コネクト 創造する世界
最初の三日間 こっち側
「よっと」
機器を外しを周りをみる。先ほど戦った三人はもう、もとに戻ってきてる。
「だから、あいつはどんなチートを使ったんだよ」
「だから、あいつからはチートは出てねぇっていってんだろ」
先ほど対戦しどうやら、インチキ扱いされてるらしい。さて、結局彼らはこっち側なのかあっち側なのか。
「ちょうどいいじゃねぇか、本人に聞いてみろ」
「あん」
二人ともこちらを向く。
「新入生、お前チート使ったのか」
「使ってませんよ、アシストは使いましけど」
「……お前、生還者だったのか」
生還者とは、【ロスト事件】の、生き残りが持ってると言われてる特異なアシストのことである。なおこのアシストを開発した研究者兼首謀者の天馬博士は【表向き】では死んだことになってる。
「確かに特殊なのは持ってますが、知ってますよね。それが違反にならないことぐらい」
簡単な話だ体力や装備ではなく。いじってるのは【動作モーション】のみだ。簡単に言えば【やろうと思えばそのゲームでも行うことは可能だ】、VRは基本動作に制限は設けてないため、大体は問題なく使える。
「あぁ、知ってるよ。だが、こちらとしてはチートを使ってまで勝とうとしたのに……結果がボロ敗けじゃあ…納得できないんだよ」
「では、どうしますかまた対戦しますか?」
「いや、今度はこっちの土俵にたって貰う。いいだろ生還者」
よかった。どうやら彼らはこっち側だったみたいだ
「えぇ、いいですよ。それでゲームはなんでしょうか」
「ゲーム、SWでいこう」
表紙を見る。……現代のFPSか、……空中殺法は使いづらいな。機器にダウンロードを開始する。
「ゲームはいいですか、場所は僕が決めていいですが、後十分時間をください」
「……まぁ、そこら辺が妥協点か。しかし十分しかあげないからな。俺たちはミーティングを始めるからその間だけやっとけ。終わったら乱入するから」
「達ってことは、今回はバトルロワイアルじゃないんですか」
勝利条件とかも多分変わってるんだろうな、スコアとか
「新入生一人と、俺達三人のチーム戦、時間は三十分。ハンデはなし。」
「いったい三でハンデなしとか嫌がらせですか」
「ところがそうでもない。このゲームは人数が少ない方に特典がつく」
「特典ですか」
時間が勿体ないので、簡単に印刷された説明書(装備や乗り物の兵装や場所、世界観が書いてある物)に目を通しながら、話を聞く。お目当ての物は……よし見っけ。じゃあセルフアシスト設定の……
「あぁ、人数が低いほどスコアが変わる、単純に言えば比率が1:50ならスコアは50:1になる。つまり相手のワンキルはこっちの50キルに変わるんだ」
「自爆特効が流行りますねそれ」
「まぁ、それすらできん馬鹿がたまに来るからな。無敵時間が、あるのにそれすらしないとは全くあっち側の連中は」
無敵時間とは、戻ってきた場所に罠やでまちして殺されないように、復活してから最初の20秒間は無敵になるシリアスウォー特有の設定だ……。コネクトで使えば間違えなくやばい奴だ。自爆特攻とは、このゲームの工兵が爆弾を持ってるので近場にいるやつらに突っ込んで自分もろとも爆破する戦法だ。ちなみに無敵時間ならダメージは食らわないので。とりあえず走りながら爆弾投げまくるのもいいし、ロケットランチャーを適当に撃つのもいい。
「他にも、兵種とコストもそうなる。つまり今回だと、兵種3に武器のコストも3倍だ」
「つくづく精鋭に有利になりますね」
「その分、情報でカバーするのが俺達だからな。数の暴力で押しきってやる」
「数の暴力っていうのはせめて10人は欲しいよね。」
「こら、ハク余計なことをいうな」
……、先程の情報と説明書の内容から考えると……
「先輩方ちょっといいですか」
「んっ、なんだよ」
「多分、僕の考えが正しいと一方的になるので、武装コストは減らしてください」
多分、俺の考えが正しいと勝負にすらならないぞこれ。
「安心しろ、今度は慢心はしない。本気で戦ってやるから」
