コネクト 創造する世界
仮想と現実 浸透
・・・
「で、結局暴走して終わったと。もうちっとなんとかならんのかお主は?」
「しかし、ロックでもあの立場ならそうするだろ」
「そんなわけあるか」
「いやそうなるね」
「ワシなら夢なんて生温くせず、現実で根性焼きするわい」
あぁ、そっちなのか修正する箇所は。
「だいたい、お主はなぁ・・・」
あの後、普通に現実に戻り今回の騒動としたバグAIは隔離。騒動はイベントの不具合とし、ゲーム側は何らかの影響を受けたプレイヤーに精神療法等を行うことになった。
またこの件を受け、今年度中はコネクトはイベントの根幹にはプレイヤーを置くこと。ようは、AIのみのイベントは禁止となった。最もこれに関してははじめから規定路線だったが。
老人の小言を軽く聞き流す。
「なぁ……AIと人間の違いってなんだ?」
「なんじゃ、藪から棒に……」
「なに、すこし年配者の意見も聞きたくなってね」
「ふむ……まぁ現在で言えば」
「いえば?」
「【育児放棄の赤ん坊か】」
また爺ならではのよくわからない表現使って。
「どういう意味だそりゃ?」
「【学習できるからと言って、学習させるから壊れたAIができるんじゃ】塾にいったら学力が作って言って成果主義に成り果てた親と一緒じゃな。端的に言えば【親が欲張って失敗した子供】じゃ」
「育児失敗ねぇ」
「そうじゃ、成長スピードを早くした結果、ろくな精神が構築できず。修正する奴もいないから歪に育て上げ。理由も理解できず破棄される。今の人口AIの大半はそんなものよ」
「対策は?」
そこまで言うのならば、すでにもう答えが出てるのだろう。
「いうてみ?恐らく一緒のはずじゃ」
「幼少期からのAIの作成、【選択の学習からか】」
「ひょっとしたら、感情も学ぶかも知れん」
「はは、実験室でも何体か作ってみるか」
「……」
会話が止まる。少しの沈黙の後、話しかけてきたのはロックの方だった。
「で、何をやるつもりじゃ」
「何時からわかってた」
「お主が不完全燃焼してるのに愚痴をこの程度で終わらす時点で、先に何かあるくらいわかるわい」
そんな気はなかったんだけどな。
「コネクト開始から4ヶ月ここに来て、ひとつわかったことがある」
「なんじゃ?」
「こいつらコネクトを全然使いこなせてねぇ」
「短絡すぎじゃろ、まだ4ヶ月じゃぞ」
いいやもうおそい、遅すぎる。
「俺が4ヶ月で遊んだゲームわかるか」
「RPG系何本かと鉄塊とあとテキトーな奴だろ」
「他にもいくつかやっているがな、それにチートの対処依頼で多様なゲームをやってきた。その結果」
「中にこもって録に他のゲームをやってないと」
ついでに言えば、発想もゲームないで完結している。【他所にいく発想すらない】
「酷いところなんて、初期パラが失敗したから辞めただぜ、ダメダメ過ぎるだろ」
「……動くのか?」
「一1ヶ月。1ヶ月準備して、10月だそこから3ヶ月間【とりあえず形は見せる】」
誠に、誠にいかんであるが。周りが動かないんなら仕方がない。
あぁ、そうだ、他のは動いてくれなかった。結局【全てを出しきった相手なと居なかった】正式版開始の不正連中も、愉悦を楽しむGMも、馴染みの連中も。バグAIですら、結局全て出しきる前に終わってしまった。
なら、後は【自分がその状態を作り上げるしかないではないか】
「ロックも遊んでる奴に連絡してくれ」
「それはどっちだ?」
やはり安心する。自分の考えをわかっていて思わず笑ってしまう。
「どっちもに決まってる。【仮想も現実】も全て混ぜる」
「お偉いのはどうするじゃ」
「【煽って、嵌めて、食らう】何、【どう転がってももくてきは達成できる】」
「……相変わらずだな、周りの迷惑など考えずに突き進む」
