生きて世界を見て廻る

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序章 1節 つぶやき

雲一つ無い快晴の空、そんな時は子供は、外で元気に遊ぶだろう、犬だって気持ちいい散歩日和だろう、だが僕には関係ない、何故って?
「ああ…後何年だろな」
自分がどんな姿で遊んでいたかなんてもう思い出せない、お医者さん曰く、僕はもう長くないらしい、まだ20年もたってないのにな、中学1年位からかな?それくらいからずっと病院暮らし、今は19歳。
「退屈だ」
そう言いつついつも通り某人気動画サイト、ユー○ーブを見ながらベットの上で寝そべる。
そして1時間位経ったとき、SNSを開く、いつも通り見ているとふとつぶやきをしたくなった。
「人は、100年近くは生きられるらしいけど、私は20年も生きられなかった」
そうつぶやくと辺りが暗くなり意識が無くなった。

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