コネクト 創造する世界
正式版開始 ゲーム
「なるほど、適合ですか……」
「そうだ、はっきりいってそんなものは【必要ない】」
鬼気迫る症状で、威嚇してくる。
「何を焦っておるのだお主は」
金剛が投げかける。
「焦ってる、あぁ焦るさ。今でもかなり厳しいのにまた【不純物】が混じる可能性が出たからね」
「不純物?」
「あぁ、不純物だ。一時期流行った追加コンテンツやら、提携結んだ業界とのコラボレーションなんて【不純物の塊】じゃないか」 
うーん何か的がずれてるな。
「それなら何で、現段階で食品業者とコラボしてるゲームが存在してるんですか」
「それは……」
ここで、黙秘か。……
恐らく推測だが。問題なのは【業種】だ、恐らく食品も事前のてなのだろう。前提として、地角博士の【政府関係】を考慮すれば……
「ここ以外に、先に提携先が決まっている。そういうことですね林さん」
「……」
「なるほど、先に企画してる以上、そっちを通さないと筋が通らなくなる。そういう話か」
まぁ、日頃の林さん行動からさっするに、仮にこれをやり始めたら潰しにかかる。というか殺しにかかるんだろうな。【コネクトの総力を持って】
「僕からは何も言えない。しかし、それを申請しようするなら【持てる力を使って】棄却しなきゃいけない」
「まぁ、別にいいです。【おまけ】みたいなものですから」
「そうか、それは良かった」
そういいながらも、表情は変わってない。それはそうだ。相手の【都合】で、棄却されるんだ。ならこちらの都合もとうしてもらわないと。
「それで、棄却の条件に僕は何を差し出せばいいのかな」
「その前に、スポンサー達は帰ってもらいましょう。今回はいくつかのスポンサーと提携を結べたという事で」
「待った、まだ私達は『即時賛同出来ない時点で必要ありません』」
そもそも、【言葉だけで伝えよう】としてる時点で、アウトなんだよ。現に最初から【精神医学は個人チャットしていたし】義手関係もアドレスの交換はすんでいる。他にも、【自分以外と交流したり】【グループ間で話をしている奴もいる】何も動かずただのうのうとしてるやつらなんて、それは【そこにいる置物】と変わりはしない。
「では、スポンサーの方々。本日はお越しいただいてありがとうごさいます」
「おい、まだ」
「それではまた、【機会があるかたは】」
そうやって、スポンサーを強制退出させる
そもそも、今回のは【ジャブ】みたいなものだ、スポンサーの方もそう簡単にはいかないことはわかっている。今はただ【旨み】をちらつかせただけだ。こんなものは【簡単に改竄できてしまう】今はただ、死なないように伝を作ること。最初から【まともにゲームなんてできるわけがない】と想定して動き。【最悪から逃げつつ、自分の都合いいように改竄していく】それがこれからしなければいけないこと。であるから、【利権】等はいらなく必要なのは……
「さて、二点あります。まぁまずはジャブの方からですかね」
そういい、金剛氏と林さんに考案を、見せるまずは比較的穏やかな方。VR空間上でのテーマパークの企画書だ。
「さすがに通りますよね。【こことは提携を結んでないはずだ】」
というか、そことズブズブだったらプロパカンダがおかしな事になる。
「確かに、通ってないが『勿論、地角博士の話しは通してあります。』」
視線が地角博士の方に集中する。
「あぁ、我輩の出番か……、少し待っておれ。あと数件棄却してから戻るでアール」
あぁ、博士は企画書の、選別か。サークルメンバーはグループチャットでこっちの事気にしてないし。(何故かクラウンクラウンで金剛も入ってるし)まともにやってるのってもしかして林さんぐらいか。
「ふぅ。数打てば当たる精神もいいでアールが【審査を人がやってるってことを理解すべきだな】無駄な労力使わせてる奴の企画なんぞ、少しいいぐらいでは棄却するに決まってるであろう。それで我輩になにようでアールか」
「■■、あぁ、スカイアースからテーマパークの申請が来たのですが」
「あぁ、その企画か。【申請はもうとおってるぞ】というか、【奴の企画はほぼ全て自動許可になっている】ので聞くだけ無駄でアール」
「それは、……職務怠慢であるんじゃないんですか」