「なぁに、ここなら【自己責任だ】」
「カッカ、違いない」
グラスを用意し酔わない酒を一気にのみほし。席をたつ。
「【全力】でいいんじゃな」
「あぁ、こっちも考えつく全てを行う」
「ゲームは?」
「シンプルに宝を盗む怪盗ゲームだ」
ニヤっとロックは笑う。
「なんでもありじゃな」
こちらもニヤっと返す。
「あぁ、なんでもありだ。ロボットも毒も魔法も、銃も召喚もなんでもありだ」
あぁ、体に熱が入る。
「軍のように行動しようが、近未来のようにセンサーとかもろもろ使ったり。ファンタジーみたいに魔法で解錠したりなんでもありだ」
「無論それだけじゃないんだろ」
「勿論だ、当然【ゲームなんてしなくてもよい】宝なんて無視して遊んでもよい、脱出ゲームにしてもよい。なんなら【テーマパークを作って遊んでてもよい】【制限なら】如何わしいプレイに使おうが問題ない。当然【こちらもそういう使い方も推奨していく】なぁに、お財布は金剛持ちだ。こちらは持てる限りをつくし【全力で取り組む】」
「……また、とんでもないいちゃもんをつけられるぞ」
いちゃもんか、それでいい。
「それぐらい叩かないと動かないんだ。なら今できる範囲で【やりたい放題やらせてもらおう】」
どうせ、いつかは制限やら何やらがかかるんだ。
「まぁ、【責任は被ってやる】ただ、その責任が自分の責任だけですむレベルにはしないがな」
運営もプレイヤーも、政府も企業も全部混ぜてやる。
あぁ
「待ち通しいな」
「その前に準備はするんじゃな、18禁に躊躇してるようでは幸先悪いと思うがな」
……なんで知ってるの?
「あぁ言うのはプライベートでいった方がいいと思うぞ?まぁその勇気がないから集団のところから入ろうとしたんじゃと思うが」
「……善処します」
「……はぁ、当分小僧は小僧のままじゃな」
「で、結局暴走して終わったと。もうちっとなんとかならんのかお主は?」
「しかし、ロックでもあの立場ならそうするだろ」
「そんなわけあるか」
「いやそうなるね」
「ワシなら夢なんて生温くせず、現実で根性焼きするわい」
あぁ、そっちなのか修正する箇所は。
「だいたい、お主はなぁ・・・」
あの後、普通に現実に戻り今回の騒動としたバグAIは隔離。騒動はイベントの不具合とし、ゲーム側は何らかの影響を受けたプレイヤーに精神療法等を行うことになった。
またこの件を受け、今年度中はコネクトはイベントの根幹にはプレイヤーを置くこと。ようは、AIのみのイベントは禁止となった。最もこれに関してははじめから規定路線だったが。
老人の小言を軽く聞き流す。
「なぁ……AIと人間の違いってなんだ?」
「なんじゃ、藪から棒に……」
「なに、すこし年配者の意見も聞きたくなってね」
「ふむ……まぁ現在で言えば」
「いえば?」
「【育児放棄の赤ん坊か】」
また爺ならではのよくわからない表現使って。
「どういう意味だそりゃ?」
「【学習できるからと言って、学習させるから壊れたAIができるんじゃ】塾にいったら学力が作って言って成果主義に成り果てた親と一緒じゃな。端的に言えば【親が欲張って失敗した子供】じゃ」
「育児失敗ねぇ」
「そうじゃ、成長スピードを早くした結果、ろくな精神が構築できず。修正する奴もいないから歪に育て上げ。理由も理解できず破棄される。今の人口AIの大半はそんなものよ」
「対策は?」
そこまで言うのならば、すでにもう答えが出てるのだろう。
「いうてみ?恐らく一緒のはずじゃ」
「幼少期からのAIの作成、【選択の学習からか】」
「ひょっとしたら、感情も学ぶかも知れん」
「はは、実験室でも何体か作ってみるか」
「……」
会話が止まる。少しの沈黙の後、話しかけてきたのはロックの方だった。
