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自由気ままな最強パーティ!

水無月空

五十五話 魔王軍幹部シャナ

 今日の魔王軍幹部はシャナ。
 魔王の弟である。
 データによると・・・。
 『シャナ』
 火属性魔法を使う。
 他の幹部よりも耐久力が低いが、
 攻撃力・魔力ともに高い。
 Lvは170と高く魔王軍の配下からの
 信頼が厚く常に護衛が付いてる。
 魔王城の防衛魔法の管理も行っている。
 数日に1度だけ外出するらしいが、
 なんでなのかはまだ誰も知らない。


「なぁ、ルナ。なんで来た?」
「いやあ、出番が欲しくて・・・。」
 出番?何のことだ。
「仕方ねぇからこのままいくぞ。」
 目の前には城。各地域に配置された防衛ライン。
 そこを少しずつ切り崩していくことが大切だ。


 こぢんまりとした城には大量のモブ。
 モブといっては可哀想かもだが、
 モブに違いはない。


「お、ルナ武器変えたんだ。」
 いつの間にか盾が無くなり、
「はい。今までの大盾と長剣だと
 このような室内だと味方に当たるので。」
 だから、短剣と小盾か。
 お金の事は聞かないでおこう。
 装飾品がなんか高そう。
 俺なんか今日、ミークに借りたパイソンと
 拳一つで来たのに。
「ねぇ、こんなに敵が多いとか
 聞いてないんだけど?!まじかよ。」
 ざっと敵勢5000。ギルド組んで
 戦うレベルの量だぞ、これ。
 範囲魔法の使えるミークがいれば、
 ほんと楽なんだけどな。
 今日はいないから、1体ずつ確実に減らさなければ。
『ジェネレート・エクスキャリバー』
 ルナが、謎の魔法を唱える。
 すると、ルナの目の前にエクスキャリバーが
 現れる。エクスキャリバーが・・・。(思考停止)
「どーいうアレだ。」
「はぁ、自分の持ち物を手元に転移させる魔法ですけど。
 まさか、知らなかったんですか?」
 ツッコミ所満載だが、聞きたいことがある。
「おい!いつの間にエクスキャリバーはお前のに
 なったんだよ!?」
「え?エクスキャリバーは王族の持ち物ですよ?」
 何言ってるんですか的な視線である。
 そうでした、王族全員の持ち物でした。
 だって、王族が初代から引き継いできたんだもんな。
 じゃぁ、俺もその魔法使ってみよう!
 えっと、さっきの発音を真似して、
『ジェネレート・アイギス』
 そしてぇ!
『ジェネレート・天叢雲剣』
 よし、成功!
「ア、アイギス?!」
 今度はルナが驚く番だ。
 まぁ、秘密裏に行動して手に入れた
 武器だからなぁ。


「オラオラオラオラオラァ!」
 逆異世界転生の時にみた某有名アニメ
 の真似なぅ。棒読みなのが好きなんだ。
 右・左・右・左と拳で殴る。
 ゴリ押していくとふと思う。
 何故、刀を使わないのか・・・?と。
 天叢雲剣はまじ強い。
 最近近衛兵に刀使いがいたので
 使い方を聞いたのだ。振り回すだけじゃダメなんだな。
 左腰に鞘ごと差しておく。
 そして、圧縮強化で自らの体を強化。
 腰を切り、左手は鞘に添えて。
 腰の捻りを解放しながら、大きく一歩踏み込む。
 みるみるうちに目の前の敵に接近し、
 腹に刀がめり込む。
 そして、刀を引きながら薙ぎ払う。
 皮膚が裂け、臓腑を難無く斬り裂く、
 背骨を切断し、そこから左右対称にすっぱりと
 斬る。そして、振りぬくと空気を断つ。
 真空波が生まれ、前方を切り裂く。
 さっすが伝説級武器。
「ちょっ!なんですかそのチート武器!?」
「あー、最近手に入れたんだ。まだ研いでないけど。」
「研いでないのにその強さって・・・。」
 呆れてやがる。まぁ、その気持ちはわかる。
 ルナは聖鎧イージスを着せ防御力を高めているので
 まだ、無傷である。しかも、聖剣エクスキャリバーで
 カウンターをキメるのでoverkillとなっている。
 ひどいわぁ。


 1時間後
「さぁ、あとはお前だけだ。シャナ!」
 そう、敵軍は壊滅。魔素となり俺のLvが上がる。
 なんと、2周目Lv150。
 よゆーじゃぁ!


 ・・・・・・ばこっっ。


 目にも止まらぬ速さでシャナが移動。
 ルナの小さな身体を吹き飛ばす。 
 聞いてた話と違う。
「おいっ!大丈夫か!?」
 ルナは右手を上げサムズアップで答える。
 が、ぱたりと手が落ちる。
 早急に決着を付けるべく、
 異能の発動もそこそこにぶん殴る。
 だが、何故か攻撃が届かない。
 顔面を捉えたはずなのだがその寸前で止まる。
 魔術的な物理防御だ。
 いつの間にそんな事をしたのだろうか。
 俺の拳は絶対に届かない。
 そして、シャナの尋常ならざる速度で
 殴られ続ける。痛い、痛いぃ。
 右太ももに手がぶつかった。
 硬く、滑らかな革製のホルスター。
 ミークに借りたんだったなぁ。
 ふと、あることを思い出す。
 弾丸は魔術的防御を貫通する。
「チェックメイトだ!」
 弾丸は魔術的防御力をガラスのように打ち破り、
 鼻の先から貫通する。
 脳漿がぶしゅっと飛び出す。
 その直後、改造炸裂弾が名前の通り、炸裂。
 首から上は吹き飛び流石に行動不能に陥る。
 ありがとう、ミーク!


 ルナを背負い、駆ける。
 目指すは我が家。


「ただいまぁ!ミーク、回復よろしく!」
「帰ってきて早々になに・・・ってルナちゃん!?」
『『ハイ・ヒール』』
 二重詠唱で俺とミークにヒールを掛け、
 俺もルナも傷が癒える。
「ありがとう。」
「まぁ、今日は早く寝なさいよっ。
 心配しなくてもルナちゃんはすぐ起きるわよ!」
 読心術か・・・!?
「まぁ、ご飯までまだ時間あるからゆっくりしときなさいね。」
 ふぇ~、疲れたぁ。


 魔王軍、残り幹部11人。

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