「でも、今回僕はべ『わかってる』」
話を遮られる。絶対わかってないと思うんだけどな
「お前の言いたいことはわかってる、しかしこちらもこのゲームでは上位ランカーだったチームだ。たとえお前がチート級に強くても、俺達もそれぐらい強い。というか先輩なんだからいいとこみさしてくれ」
……うーん、1度叩き潰して話聞いて貰うのが得策か
「では一つ提案を、多分この勝負圧勝で終わるので。次戦に行くことは確定なのですか……、罰ゲームどうします?」
とりあえず上位ランカーらしいので、罰ゲームで伝をたどらせて貰おう。
「凄い自信だな」
「もう勝ちパターンまでしゅみシミュレート終わってるので」
というかそれ以外の勝ちパターン思いつかないし
「わかった、もし俺たちが負けたら、白紙の手形をやる。負けたらすきなようにしやがれ」
「黄、それは……」
「ヒナはだまってろ、これは俺達の問題だ」
「言質は取りましたよ」
VR機器を被り、インストールした【シリアスウォー】を起動する。
なるほどメインメニューはこんな感じか。
目の前には三つの入り口と、その上に映像が映ってる。トレーニングは……、一人用でいいか。
入り口に入ると、その更に五つの門と後ろに扉が見える。トレーニングルールだと思われる門へと入る。
門の先は中心に一つの機械が置いてある殺風景な部屋だった。
「たしか、ここが司令室だったかな」
司令室は主に敵の居場所や乗り物の場所がわかる作りになっており、さらに爆撃による爆弾の投下も行える。時間差もできるため、一人でも使える。
「さて、時間もないので設定だけして、さっさと乗りますか」
やることは簡単で、兵種を工兵と偵察兵にして。コスト全てを戦闘機(飛行機)にわりふる。アシスト機能はいらないから解除して。準備オッケー
「さて、久々の空中散歩としますか」
開始と同時に銃を持ち、戦闘機に走り出す。戦闘機までの距離は約8秒、十分いける。つきそうになったらチャフを投げる。この世界のチャフはリモート爆弾も妨害する優れものだ。爆発を待たずに飛行機に乗る。レーダが反応しないが無視して起動、離陸準備ができたら飛んで機銃を打ちながら上下回転、終わったら左右に振れながらミサイル発射。そしてパラシュートを使って脱出。
この工程を乱入者が来るまで、繰り返す。最初は少し戸惑ったが、三回も乗れば慣れてくる英才教育は伊達ではない。六回目の上下回転で乱入者に呼ばれた。
「準備はできてるが、まぁできてなくてもはじめるんだがな。さて場所を選んでくれ」
勿論さっき練習していた空軍演習場を選ぶ。同時に準備に入る。やるのは先ほどの六回のイメージトレーニング。相手が動く動かないにしろやることはこれしかない、いやこれしかできない。
「さて、それじゃあ復讐させてもらうぜ」
「すぅ、はぁ」
呼吸を整える。
戦いが開始される。先ほどと同様に動く。そうして、一撃を貰い司令室に戻る。
二回目、無敵時間を利用して飛行機に入る。チャフを撒いてるので爆弾の心配はない。またミサイルの心配もない。ただ直進する対戦車用のロケットランチャーは不味い。角度をかえ何とか空に出たと思ったら。相手側のミサイルでやられた。これで0-2、ヘリに来るまでの突撃兵や乗った後の工兵を倒すすべは少なく、また【付け焼刃が機能する環境ではない】ため、なかなか厳しい場面だ。
「さて、ここまでは想定どおり」
自分に対抗するすべはなく、相手は縦横無人に動き回れる。ここまでは予想していた。さてここからが勝負どころ。そしてまず間違いなくうまくいき、その結果相手の負けが確定する。
「…よし、やるか」
司令室に爆撃指令を仕掛ける、爆撃のタイミングは自分が出てから三秒後。場所は自分が出てくる地点。設定しおえてから戦場へと向かう。
ヒューー、バン。どこもかしこも、爆撃の音。すぐ近くに落ちたのか、思うように耳が聞こえない。気にせず戦闘機に乗る。爆発の影響で周りは煙だらけだが練習どおり動かす。同じ指でスイッチをいれ、同じように操縦して同じように飛ぶ。いつも冷静じゃなくていいただ、【ここぞ】という時だけは冷静でいなくちゃいけない。新入生に操作方法を教える教官の言葉だ。