「いや、これはしょうがないのでアール、なんせ【ジャンルがないのであるからな】どのような企画にしてもそのジャンルに当てはまってしまうのでアール」
「ジャンルが……ない?」
「ふむ、そろそろお主のゲームコンセプトを話すべきなのでは。というか、【はじめからそのための集まりであろう】今回は」
……博士は気づいていたか。
「そうなのか、小僧」
「まぁ、開始したって【遊戯をできる状態ではないのでね】この機会に伝とゲーム方法を作ろうと思いました」
「ふむ、確かお主のゲームは古典遊戯であったか」
「確か、鬼ごっことかかくれんぼとか言ってたな」
ここに来てサークルメンバーも参加してくる。
「えぇ、それであってます。ところで皆さん【古典遊戯ってなんだと思います】」
一同は沈黙する。こんな時に最も時間がかかるのが、金剛氏なのだが。
「まぁ、いったん休憩入れましょうか。なんか適当に飲み物でも飲みながら」
…………
時間はたつ、一分、五分、十分。……
「そろそろ、考えても無駄なので。回答してもらいましょうか。」
時間がかかりそうなので、思考を終わらせる。まぁ、回答も何種類かはでるだろう。
「回答といったってもよぅ。古典って要は書物のことだろ。」
「いや、古典力学っていうのもあるんだし、古いもの全般のことじゃないのか」
「自然科学とかでは、近似として有用なものって意味もあるわね」
「では古典はそこまでにして、【遊戯】を考えましょうか」
「遊戯なんて子供の演技じゃないのか」
「菩薩に近い人とかそういう意味もあったよね」
雛形さん、コアなとこ知ってるな。そこらへんは調べて知った部分なのに。
「ではそれを踏まえると、古典遊戯とは何になるでしょう」
「うーん、古くて伝統的な遊びとか」
「案外、子供の遊びって意味かもな」
「TRPGが通るんだから本を通じて遊ぶってことかな」
「はい、【それが全て正解です】」
「……、結局なんなんじゃ【古典遊戯】とは」
先ほどまでだんまりだった。金剛氏が質問をする。いい加減、回答の後回しに飽きたのだろう。
「わしが言いたいのは、答えじゃ。質問は一切いらん」
「しいて言うのなら。古典遊戯とは、【今ある遊戯の全てを含みます】」
「はっ、それが何故通る。【そんな回答じゃ審査は通らんぞ】」
勿論、博士にもそういわれた。しかしことはそう単純じゃない。
「まぁ、納得できないようですし、そうですね。一つの例として【鬼ごっこ】でも例にあげましょうか」
「鬼ごっこって、【タッチして鬼を変える遊びよね】」
「えぇ、そうです。何故かVRでやってる人たちを見ませんが」
「あたりまえじゃ、【現実でできることを何故ここでやる】」
そう誰しもがそう思ってる。
「果たして、本当にそうですか?」
「なんじゃ、現実でも鬼ごっこくらいできるじゃろう」
「そもそも、なんで【魔法】や【召喚】、【忍術】や【ロボット】を使わないのが前提なんですか」
「……はっ」
誰しもがそういう顔をする。博士もそうだったけな。
「私は【ルールしか言ってませんよ】。なんで【現実世界で再現できると思ってるんですか】」
「そりゃあ、お主【鬼ごっこ】だろ」
「固定概念にとらわれすぎてるんですよ、あなた方は。鬼ごっこを平地で能力の差がある人達通しで、なんにも能力を使わずに遊ぶ。そんな認識をしてます。【鬼が触れた人物が次の鬼になるという条件】しかいわないのに」
「固定概念って、では何か? お主は魔法やロボットに乗って遊ぶと」
「おまけに、環境や状態も変えますよ。勿論【性能も統一】しますよ。スタミナや速さを限定し、速度調整機能を入れ、転送システ『待てちょっと待て』」
金剛しから、ストップがかかる。さすがに予想外なようで。あたふたしている。
「それは、鬼ごっこじゃないじゃろ」
「何故、【定義上は鬼ごっこですよ】」
「だって、鬼ごっことは子供が『それは貴方が遊んでいた鬼ごっこでしょ』」
「他人に強要しないでください。【鬼ごっこにはそんな定義はありません】」
「じゃあ何か、缶けりは銃を撃ち合って倒してもいいと」
「勿論」
「ドロケイは、空間魔法なんかで亜空間に泥棒を閉じ込めてもいいと」
「勿論」
「罠だらけの屋敷を作って、そこでかくれんぼをしていいと
「勿論、できます。まぁやるためには準備が必要ですからね」
