこのあんた?」

霊夢は影から出る殺意を感じた。

「片手に武器を持ってこんな所にきてタダで済むと思ってんの?」

「、、、。」

霊夢の呼びかけには応じないようだ。
そして霊夢はため息をつき、構えを取る、、、
「はぁ、、」
「応答がないなら、実力行使で出させて頂くわ。」

「、、、。」

相変わらず影は応じない。

「もういいわ。仕留めるわよ!」

霊夢の周りに七つの光の玉が形成される。

「私の必殺!」
「霊符、、「夢想封印」!!」
                                      ドゴォオン!

霊夢は一気に影仕留めようと、自分の得意技「霊符夢想封印」を繰り出した。
そして影は爆発に巻き込まれ、消滅したかと思えた、、
しかし、、、

「グォォォオオ!!」

あたりに蔓延する砂煙の中から勢いよく影が、剣を振りがしてきた、、

「え!?」

驚きを隠せない霊夢
それはそうだ。
何故なら、夢想封印が自分の一番の極め技だからだ。
そして霊夢は焦りながらも大幣お祓い棒で剣を受け止めた。

「くっ、、!?」

霊夢は絶望していた。

(ど、どうしよう、、
私の夢想封印が効かない奴を、、どうやって、、)

「!?」

「グォォォワアア!!」

気づいたら無慈悲にも、影の剣は第2撃目の構えになっていた、、
霊夢は腰を抜かしてしまった、、

(や、やられるっ、、、)
(いや、、死んじゃう、、)
(死にたく、、ないっ!!)
(誰か、、、誰か、、)

「助けてええええ!!!」

霊夢は心で念じていだものを、ついに口に出してしまうほど恐怖していた。
だが、それが功を奏したと言わんばかりに、霊夢のリボンが緑色に近い虹色に光出し、、空から、、

「そこを退けえええ!!巫女さんよおお!!」

遥か上空から、ひとりの青年が舞い降りた。

「上から、、!?」

霊夢は驚いた。

「忌まわしい幻魔が、、、」

「グォォォ、、、!?」

影は後ずさりしている

「ふん。消え失せろっ!!!」

謎の青年は、影に向かって正拳突きをかました。

「あがあああわぁぁ!!」

影は不気味な悲鳴を遺し、消えた。

「ふぃ、、終わったかぁ、、」

青年は手を叩きながら余裕な顔で独り言を言っていた。

「あ、、、あ、、あ、、」

霊夢はまだ怯えているようだ

「おい、大丈夫か?怪我は無いか?」

青年は霊夢に手を差し伸べる

「あ、、え?、、」

霊夢はボーっとしていたようだ。

「ったく、、ほらっ!」

青年は、少し強引に霊夢の手を掴み、腰を抜かした霊夢を立たせた。

「あ、、ありがとう、、」

霊夢は顔を赤らめた。

「気にするな。これも俺の仕事だ気持ち

「あ、あの、、その、、」

「なんだ?」

歯切れの悪い会話にイラついている青年。

「えと、、その、、、名前は?」

「は?」

「だあから!名前よ名前!!」

話が噛み合わない二人。

「俺の名前か?そんなもんはないぞ?」

「はぁ!?名前ぐらいあるでしょ!!」

「はぁ、、、」

青年は、深くため息をついた。
そして、、、

「ったく、、そんなこと言われてもなぁ、、、」
「うーむ、、俺の名は、、、」


                     「ジャック名無しだ。」

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