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自由気ままな最強パーティ!

水無月空

六十六話 最終決戦!!! (上)

祐くんが、死んだ?
大きくグラムを振っていたのだが
魔王との距離は8m程。
魔王の大剣の間合いではあるが
祐くんのグラムの、間合いではないはずだ。
なぜそんなところで斬るのだ?
まさか、幻惑魔法?!
そう考えてるうちに
祐くんに魔王の大剣が
突き刺さった。
嘘だ嘘だ嘘だ。
そうやって逃げてしまえば簡単だ。
だが、目の前で起こったことから
逃げるのはとてもじゃないけど私には無理。
「よくも、よくもぉぉぉぉぉ!!!」
気づかないうちに身体が動いて
魔王の元へ走っていた。


嶽side
祐が重傷だ!
右肩からざっくり斬られた。
死んではいないはずだ。
祐は大剣が触れる直前に身体を少し捻り、
真っ二つだけは避けていたようだ。 
まずい、ミークが怒ってる。
このままじゃ祐が巻き込まれる。
跳躍、祐を抱え反対側の窓から
外に出るとちょうどルシファー達が
近くに転移してきてくれた。
「なんてお前は運がいいんだ、祐。」
「これ!ど、どうしたんですか!!?」
「話は後だわ!私が祐くんの治療をするわ!」
ルシファーが魔法を次々唱え
魔力の糸や針で祐の傷を塞いでいく。
その間、俺が見たことや戦況を話した。


ミークside
『デイスペル・オールマジック』
周囲100mの魔法全てを解除する。
もちろん私にかけられてる
強化魔法等も全て。
だが、Lv190の敏捷値はとてつもない。
100mを約6秒で走ることができる。  
先程嶽さんが祐くんを連れて飛んでいったので
何も考えず敵を殺すことができる。
どうか、祐くんが生きてますように。
魔王の大剣を避け、杖を振るう。
『インフェルノ』 
『『ライトニング』』
『エクスプロージョン』
立て続けに魔法を放つ。
ライトニングは両手に溜め
高威力小範囲の魔法で攻める。
しかし、いや。
やはり魔王には傷一つつかないようだ。
この程度じゃ意にも介さず大剣を振るいやがる。
 ライトニングで大剣の軌道をずらし
『プロミネンス』
4000度の爆ぜた熱。
『コンプレス』
一筋の線となるよう魔法を圧縮する。
昔やった祐くんとの合技の劣化版。
威力だけなら最高峰。
「ぬぅっ、さすが英雄の仲間だ。」
「さっきから祐くんのことを
英雄英雄うるさいわね!祐くんは祐くんよ!」
「ふはははっ、まさか知らなかったのか!」
なんのことだ?
「彼は英雄の魂の成れの果てなのだよ。」
なんというタイミングでカミングアウトするのだ。
だけど、
「もう一度言うわ。祐くんは、祐くんよ!」
『カタストロフィ』
魔王の手首から先を破滅の光が包む。
「まだまだ拙いな、魔法の使い方が!」
『サンクチュアリ』
『コンプレス』
魔王は破滅の光を反対の
属性の聖なる光を圧縮し打ち消したようだ。
「うるさいわね!おっさんと違って
まだ17歳になったばかりなのよ!」
コルトパイソンを抜き、早撃ち。
引き金を引き撃つだけ。
的はでかい、どこでもいい当たれ!
「さっきから、なんだその武器は!」
当たると必ず貫通する。
さっき、祐くんもAKを撃ってたな。
考えられた感じの銃声だった。
「だが、お主だけでは私を殺せぬよ。」
「分かってるわよ!だから時間を稼いだのよ!」
右側の壁を穿ちみんなが集う。
その中に、祐くんもちゃんといる。
「祐くぅんんんんんーーー!」
涙目涙声で、叫び抱きつく。
「痛てぇよ、ばか。」
ほんの今さっき傷が塞がったのだから、
という、言葉を言おうとしたのだろうが
私に心配をかけまいと口を噤んでいた。
「ミークちゃん?まだ敵の前よ、やめなさい?
あと、祐くんの傷を塞いだの私だから貸ひとつね。」
あぁ、みんなといると心が安らぐ。
「よく、この短時間で戻ったな!英雄よ!」
魔王の魔力が唐突に膨れ上がる。
まだ手を抜いていたのか。
魔王の身体が紅く輝き、身体から漏れ出た
魔力が魔王の身体を包み込み燃えているようだ。
「さぁ、かかってくるがよい!」
「言われなくても、そのつもりだ!
この戦いを終わらせてやるよ!」

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