幸せの鮮血

けん玉マスター

7話 さらなる依頼

最近投稿できてませんでしたすいません。



「シャンザってさ…最近あの転校生と一緒にいること多いよね。」

「…え?」

「なんたっけ?サチトくんだっけ?」

「あ、うん。」

シャンザは友人であるマナと話していた。
「で?どうなの?」

「どうって?」

「だってあの子かっこいいじゃん。」

「ふぇ?!」

「何その可愛い反応。」

「だ、だってマーちゃんが変な事言うから!」

「え?だってかっこよくない?前もシャンザ色々助けられてたじゃん。」

「そ、そうだけど…。」

「で?どーなのよ。やっぱり同じランクだと親近感沸くものなの?」

「そ、そんなんじゃないけど…。その…サチトくん…私のお弁当食べたいって…言ってくれてて…。」

「…」

「だから…その…。」

「んふ…それで今日お弁当気合い入れて作ってきたんだ〜?」

「そ、それはその…!」

「あ!来たよ!サチトくん!」

「え?あ!」

「ん?あ…おはようシャンザ。」

「お、おはよ!」

「えっと…?」

サチトは自分の席に座る見知らぬ女子を見る。
「あ、ごめんね?私はマナ。シャンザとは小さい時からずっと一緒なの。幼なじみってやつ?」

「へぇ…。俺はサチト。」

「うん、知ってる。」

「そうか…。よろしく。」

「…へぇ…君…結構強いでしょ?」

「…俺はEランクだぞ?」

「ふぅん…。ま!よろしくね?サチトくん。」

「…よろしく…。」

サチトはマナと握手した。
「さ!私はお邪魔みたいだから自分の席に戻るよ。」

「ちょ…マーちゃん!」

「?…愉快なやつだな…。」

「もう…。」

「…なあ…あの子…結構やる方だろ?」

「やる方って?」

「結構ランク…高いだろ?」

「うん!マーちゃんは強いよ!このクラスで唯一のAランクだもん!」

「A?」

「うん!」

「…そういえばこの学校にSランクはいないのか?」

「この学年にはいないかな…。Sランクは生徒会長と副会長だけだよ。」

「…へぇ…。」

「あの二人は凄いんだよ?ほとんどのステータスがSクラスなんだから!」

「それはすごいな…俺とは大違いだ。」

「本当に…私とは全然違う…。」

「…シャンザ?」

「あ、ううん!あ、今日お弁当作ってきたんだけど…今日の昼…どうかな?」

「まじで?助かるわ〜。金ないんだよね…。」

「よ、良かった〜。」

「ふ…。ほら、授業始まるぞ。」

「うん!」




昼休み
「シャンザ…昼にしようか。」

「うん。はい、サチトくん!」

シャンザはサチトにお弁当を渡す。
「ありがとう。」

「サチト…いるか?」

そこに先生が現れ、サチトを呼ぶ。
「先生?どうしました?」

「校長がお呼びだ。」

「…シャンザ…ちょっと行ってくるな。」

「あ、うん。」





「大事な友人との時間を奪って悪かったね…。」

「そう思うなら昼休みにわざわざ呼ばないで貰えませんかね…。」

「悪かったね…。」

「それで?何の用ですか?」

「もう時期星龍祭の予選が始まる。」

「テストの後でしたっけ?」

「そうだ。そこで奇妙な噂を聞いてね…。」

「噂?」

「この学園に…ロキア帝国のスパイが忍び込んでいるっていう噂だ…。」

「…へぇ…」

「いい顔をするね…。」

「それで?そのスパイを見つけろとでも?」

「頼めるかい?」

「タダ…とは言わないでしょう?」

「その話が来ると思ったよ…。」

「信憑性がありません。ロキアのスパイはなんのためにこの学校に侵入していると言うんですか?」

「ま、大方この国の戦力を削ぐ気だろう…。この学校は優秀な生徒が多い。」

「で?報酬は?」

「そうだな…この学校にいる間学食がタダというのはどうだ?」

「それは心配ありませんよ。俺は料理も出来ますしね…。」

「ならば何が欲しい?」

「テスト免除で。」

「…は?」

「勉強面倒なんすよ。テスト免除でいいっすか?」

「ふはは…面白いことを言うね…君は。」

「で?いいっすか?」

「却下だ。」

「…ここで拒否します?」

「私は依頼者である以前に教師。そして君は生徒。…テストはしっかり受けたまえ。」

「へいへい…そのくらいの依頼ついでにやってやるよ…。」

「そのくらいの依頼…ねえ?流石は世界最高の殺し屋だ。」

「俺は戻るぞ?」

「ああ…わざわざ悪かったね…。」



ロキア帝国のスパイ…ね…。
それにSランクの生徒会…


…なんだ…結構面白そうじゃん…ガッコー。




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コメント

  • ノベルバユーザー333651

    おもろいのう

    1
  • かつあん

    俺もテスト免除して欲しい!(切実)
    ま、無理なんですけどねw
    それは置いといて…生徒会長と副会長がこれからどう言った感じに登場してくるのか!

    1
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