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戦場を駆ける欠陥アンドロイドの女神は劣等生と2人で戦うようです

颯★改

最前戦アキハバラ

「さて、そろそろ動かないと奴らが来るぞ」
「動くったってどこに行くんだ?」
ニケが尤もな疑問を投げかける。
「そーだなー、どこに行こうかなー」
「考えてなかったのかよ」
「ここがどこかも分からないんだぜ?
闇雲に動いたって奴らにハチ合わせたら元も子も無ぇし」
「かと言ってここでじっとしててもいずれ奴らに追いつかれる・・・。
これじゃあ、八方塞がりじゃないか」
『ところがぎっちょん!
このウルトラスーパーキューティーハイスペックコンピューターのクゥエイクちゃんが行くアテを見つけてきたのさ!』
「なにィ!?
ウルトラスーパーキューティーハイスペックコンピューターのクゥエイクちゃんが俺達の為に行くアテを見つけてきてくれだと!?」
『勘違いしないでよねッ!
別にあんた達の為にやったんじゃないんだからねっ!』
「とか言いつつも俺達に協力してくれるクゥエイクちゃん素敵!抱いて!」
「リゼルェ・・・」
「と、冗談はさておき、
行くアテって言ったって俺らみたいな反逆者を匿ってくれるような物好きなんてどこにいるんだよ?」
『それは、アキハバラさ!』
「アキハバラァ?
なんで反国家地区がわざわざ俺達を匿うんだよ?」
『それは本人から聞いてみよー』
「は?」
アキハバラに繋がっているのか?
と聞こうとしたとこで、クゥエイクのモニターに狐の面を被った痩せぎすの男が映った。
『やぁ、初めまして。
僕は、アキハバラのリーダーをさせてもらっている菅原月兎すがはらつきとだよ、よろしくね。
早速で悪いんだけど今すぐアキバまで来てくれないかな?
何しろ無線じゃ何処で盗聴されてるか分からないからね。
詳しい事は全部アキバこっちで話させてもらうよ』
月兎はそれだけ言うと一方的に通信を切ってしまった。
『切れちゃった』
「それでリゼル、どうするの?」
「どうせアテも無ぇんだ、行くだけ行ってみようぜ」
『目的も決まった事だし、いざ、アキハバラへ!』
「「GO!」」


クゥエイクの位置情報を頼りに海の上を5時間。
『そろそろ着くよー』
クゥエイクの声で目的地が近い事を実感する。
「ん?おぉ?寝ちまってたか、危ない危ない」
「おい、冗談だよな?
リゼル、お前は居眠りなんて危ない事してないよな?」
「馬鹿、冗談に決まってるだろ。
心配するなよ、ニケ」
「だよな、リゼルは何時だって気を抜く事はしないよな」
「・・・」
「何で黙るんだよ」
「すやすや」
「寝てんじゃねェェェェェェ!!!!!!」
スパーン!と子気味いい音をさせてニケが思いっきりリゼルの頭を叩く。
「痛ってぇ!?
誰だカレー投げたの!」
「寝惚けてんじゃねぇ!
馬鹿なの!?
アホなの!?
今、操縦中!
分かる?
少しでもレバーが動いたら海に真っ逆さまなんだよ!」
「お前かカレー投げたの!
食べ物を粗末にするんじゃねぇ!」
「まだ寝惚けてるのか!」
ニケがリゼルの目を覚まそうとまた手を振りかぶった時、
『お取り込み中失礼』
と、月兎の声がした。
月兎は続ける。
『そろそろ東京に着く頃かな?
花火を上げるからその真下に来てちょーだい』
月兎が言った途端、
ヒュルルルルルルル
ドッパァァァァァン!!!!!!
と花火が咲いた。
その花火にはWelcome to AKIHABARA
と書いてあった。
月兎なりのおもてなしだろう。
「あそこだな、行ってみるか」
「目は覚めたか?」
「そもそも寝て無ぇよ、揶揄っただけだ」
「私を騙したな!
なんて奴だ!」
「騙される方が悪い」
「ぐぬぬ」
そうこうしてるうちに打ち上がった花火の真下に来た。
花火の筒が何個も見えた。
何人かの人が手を振ってリゼル達にそこで待て、と合図をする。
しばらく待っていると、地面がゆっくりと開いた。
「凄ぇな、アキハバラはロマンの塊だぜ」
とリゼルが呟くと、
「私の方がロマンがあると思うな」
とニケがよく分からない対抗心を燃やしてきた。
「嫉妬か?」
「お前が目移りするからだ」
「俺はお前が1番だよ」
「にゃっ、なら良いんだ」
「にゃっ・・・」
「なんだよ」
「いや、可愛いなって」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・怒った?」
「バカ、照れてんの」
「素直だな」
「嘘つく理由がないもん」
「確かに」
『僕にも何か言って欲しいなー。
1人だと寂しいなー、構って欲しいな〜』
「お、もう降りれるみたいだぜ」
「ん〜、 ずっと座ってたから体中がガッチガチ、
リゼル後でマッサージしてくれない?」
「ん、任せとけ 」
『酷いよ!2人して僕の事仲間外れにして!
爆発しちゃえ!』
「冗談だよ、そんなに怒んな」
『怒るよ!僕がいなければなんにも出来なかったくせに!』
「それはお互い様だろう?」
『うがァァァ!!!
もう怒った!こうなったらお前のありとあらゆるデータにアクセスして恥ずかしい事を大声で暴露してやる!』
「おいバカやめろ!」
『ひとーつ!リゼルは巨乳好き!』
「やめろォォォ!!!」
「そうなのか?リゼル!そうなのか!?」
『ふたーつ!リゼルは色白の子が好き!』
「わかった!俺が悪かった!」
「リゼル!私も!私の肌も白いぞ!ほら!」
『みーっつ!リゼルは全裸よりスクール水着の方が好き!』
「ひぎゃああああああああああああああああ!!!!!!」
「スク水・・・」
『よーっ・・・「ごめんなさい!俺が悪かったから!もうやめてください!」
『しょーがないなぁ、心の広い僕は勘弁しといてあげるよ』
「ありがとうございますっ!」
『これに懲りたら僕を軽んじない事だね』
「分かりました!」
「スク水・・・」
「ニケ、どうした?」
「はっ!なんでもないぞ!
全然、これっぽっちも!うん!」
「なら良いけど・・・」
「スク水着てみようとか!
思ってないから!」
「うん・・・」
思いっきり墓穴を掘っているけど・・・
ニケのスク水、めっっっちゃ見てみたい。
「さぁ、降りようか」
コックピットを開け、ニケの手をとる。
俺はニケの為なら何でもしよう。
例え、国盗りでも、何でも。

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