「準備? 何の……あぁ」
金剛の何時ものが始まった。
「だからキャラクターシート。いやTRPG。まてよ、つまりアーケードも……」
今回の独り言は長く続いた。偶に「だからか」や「いやしかし」等の判断をしつつ。答えを導いていく。
「クク、なるほど。つまり、そういうことなんだな。お主が他のゲームで遊ぶつもりがないというのも、不正対策に講じてたのも全てこのためか」
「……」
金剛氏の推理が始まる。さて何処まで真相にたどり着いているのか。
「このゲームは【遊びを作る遊び】まずはそれはあってるな」
「それは正解。実験室もそこに少しかかっている」
「そして、遊ぶバリエーションを増やすために多くのジャンルがある。TRPGとアーケードに手をかけた。違うか」
「違うな。アーケードは関わっていない。あれは【趣味】だ。そしてTRPGも違う。詳しくいうなら。ファンタジー系のライトノベル全般がかかってきている」
「ほう、そういつはまた……」
「答えをいうから、先に答えを貰おう。そもそもなんでTRPGなんだと考えている」
「それは、【数の多さ】だろ」
「それでは、60点だな。本質は【作成までの時間だ】」
「時間か……、つまり【一人に長時間使ってる暇はないと】」
「後は単純に【RPの幅を増やすため】だな」
「それはわしの回答と同じなんじゃないのか」
「例えばさ、ベテラン兵士で遊ぼうとした場合。金剛氏のやり方だと【何週間かかる】」
「……、あぁ。つまりあれか。【NPCデータでRPをしたいのか】」
「まぁ、他にも色々とやりたいことがあるし。そうすると、【無駄に時間がかかるゲーム】なんてやってる暇はないんだ。第一、【そんな暇があるのはこれで生活をする人物位だ】現実世界で生活する以上、何百時間も必要なゲーム等やってる暇はない。まぁ【短いゲーム】はもう殆ど残ってないんだけどね」
家でできるようになったことが原因か、層が変わったことが原因か。俗に言う【覚えゲー】と呼ばれるものは殆どがなくなっていった。いや【とれるところに移り変わった】が正しいか。昔のゲームが携帯機から携帯に移ったように。より単純でより簡単に、なおかつ自分が上にたてるようなシステム。頭なんて使うことがなくただ装備品やアイテムを使うだけで勝てるゲームが最も効率のいい稼ぎ方になっていった。その結果が、現状の状態。創意工夫もなく、作業ゲーと呼ばれるものだ。こんなものに時間を使いたくはない。
「さて話が途切れましたが続きはなんですか」
「ふむ、そうじゃな。続きと言っても。もう殆ど話し終わったようなもんだ。【ルールを作り】それにあった【キャラクター】を作る。なるほど古典遊戯とは良くできた言葉だ。だいたいどんなゲームも【昔のできた奴のルールが変わったものだからな】言えなくもない」
「つまり、古典遊戯っていうのは」
「ファンタジーやSFを前提として、現実世界の遊びをする総称だな。まぁ楽しいと思うぞ。結局はその辺のゲームと変わらないからな、変わるのは【そこに至るまでの時間】だけ。そうじゃな、通常、千時間かかる状態に持っていくのに。この方法なら、はやければ数分。じっくりやれば、まぁ三十時間もあれば、最高ランクに到達するんじゃないか」
「数分って……」
「キャラクターシートをそのレベルで設定するだけだ。数分でおわるだろ。じっくりってのは、キャンペーンを通して強くなっていく方法だこれなら数十時間はかかるだろう。まぁ百時間はいかないと思うがな。【そんな長いシナリオ。公式も作ってないしな】」
「さて、話を戻しますが。つまりはそういうことなので。【やろうと思えば全て許可されます】車が作りたかったらレースゲームを、家電が作りたかったら。経営シミュレーションゲームでも作ればいいです」
「……。なるほど理解はした。とりあえずは、テーマパークは通そう、それで本命の企画というのは、なんだい」
「なに、単純なものですよ」
さて、ここからが本番だ。カードは数枚。ジョーカーはなく失敗する可能性は高い。しかし、通らないとゲームに支障がでる。つまりは通らすように説得する必要がある。さて……
「全てを開放しなくていいので、コネクト接続しなくてもの他のゲームを遊べる【限定開放】を許可して頂きたい」
ぎりぎりの交渉を始めていくか
