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自由気ままな最強パーティ!

水無月空

四十二話 ミークの憂さ晴らし

「もう!最近、佑くんがかまってくれない!」
 私は地団太を踏んでいた。
「仕方ありませんよ、国王様ですもん。」
 私は、奥さんよ!奥さんと仕事、
 どっちが大事なのか、佑くんに問いたい。
 私は、もちろん・・・。何考えてるの?!私。
「私、クエスト行ってくるわ。」
 クエストを受けるために、酒場に向かった。


「コレ、受けるわ。」
「了解しました。グラシャラボス討伐ですね。」
 こいつは、グリフォンのような翼をもった犬である。
 人に知識を与える反面、殺戮の達人だ。
 しかし、ネビロスのまぁ、移動用の足だ。
 ネビロスは腐の王アスタロトの配下なので、
 その下のグラシャラボスは下級悪魔となる。
 下級悪魔の中でも個体名があるので、まぁ強い方だ。
「近辺には他の悪魔もいるようなのでパーティで
 行くことをおすすめしますよ!」
 受付のお姉さんは強く警告してくれた。
 しかし、今の私は本当に機嫌が悪い。
 一人で行くことにした。


『『エクスプロージョン』』
 2つの魔法を同時に唱える。
 目の前にいる下級悪魔が灰となる。
『『『サンダー・スピア』』』
 一閃の収束した雷が眉間を撃ち抜く。
『サンクチュアリ』
 聖なる力が指定区域を埋め尽くし、
 デビルを屠る。
『ユグドラシル』
 デビルは木の養分となる。
 その時、グラシャラボスが突然襲いかかってきた。
 しかし、サンダー・スピアの溜めておいたもの。
 それを、左で一閃、右手で一閃。
 眉間と心臓を1度ずつ射貫く。
 しかし、さすがは下級悪魔と中級悪魔の間。
 この程度の魔法じゃ死ないようだ。
『サイ・テレキシス』
 相手の右手を逸らす。右手なのか、右足なのか
 よくわかってはいないけど。
『カタストロフィ』
 敵の翼を破滅の光が包む。
 一か所に集中したこの魔法は範囲は狭いが
 威力はトップクラスだ。
 背後から、突然攻撃される。
「くぅっ!?」
 痛い。右横腹を殴られたようだ。
 あちゃぁ、これは、肋骨が折れたかも。
 ここまで、痛くては精神集中が必要な
 魔法は無詠唱で、いや詠唱を切り詰めてでも
 発動することはできないだろう。
 これじゃぁ、テレポートで逃げることはできない。
 だが、これだけの強さの悪魔を倒すのなら
 初級魔法じゃダメ。もっと威力のある超級魔法じゃないと。
 範囲のある、なおかつ、高威力で一撃で倒せる魔法。
 自爆覚悟で、攻撃するしかない。
「寿命を迎えし、恒星の光。
 赤より紅く。灼熱の炎よ、紅蓮の炎よ。
 我に力を貸したもう。全てを蹂躙する
 爆炎がスベテヲ蹂躙するだろう!」
『スーパーノヴァ」
 自身の周囲を埋め尽くす。
 ん~、まずいかもしれない。
 これは、防御魔法とか、支援魔法すればよかったなぁ。
 ふと、佑くんのことが脳裏に映る。
「おい!バカじゃねぇのミーク!」
 佑くんの声だ。なぜ、こんなところに?
「たす・・・く・・・くん?」
「あぁ、俺だ。危うく1度死んだけどな。」
「え?私も死んだの?」
「いや、王家の耳飾りは神器だ。
 蘇生魔法が込められているんだよ、危なかったぜ。」
 そうなんだ。それなら大丈夫なのだろう。
「ほら、帰るぞ。」
 彼は、短くそういうと背中を向け、しゃがむ。
 私は持たれるかかるように彼の背中に負ぶられる。
「ありがとう。」
「まったくだ、世話が焼ける。」

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