「で、何をやるつもりじゃ」
「何時からわかってた」
「お主が不完全燃焼してるのに愚痴をこの程度で終わらす時点で、先に何かあるくらいわかるわい」
そんな気はなかったんだけどな。
「コネクト開始から4ヶ月ここに来て、ひとつわかったことがある」
「なんじゃ?」
「こいつらコネクトを全然使いこなせてねぇ」
「短絡すぎじゃろ、まだ4ヶ月じゃぞ」
いいやもうおそい、遅すぎる。
「俺が4ヶ月で遊んだゲームわかるか」
「RPG系何本かと鉄塊とあとテキトーな奴だろ」
「他にもいくつかやっているがな、それにチートの対処依頼で多様なゲームをやってきた。その結果」
「中にこもって録に他のゲームをやってないと」
ついでに言えば、発想もゲームないで完結している。【他所にいく発想すらない】
「酷いところなんて、初期パラが失敗したから辞めただぜ、ダメダメ過ぎるだろ」
「……動くのか?」
「一1ヶ月。1ヶ月準備して、10月だそこから3ヶ月間【とりあえず形は見せる】」
誠に、誠にいかんであるが。周りが動かないんなら仕方がない。
あぁ、そうだ、他のは動いてくれなかった。結局【全てを出しきった相手なと居なかった】正式版開始の不正連中も、愉悦を楽しむGMも、馴染みの連中も。バグAIですら、結局全て出しきる前に終わってしまった。
なら、後は【自分がその状態を作り上げるしかないではないか】
「ロックも遊んでる奴に連絡してくれ」
「それはどっちだ?」
やはり安心する。自分の考えをわかっていて思わず笑ってしまう。
「どっちもに決まってる。【仮想も現実】も全て混ぜる」
「お偉いのはどうするじゃ」
「【煽って、嵌めて、食らう】何、【どう転がってももくてきは達成できる】」
「……相変わらずだな、周りの迷惑など考えずに突き進む」
「なぁに、ここなら【自己責任だ】」
「カッカ、違いない」
グラスを用意し酔わない酒を一気にのみほし。席をたつ。
「【全力】でいいんじゃな」
「あぁ、こっちも考えつく全てを行う」
「ゲームは?」
「シンプルに宝を盗む怪盗ゲームだ」
ニヤっとロックは笑う。
「なんでもありじゃな」
こちらもニヤっと返す。
「あぁ、なんでもありだ。ロボットも毒も魔法も、銃も召喚もなんでもありだ」
あぁ、体に熱が入る。
「軍のように行動しようが、近未来のようにセンサーとかもろもろ使ったり。ファンタジーみたいに魔法で解錠したりなんでもありだ」
「無論それだけじゃないんだろ」
「勿論だ、当然【ゲームなんてしなくてもよい】宝なんて無視して遊んでもよい、脱出ゲームにしてもよい。なんなら【テーマパークを作って遊んでてもよい】【制限なら】如何わしいプレイに使おうが問題ない。当然【こちらもそういう使い方も推奨していく】なぁに、お財布は金剛持ちだ。こちらは持てる限りをつくし【全力で取り組む】」
「……また、とんでもないいちゃもんをつけられるぞ」
いちゃもんか、それでいい。
「それぐらい叩かないと動かないんだ。なら今できる範囲で【やりたい放題やらせてもらおう】」
どうせ、いつかは制限やら何やらがかかるんだ。
「まぁ、【責任は被ってやる】ただ、その責任が自分の責任だけですむレベルにはしないがな」
運営もプレイヤーも、政府も企業も全部混ぜてやる。
あぁ
「待ち通しいな」
「その前に準備はするんじゃな、18禁に躊躇してるようでは幸先悪いと思うがな」
……なんで知ってるの?
「あぁ言うのはプライベートでいった方がいいと思うぞ?まぁその勇気がないから集団のところから入ろうとしたんじゃと思うが」
「……善処します」
「……はぁ、当分小僧は小僧のままじゃな」
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