「そうだ、はっきりいってそんなものは【必要ない】」
鬼気迫る症状で、威嚇してくる。
「何を焦っておるのだお主は」
金剛が投げかける。
「焦ってる、あぁ焦るさ。今でもかなり厳しいのにまた【不純物】が混じる可能性が出たからね」
「不純物?」
「あぁ、不純物だ。一時期流行った追加コンテンツやら、提携結んだ業界とのコラボレーションなんて【不純物の塊】じゃないか」 
うーん何か的がずれてるな。
「それなら何で、現段階で食品業者とコラボしてるゲームが存在してるんですか」
「それは……」
ここで、黙秘か。……
恐らく推測だが。問題なのは【業種】だ、恐らく食品も事前のてなのだろう。前提として、地角博士の【政府関係】を考慮すれば……
「ここ以外に、先に提携先が決まっている。そういうことですね林さん」
「……」
「なるほど、先に企画してる以上、そっちを通さないと筋が通らなくなる。そういう話か」
まぁ、日頃の林さん行動からさっするに、仮にこれをやり始めたら潰しにかかる。というか殺しにかかるんだろうな。【コネクトの総力を持って】
「僕からは何も言えない。しかし、それを申請しようするなら【持てる力を使って】棄却しなきゃいけない」
「まぁ、別にいいです。【おまけ】みたいなものですから」
「そうか、それは良かった」
そういいながらも、表情は変わってない。それはそうだ。相手の【都合】で、棄却されるんだ。ならこちらの都合もとうしてもらわないと。
「それで、棄却の条件に僕は何を差し出せばいいのかな」
「その前に、スポンサー達は帰ってもらいましょう。今回はいくつかのスポンサーと提携を結べたという事で」
「待った、まだ私達は『即時賛同出来ない時点で必要ありません』」
そもそも、【言葉だけで伝えよう】としてる時点で、アウトなんだよ。現に最初から【精神医学は個人チャットしていたし】義手関係もアドレスの交換はすんでいる。他にも、【自分以外と交流したり】【グループ間で話をしている奴もいる】何も動かずただのうのうとしてるやつらなんて、それは【そこにいる置物】と変わりはしない。
「では、スポンサーの方々。本日はお越しいただいてありがとうごさいます」
「おい、まだ」
「それではまた、【機会があるかたは】」
そうやって、スポンサーを強制退出させる
そもそも、今回のは【ジャブ】みたいなものだ、スポンサーの方もそう簡単にはいかないことはわかっている。今はただ【旨み】をちらつかせただけだ。こんなものは【簡単に改竄できてしまう】今はただ、死なないように伝を作ること。最初から【まともにゲームなんてできるわけがない】と想定して動き。【最悪から逃げつつ、自分の都合いいように改竄していく】それがこれからしなければいけないこと。であるから、【利権】等はいらなく必要なのは……
「さて、二点あります。まぁまずはジャブの方からですかね」
そういい、金剛氏と林さんに考案を、見せるまずは比較的穏やかな方。VR空間上でのテーマパークの企画書だ。
「さすがに通りますよね。【こことは提携を結んでないはずだ】」
というか、そことズブズブだったらプロパカンダがおかしな事になる。
「確かに、通ってないが『勿論、地角博士の話しは通してあります。』」
視線が地角博士の方に集中する。
「あぁ、我輩の出番か……、少し待っておれ。あと数件棄却してから戻るでアール」
あぁ、博士は企画書の、選別か。サークルメンバーはグループチャットでこっちの事気にしてないし。(何故かクラウンクラウンで金剛も入ってるし)まともにやってるのってもしかして林さんぐらいか。
「ふぅ。数打てば当たる精神もいいでアールが【審査を人がやってるってことを理解すべきだな】無駄な労力使わせてる奴の企画なんぞ、少しいいぐらいでは棄却するに決まってるであろう。それで我輩になにようでアールか」
「■■、あぁ、スカイアースからテーマパークの申請が来たのですが」
「あぁ、その企画か。【申請はもうとおってるぞ】というか、【奴の企画はほぼ全て自動許可になっている】ので聞くだけ無駄でアール」
「それは、……職務怠慢であるんじゃないんですか」
「いや、これはしょうがないのでアール、なんせ【ジャンルがないのであるからな】どのような企画にしてもそのジャンルに当てはまってしまうのでアール」
