姫より地味女子に惹かれた俺は間違っているだろうか?
2話 つまんない②
別に部活がいわゆるオタサーだから、行きたくなかったというわけじゃない。
オタサーなのは別に良い。知ってて入ったんだ。だからむしろwelcomeだ。
「あれぇー、どうしたの?滝本くん」
「そんな、入り口で立ち止まって。池田くんがどうしてもっていうから、私、活動しないでまってたんだよぉー」
姫だ。
この、語尾をのばしてチャラチャラと喋る。
オタサーに似合わぬギャルギャルしいやつだ。
1年1組、清水愛利沙
どう考えてもオタクとは無縁の存在。
髪は茶髪で、まぁ、地毛だというが本当はどうかわからない。
とにかく、コイツのせいで俺のオタクライフは台無しになった。
この、現代芸術研究部に先月から入部し、即座にいわゆるオタサーの姫に(というか副部長に)君臨しやがった、姫とは名ばかりの大魔王だ!
容姿と、外面だけは良いようで、入部早々、1個上の先輩、1年、もとい部員全員メロメロだ。そのお陰で副部長とはいいつつも実質、権力は清水への一点集中で、最近の活動は、二次元的なことがほとんどない。
やったことといえば最近の流行ったアニメ映画の鑑賞会をしたくらいだ。もちろん、清水の注文で……
この、清水を限りなくヨイショする体勢がとてつもなく気に入らなく、つまらないのだ。
「おーい、滝本くん~」
「ゴメン、ちょっとボーとしてた。」
だから、俺は他の部員とは違い清水にはどことなくそっけない。
そして、そのそっけない態度が、俺に不幸を招いた。
それは、この直後、おれが最近買ったお気に入りのラノベの最新刊を持って特等席もとい、この教室 の右端の椅子にかけようとしたとき
大魔王は放ったのだ、いてつくはどうを……
俺が少し恐れていた一言を………
「滝本くん、私に冷たくない?私、みんなと仲良くしたいのに、私………」
その場が一瞬で静かに凍りついた。
はたから見たら嘘泣きだろうと、わかるような下手な芝居をまじえて放たれた一言は、姫に従う、ナイト達を団結させるには十分な一言だった。
団結?どの方向に?
紛れもない、姫に従わない反逆者への。
つまり、俺への………
オタサーなのは別に良い。知ってて入ったんだ。だからむしろwelcomeだ。
「あれぇー、どうしたの?滝本くん」
「そんな、入り口で立ち止まって。池田くんがどうしてもっていうから、私、活動しないでまってたんだよぉー」
姫だ。
この、語尾をのばしてチャラチャラと喋る。
オタサーに似合わぬギャルギャルしいやつだ。
1年1組、清水愛利沙
どう考えてもオタクとは無縁の存在。
髪は茶髪で、まぁ、地毛だというが本当はどうかわからない。
とにかく、コイツのせいで俺のオタクライフは台無しになった。
この、現代芸術研究部に先月から入部し、即座にいわゆるオタサーの姫に(というか副部長に)君臨しやがった、姫とは名ばかりの大魔王だ!
容姿と、外面だけは良いようで、入部早々、1個上の先輩、1年、もとい部員全員メロメロだ。そのお陰で副部長とはいいつつも実質、権力は清水への一点集中で、最近の活動は、二次元的なことがほとんどない。
やったことといえば最近の流行ったアニメ映画の鑑賞会をしたくらいだ。もちろん、清水の注文で……
この、清水を限りなくヨイショする体勢がとてつもなく気に入らなく、つまらないのだ。
「おーい、滝本くん~」
「ゴメン、ちょっとボーとしてた。」
だから、俺は他の部員とは違い清水にはどことなくそっけない。
そして、そのそっけない態度が、俺に不幸を招いた。
それは、この直後、おれが最近買ったお気に入りのラノベの最新刊を持って特等席もとい、この教室 の右端の椅子にかけようとしたとき
大魔王は放ったのだ、いてつくはどうを……
俺が少し恐れていた一言を………
「滝本くん、私に冷たくない?私、みんなと仲良くしたいのに、私………」
その場が一瞬で静かに凍りついた。
はたから見たら嘘泣きだろうと、わかるような下手な芝居をまじえて放たれた一言は、姫に従う、ナイト達を団結させるには十分な一言だった。
団結?どの方向に?
紛れもない、姫に従わない反逆者への。
つまり、俺への………
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