生きて世界を見て廻る

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1章 4節 疑問点

暗く冷たい雨の中焦げ臭い匂いが漂う、そこには焼け焦げた熊、そしてすぐ側に剣を持つ男の姿、左腕から血が出て、右腕は少し痺れている様なのか震えている。
「はぁ…はぁ…生きてる……」
何で?と言う疑問があるが、今は生きているとという現実を受け止めるしかない、安心してその場に倒れた。
「やった……勝った……」
仰向けになりながら拳を天に掲げる。
「なんで生きてるの?」
「なんだそれ皮肉で言ってるの?」
現状が理解出来ないサナがルートに近づく。
「違う、雷に撃たれたはずなのにピンピンしてる理由がわからないから」
「そうなんだよな」
自分の胸に手をあて、心臓が動いてる事を確認する。
「雷に撃たれた傷は無いけど、青熊にやられた傷はあるんだよな」
血が出てる腕を見ながら、話す。
「取り敢えず、雨に濡れてるのはヤダから木陰まで行こ」
「ああ」






木陰で雨が止むのを待つ。
「ねぇルート、そろそろルートのスキルの説明してくれない?」
「は?スキル?」
枝に服を掛けてる時に不意に来た質問のため少し驚く。
「滝から落ちた時、雷に撃たれた時、普通の人が耐えられるはずがないよ」
「ちょっと待ってくれ、スキルって言うのがよく分からないんだけど」
「えぇ…そんなんで冒険者になるの?」
少し引きぎみでサナが返す。
「教えてください」
その場で丁寧にお辞儀をする。
「はぁ…しょうがない」
サナは、腕を組ながら木に体を預けながら話を始める。
「いい?スキルって言うのは簡単に言えばその人の才能とか、体質の事を言うの」
「ほうほう」
「例えば、私見たいな獣人だと、目が良かったり、耳がいいとか鼻が利くとかだね、エルフだったら、魔力量が多いとかかな、でもこれは体質寄りのスキル」
「つまりは、種族ごとで体質は違うと」
「そうそう、それで少し難しいけど才能寄りのスキルだけど、生まれつき剣がうまいとか、運動神経がいいとか、神様の加護があったりとかで正直曖昧な部分が多いからこれってのは私も難しいから言えないけどルートのそれは、常人が耐えられるとかそう言うのは越えてる気がするの、例えば衝撃軽減とか、物理耐性とかそう言うスキルなのかも」
「分からないな、自分でも知らない事しか今はないから説明が出来ないんだよ」
「じゃあまずネールに着いたら教会だね」
「何故だ?」
ルートは、当たり前の様な顔で返したがサナは呆れた表情ルートを見た。
「あんた…そんなんも知らないの?」
「悪かったな何も知らないで」
「まあいいや、教会神父は必ずスキル鑑定を持ってる人がいるはずだから」
「そう言うものなんだな」
「そんな事だから、早く行くよ雨止んだし」
「ちょっと待てよ!」
急いで干していた服を着て森を後にする。
「ネールまでもうちょいだから」
「どのくらいだ?」
「この草原をしばらく歩いたら見えてくるよ」
「あぁ本当だな、道が見えた」
雲が晴れ、太陽が少しずつ姿を表し心地よい風が吹く中緑いっぱいの自然上を歩く。
「異世界に来たんだな」




少し短めですがキャラ説明


ルート  (今作 主人公)

説明  ひょんな事から異世界に行き世界を見て廻ることを夢見る人。
19歳(もうすぐ20)
日本では、別の名前だが異世界ではルートと言う名に、理由としてサナに拘束されている時に正しい道…道……と考えていて、日本の名前は異世界じゃ無いだろうと勝手に考えたら、道…ロード…ルート…的な感じで連想し案外気に入ったためこれで。

性格  基本明るく誰でも気軽に話せる感じの人、少々アホであったりそれが無茶になることも多々ある

容姿  緑髪にアホ毛が1つあり右側の髪はほっぺたまでかかり、左側は耳元くらいまで伸びている、少しつり目でクールな顔つきに見える、日本では黒髪の普通の人



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