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牧之原智花は人を殺さない

もやもや

9

「それで僕は智花についてこいとそういうこと?」
 おやつを食べ終わった毘沙門天は無表情で智花に尋ねる。
「そういうこと。私一人じゃ寂しいもん
「……その姿でいわれてもなぁ……まあいいか。三食昼寝おやつ付きなら、行ってあげる」
「ありがとう! ありがとう毘沙門天!」
 智花は毘沙門天を強く抱擁した。
「痛い痛い! 皮膚が痛いよ。智花」
 ぴょんと抱擁していた智花から逃げ出した毘沙門天。
「僕に抱き着くならエルフか人間のときだけっていったでしょ」
「いいじゃない。減るもんじゃないし」
「エルフのときと人間のときは柔らかいからいいの。魔物と魔族のときは皮膚が固いから嫌なの」
「ホント、エロ猫だよね」
「僕はオスなんだから仕方ないだろ。見た目が綺麗な方が好きなの」
 毘沙門天は大きく伸びをしてベッド移動し丸まり、智花に尋ねた。
「そういえば智花ってなんで僕の言葉を理解できるの?」
それは――多分あのときだ。でもこんな身体に猫の言葉が理解できるという不思議な能力をもってしまったということに後悔はい。
「それは生まれもった才能ってやつだよ。ワトソン君」







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