コネクト  創造する世界

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正式版開始 立場2

「さて、早速本題に入ろう。【コネクト社】としては【今回の事件は公にしたくないんだ】言いたいことはわかるね」


つまり、【ハッカー等のテロ活動はなかったことにするんだな】それは無理だろ。


「そいつは無理な話じゃな」


「おやどうして? 。【全てにゲームに対応する対策はできているんだろう】」


「ふん、不正とは違って【カラクリがあるんじゃ】」


「ほう【カラクりねぇ】……、所でどうして【今回はここで会議してるのかな】」


この会話の流れ……、【罠にかかっているのかな】


「ふん、ワシのところでやろうが、小僧のところでやろうがどっちでもいいじゃろ」


「それは、今回に限っては違うんだよね。ねっ近藤さん」


「えぇ、そうですね野部社長」


近藤と呼ばれる男、金剛との情報を含めれば【破壊側の人員のはず】


「なるほど、つまり内部から崩しにかかったときたわけか」


「なんの話ですかな、私は【コネクトグループ会社の一員ですが】」


つまり、【切り捨てて寝返ったと】なるほど。【ハッカーどもの根幹を切ってきたか】


「ふん、なるほどな。【こちらに仕事を与えないきか】」


「はて、なんのことかな。さて話を戻すが【実験室は大丈夫なのかね】」


金剛に目をやる。金剛からは【話を合わせろ】と送られる。録音機能をつけて、【生で情報を送る】


「……、それが今の話とは何の関係が」


「いやいや、大有りだろう。何せメインの企画者が【行動できない】のであっては、企画だおれじゃないか」


「行動できない? 何のことですか」


「いや、【独自のツテ】で聞いたんだが【どうやら君のゲームは原因不明の停止状態らしいじゃないか】」


【最後のハッカーはそこにいたか】まぁ、【わかってていたけどな】AC計画のせいで【大量の開発者を引き連れたんだ】何人か工作する奴が居るぐらい考えないはずないだろ。学生だから、若いから。そんな理由で【甘く見られている】それがどのような結果になるか知らずに。


「はて……、そんな情報はなかったはずですが」


「ははは、そんな虚勢を張っても無駄だ。【爪が甘かった】みたいだね」


「爪が甘い、私が何かミスをしましたか? 」


「何、【VRにアーケードゲームを】作るところは良かったと思うよ。【私もそれを考えていた】しかし君のような【若い者】がまとめきれなかった。それが君が甘かった」


何が私も考えていただ。考えていたことは【VRに不満な開発者の離反だろ】


「まぁ、君は色々とやりすぎたんだよ。【イベント】の時点からね」


つまり、元は【離反者と馬鹿な不正者】を餌に【本命のハッカー】で潰しにかかるつもりだったのが、イベントで不正者が萎縮し、離反者は抱え込みで手に入らなくなったからこっち側に回ったと。それで【嫌がらせとして】こっちに喧嘩を売ったと。社長もかまして。まぁ30点の赤点ぎりぎりだな。認識が【甘すぎるな】事はそう単純じゃないんだよ。


「どうしたのかな、何か言うことはないのかな」


「そうですね、なら一言。【喧嘩を売りにきたんですかあんたらは】」


「図星をつかれて怒ってるのは可哀相だが現実は非常でね。まぁ事実を言われて喧嘩を売りにきたと言われてもしかたがないかな」


「近藤さんが【敵視】したのはわかりました。それで社長はどうなんですか」


「どぉって、そんなの聞くまでもないですよね」


「若造、お主は黙っておれ、今問いただしてるのは【社長】じゃ」


さて、この【一言】で【展開が決まるぞ】


「……」


「黙っていてはわかりませんよ【時間はない】んですからはやい回答をお願いします。いや答えなくてもいいです。【十秒以内に回答がない場合は近藤と同意見とします】」


「……」


これだけ言っても、沈黙か……。


「どうした社長、このままいくと敵対となるが」


「ふぅ、何を言ってるんだね。【僕は経営者である以上中立に決まってるじゃないか】」


中立ときたか。しかしそれは【許されない】


「中立? それは許されませんよ。あなたは【経営者の権限で人を動かしているんです】動かしている以上は【責任は取ってください】そして【あなたは私が行動できるか疑問視している】【近藤を連れてきて私を疑問視した以上あなたは私の敵です】」


「……」


「時間です。賽は振られましたこれ『待った』」


割り込みか、【悪手】だな


「貴方がしばしば言っていた言葉を返しましょう【時間はないんです】これ以上の議論は必要ありません。【妨害した側についた以上】あなたとの会話に意味はない」


「待った、私は君たちの敵になったわけではない」


「何を言っているんです。野部社長」


「経営者の立場から言わせれば、君と彼等では【実績が違う】」


「しかし、彼のゲームは私の部下によって」


「おっと、聞き捨てなりませんねぇ【自社のゲームで妨害工作をしたとは】これは後で調査が必要ですね」


近藤は……これで終わりだな。【完全に自社スパイ】として処理されるであろう。


「だから味方になると。【妨害を見逃しておいて】」


「ぐっ」


「まぁ、それについては祭りの終わりにゆっくり話しましょうか。近藤さんの言うとおり、【結果がでなかったら意味ないですしね】」


「ウム、時間も時間だし。ワシらもそろそろ動くかの」


「まて何処に行く」


「当然【祭り会場】だ。見物はしょうに合わんのでな、そこの記者と弁護士はここで録音するんじゃ」


「まぁ元々ここには林さんと金剛氏のセキュリティしかいないはずだけどね」


それを金剛の都合で【記者】が追加された。これがどう状況を変えるかだな。


「ふん、安心しろ。【お主の情報は洩らさん】ここに居る奴らにもな」


「とりあえず、私たちはお留守番でいいのですね」


「馬鹿たれ、記者なら。情報をまとめるなり。外と連絡をとって情報を集めるなりできることはたくさんあるだろ。今回の情報をリアルタイムでまとめたりせんか。なんのためにここに連れてきたと思ってる」


金剛が前方の画面に指差す


「ここはゲーム上、戦略室となっているので【他のゲームが見れるようになっておる】本来は【特別な人間】しか入れんようになってる。今回はわしのご好意で来てることを忘れるなよ」


実際は自分が起こしたイベントを見るようだな多分。


「まぁともかく、行きますか祭り会場へ」



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