生きて世界を見て廻る

help

1章 2節 謎の女の子

「あれ?…ここは…」
自分の記憶に無い天井、木で出来た何処か懐かしさを感じるような。
体を起こし辺りを見渡す。
「ん~わからん、えっと…何があったっけ?」
自分の身に何があったか整理する。
「まずは、異世界来て、川で水飲んで、狼のごちそうになりかけて、あぁそうだ!めっちゃ高い滝から落ちたんだった、良かったぁ~助かったんだね俺」
安心しながらベットから立ち上がり自分の体を確める。
「おや服が違うぞ?てかここ誰の家?」
扉を開け部屋を出て廊下に出る、そこには他に扉が2つあり扉の無い所が一つあった。
「誰かいますか~?」
声を出し家主が出て来るのを待つが返事がない。
「返事無し…外に出てみるか…」
扉の無い所まで向かったら、恐らくリビングであろう場所があった、異世界らしく暖炉があり木の机に木枠の窓、そして外へ通じる扉があった。
「とりあえず出るか」
そう言いドアノブに手をかけようとすると扉が開いた。
「お?」
開いた先は白髪の少し癖っ毛で自分の首位の身長の女の子がいた、特徴で一番先に目に入ったのは猫の様な耳だった。
「あっ…こんにちは!君がここの家主かい?」
と普通の挨拶をした途端自分の目線はいきなり上を向いた。
「はい?」
理解出来ぬまま気づいたら女の子に倒されていた、ナイフを首に当てられながら。
「あの~これは一体どう言うことですか?」
自分が置かれている状況にやっと理解して少し慌てる。
「うるさい、私の質問に答えてそれ以外の言葉はいらない」
抑えられながらうなずく。
「あんたは、誰?何故ここに?」
「俺は……」
(やべっ名前……ここで道を間違えたら間違えなく終わりだよな!落ち着け…名前…正しい道…)
「名前はルート、ここへ来た理由はネール王国に行く為だ」
「何故あの国へ?」
「冒険者になるためだ、なって世界を見て廻る」
「何故川に流れてた?」
「変な狼に追いかけられて逃げてたら滝があったから飛び降りただけだ!」
「嘘」
「嘘じゃない!そのお陰で気を失っていたんだよ」
「あり無い、あの滝は少なくとも1kmはある」
「は?1km?死ぬだろ!」
「だから嘘だと言ったでしょ」
「待て!でも嘘じゃないんだ!」
「あんただって知ってるでしょ?水は高い所から落ちれば怪我だってする、1kmもあったら確実」
「本当だって!信じてくれよ!」
「証拠は?」
「無いよ!怪我でもしてたらそれが証拠だよ!」
「まあいいや、あんたは大丈夫そうだね」
「はっ?」
理由も分からず拘束され理由も分からず解放される。
「あんた、少しアホっぽいから大丈夫だと思った」
「いやっバカにしてるよねそれ」
「そうでもないよ」
埃を払いながら立ち上がる。
「まるで状況が理解出来ないんだが」
「あんたが危険でないか確かめただけ」
女の子は、ナイフをしまいながら淡々と述べる
「私の名前はサナよろしくね」
「俺はルートだ、えっと…助けてくれたのかな?一様」
「まあそうだね川で水汲んでたら人が流れてくるんだもん、どっかの国の昔話だと思ったもん」
「とりあえずありがとうサナ、でどっかの国の昔話って?」
「知らないの?珍しいね、まあとりあえず座って」
すぐ近くにあった椅子に座り、サナはお茶を机の上に置いた。
「おおありがとう」
「どういたしまして、聞いたこと無いかなぁこの話」
サナは、お茶を飲みながら語り始める
「昔あるところにおじいさんとおばあさんがいて、おばあさんが川に洗濯しに行ったら、桃が流れてきて…」
「ちょっと待ってそれ桃太郎だよね!」
「なんだぁ~知ってるじゃん」
「うん!知ってるよね!日本昔話だからね!!」
「そうだよね、皆聞いたことあるよね、でもニホンって国は実在しないらしいね、なんか昔の勇者が作った話だとかで~」
「そうなんだ~あはは」
(絶対日本人!それ!)
「とりあえずネール行くんでしょ?」
「あ、そうそうだから服とか装備とか返してくれない?」
「良いけど…私も行く」
「はい?なんで?」
「あんたが面白そうだから」
「理由なってない!」
サナは、少し笑いながら立ち上がる
「良いから、行くんでしょ?」
「全く理解出来ないよ…何で出会って数分の男に着いていくんだ…」
「私、ルートの事助けた」
「はいはいどうぞご自由に!てか家どうすんの!?」
「私の家じゃないから大丈夫」
「何なんだ君は…」





キャラ説明

サナ

容姿  白髪、猫耳、癖っ毛、腰まで伸びた髪、前髪は、右目に少し髪がかかり左に流れる様になっている
白い尻尾が生えている、見てると無性に撫でたくなる

性格  淡々としているが少しボーッとしているように見える

説明  興味本位でルートを助け着いていく。
とても鼻が効く様



「生きて世界を見て廻る」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く