「ジャンルが……ない?」
「ふむ、そろそろお主のゲームコンセプトを話すべきなのでは。というか、【はじめからそのための集まりであろう】今回は」
……博士は気づいていたか。
「そうなのか、小僧」
「まぁ、開始したって【遊戯をできる状態ではないのでね】この機会に伝とゲーム方法を作ろうと思いました」
「ふむ、確かお主のゲームは古典遊戯であったか」
「確か、鬼ごっことかかくれんぼとか言ってたな」
ここに来てサークルメンバーも参加してくる。
「えぇ、それであってます。ところで皆さん【古典遊戯ってなんだと思います】」
一同は沈黙する。こんな時に最も時間がかかるのが、金剛氏なのだが。
「まぁ、いったん休憩入れましょうか。なんか適当に飲み物でも飲みながら」
…………
時間はたつ、一分、五分、十分。……
「そろそろ、考えても無駄なので。回答してもらいましょうか。」
時間がかかりそうなので、思考を終わらせる。まぁ、回答も何種類かはでるだろう。
「回答といったってもよぅ。古典って要は書物のことだろ。」
「いや、古典力学っていうのもあるんだし、古いもの全般のことじゃないのか」
「自然科学とかでは、近似として有用なものって意味もあるわね」
「では古典はそこまでにして、【遊戯】を考えましょうか」
「遊戯なんて子供の演技じゃないのか」
「菩薩に近い人とかそういう意味もあったよね」
雛形さん、コアなとこ知ってるな。そこらへんは調べて知った部分なのに。
「ではそれを踏まえると、古典遊戯とは何になるでしょう」
「うーん、古くて伝統的な遊びとか」
「案外、子供の遊びって意味かもな」
「TRPGが通るんだから本を通じて遊ぶってことかな」
「はい、【それが全て正解です】」
「……、結局なんなんじゃ【古典遊戯】とは」
先ほどまでだんまりだった。金剛氏が質問をする。いい加減、回答の後回しに飽きたのだろう。
「わしが言いたいのは、答えじゃ。質問は一切いらん」
「しいて言うのなら。古典遊戯とは、【今ある遊戯の全てを含みます】」
「はっ、それが何故通る。【そんな回答じゃ審査は通らんぞ】」
勿論、博士にもそういわれた。しかしことはそう単純じゃない。
「まぁ、納得できないようですし、そうですね。一つの例として【鬼ごっこ】でも例にあげましょうか」
「鬼ごっこって、【タッチして鬼を変える遊びよね】」
「えぇ、そうです。何故かVRでやってる人たちを見ませんが」
「あたりまえじゃ、【現実でできることを何故ここでやる】」
そう誰しもがそう思ってる。
「果たして、本当にそうですか?」
「なんじゃ、現実でも鬼ごっこくらいできるじゃろう」
「そもそも、なんで【魔法】や【召喚】、【忍術】や【ロボット】を使わないのが前提なんですか」
「……はっ」
誰しもがそういう顔をする。博士もそうだったけな。
「私は【ルールしか言ってませんよ】。なんで【現実世界で再現できると思ってるんですか】」
「そりゃあ、お主【鬼ごっこ】だろ」
「固定概念にとらわれすぎてるんですよ、あなた方は。鬼ごっこを平地で能力の差がある人達通しで、なんにも能力を使わずに遊ぶ。そんな認識をしてます。【鬼が触れた人物が次の鬼になるという条件】しかいわないのに」
「固定概念って、では何か? お主は魔法やロボットに乗って遊ぶと」
「おまけに、環境や状態も変えますよ。勿論【性能も統一】しますよ。スタミナや速さを限定し、速度調整機能を入れ、転送システ『待てちょっと待て』」
金剛しから、ストップがかかる。さすがに予想外なようで。あたふたしている。
「それは、鬼ごっこじゃないじゃろ」
「何故、【定義上は鬼ごっこですよ】」
「だって、鬼ごっことは子供が『それは貴方が遊んでいた鬼ごっこでしょ』」
「他人に強要しないでください。【鬼ごっこにはそんな定義はありません】」
「じゃあ何か、缶けりは銃を撃ち合って倒してもいいと」
「勿論」
「ドロケイは、空間魔法なんかで亜空間に泥棒を閉じ込めてもいいと」
「勿論」
「罠だらけの屋敷を作って、そこでかくれんぼをしていいと
「勿論、できます。まぁやるためには準備が必要ですからね」
「準備? 何の……あぁ」
金剛の何時ものが始まった。
「だからキャラクターシート。いやTRPG。まてよ、つまりアーケードも……」
今回の独り言は長く続いた。偶に「だからか」や「いやしかし」等の判断をしつつ。答えを導いていく。
「クク、なるほど。つまり、そういうことなんだな。お主が他のゲームで遊ぶつもりがないというのも、不正対策に講じてたのも全てこのためか」
「……」
金剛氏の推理が始まる。さて何処まで真相にたどり着いているのか。
「このゲームは【遊びを作る遊び】まずはそれはあってるな」
「それは正解。実験室もそこに少しかかっている」
「そして、遊ぶバリエーションを増やすために多くのジャンルがある。TRPGとアーケードに手をかけた。違うか」
「違うな。アーケードは関わっていない。あれは【趣味】だ。そしてTRPGも違う。詳しくいうなら。ファンタジー系のライトノベル全般がかかってきている」
「ほう、そういつはまた……」
「答えをいうから、先に答えを貰おう。そもそもなんでTRPGなんだと考えている」
「それは、【数の多さ】だろ」
「それでは、60点だな。本質は【作成までの時間だ】」
「時間か……、つまり【一人に長時間使ってる暇はないと】」
「後は単純に【RPの幅を増やすため】だな」
「それはわしの回答と同じなんじゃないのか」
「例えばさ、ベテラン兵士で遊ぼうとした場合。金剛氏のやり方だと【何週間かかる】」
「……、あぁ。つまりあれか。【NPCデータでRPをしたいのか】」
「まぁ、他にも色々とやりたいことがあるし。そうすると、【無駄に時間がかかるゲーム】なんてやってる暇はないんだ。第一、【そんな暇があるのはこれで生活をする人物位だ】現実世界で生活する以上、何百時間も必要なゲーム等やってる暇はない。まぁ【短いゲーム】はもう殆ど残ってないんだけどね」
家でできるようになったことが原因か、層が変わったことが原因か。俗に言う【覚えゲー】と呼ばれるものは殆どがなくなっていった。いや【とれるところに移り変わった】が正しいか。昔のゲームが携帯機から携帯に移ったように。より単純でより簡単に、なおかつ自分が上にたてるようなシステム。頭なんて使うことがなくただ装備品やアイテムを使うだけで勝てるゲームが最も効率のいい稼ぎ方になっていった。その結果が、現状の状態。創意工夫もなく、作業ゲーと呼ばれるものだ。こんなものに時間を使いたくはない。
「さて話が途切れましたが続きはなんですか」
「ふむ、そうじゃな。続きと言っても。もう殆ど話し終わったようなもんだ。【ルールを作り】それにあった【キャラクター】を作る。なるほど古典遊戯とは良くできた言葉だ。だいたいどんなゲームも【昔のできた奴のルールが変わったものだからな】言えなくもない」
「つまり、古典遊戯っていうのは」
「ファンタジーやSFを前提として、現実世界の遊びをする総称だな。まぁ楽しいと思うぞ。結局はその辺のゲームと変わらないからな、変わるのは【そこに至るまでの時間】だけ。そうじゃな、通常、千時間かかる状態に持っていくのに。この方法なら、はやければ数分。じっくりやれば、まぁ三十時間もあれば、最高ランクに到達するんじゃないか」
「数分って……」
「キャラクターシートをそのレベルで設定するだけだ。数分でおわるだろ。じっくりってのは、キャンペーンを通して強くなっていく方法だこれなら数十時間はかかるだろう。まぁ百時間はいかないと思うがな。【そんな長いシナリオ。公式も作ってないしな】」
「さて、話を戻しますが。つまりはそういうことなので。【やろうと思えば全て許可されます】車が作りたかったらレースゲームを、家電が作りたかったら。経営シミュレーションゲームでも作ればいいです」
「……。なるほど理解はした。とりあえずは、テーマパークは通そう、それで本命の企画というのは、なんだい」
「なに、単純なものですよ」
さて、ここからが本番だ。カードは数枚。ジョーカーはなく失敗する可能性は高い。しかし、通らないとゲームに支障がでる。つまりは通らすように説得する必要がある。さて……
「全てを開放しなくていいので、コネクト接続しなくてもの他のゲームを遊べる【限定開放】を許可して頂きたい」
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