煙がでると一機の戦闘機が見える。まずは上下回転を行う。これは相手に技量の差を見せ付けるためだ【アシスト機能では行えない速さ】での回転移動そして機銃での攻撃。それで相手は落ちてしまった。まぁそうだろう。【兵士として遊ぶゲームでパイロットとして遊ぶ】人間なんて殆どいないだろう。故にそれ専門なら勝てる。だからこれ以降、補給という戦闘機の交換以外で地上に降りるつもりはない。
「さて、相手はどうでますかね」
ミサイルを地上から撃つのならば、フレアを焚きミサイルで返り討ちにする。また飛行機の置いてある場所にうろつき、【乗れる飛行機を限定する】そして自分が見張ってない場所から持ってきた飛行機は、【自分の持ちうる全ての技量で最速で倒す】
この結果開始から12分。スコアが42:7で相手は白旗をあげた。
機器を外しを周りをみる。先ほど戦った三人はもう、もとに戻ってきてる。
「だから、あいつはどんなチートを使ったんだよ」
「だから、あいつからはチートは出てねぇっていってんだろ」
先ほど対戦しどうやら、インチキ扱いされてるらしい。さて、結局彼らはこっち側なのかあっち側なのか。
「ちょうどいいじゃねぇか、本人に聞いてみろ」
「あん」
二人ともこちらを向く。
「新入生、お前チート使ったのか」
「使ってませんよ、アシストは使いましけど」
「……お前、生還者だったのか」
生還者とは、【ロスト事件】の、生き残りが持ってると言われてる特異なアシストのことである。なおこのアシストを開発した研究者兼首謀者の天馬博士は【表向き】では死んだことになってる。
「確かに特殊なのは持ってますが、知ってますよね。それが違反にならないことぐらい」
簡単な話だ体力や装備ではなく。いじってるのは【動作モーション】のみだ。簡単に言えば【やろうと思えばそのゲームでも行うことは可能だ】、VRは基本動作に制限は設けてないため、大体は問題なく使える。
「あぁ、知ってるよ。だが、こちらとしてはチートを使ってまで勝とうとしたのに……結果がボロ敗けじゃあ…納得できないんだよ」
「では、どうしますかまた対戦しますか?」
「いや、今度はこっちの土俵にたって貰う。いいだろ生還者」
よかった。どうやら彼らはこっち側だったみたいだ
「えぇ、いいですよ。それでゲームはなんでしょうか」
「ゲーム、SWでいこう」
表紙を見る。……現代のFPSか、……空中殺法は使いづらいな。機器にダウンロードを開始する。
「ゲームはいいですか、場所は僕が決めていいですが、後十分時間をください」
「……まぁ、そこら辺が妥協点か。しかし十分しかあげないからな。俺たちはミーティングを始めるからその間だけやっとけ。終わったら乱入するから」
「達ってことは、今回はバトルロワイアルじゃないんですか」
勝利条件とかも多分変わってるんだろうな、スコアとか
「新入生一人と、俺達三人のチーム戦、時間は三十分。ハンデはなし。」
「いったい三でハンデなしとか嫌がらせですか」
「ところがそうでもない。このゲームは人数が少ない方に特典がつく」
「特典ですか」
時間が勿体ないので、簡単に印刷された説明書(装備や乗り物の兵装や場所、世界観が書いてある物)に目を通しながら、話を聞く。お目当ての物は……よし見っけ。じゃあセルフアシスト設定の……
「あぁ、人数が低いほどスコアが変わる、単純に言えば比率が1:50ならスコアは50:1になる。つまり相手のワンキルはこっちの50キルに変わるんだ」
「自爆特効が流行りますねそれ」
「まぁ、それすらできん馬鹿がたまに来るからな。無敵時間が、あるのにそれすらしないとは全くあっち側の連中は」
無敵時間とは、戻ってきた場所に罠やでまちして殺されないように、復活してから最初の20秒間は無敵になるシリアスウォー特有の設定だ……。コネクトで使えば間違えなくやばい奴だ。自爆特攻とは、このゲームの工兵が爆弾を持ってるので近場にいるやつらに突っ込んで自分もろとも爆破する戦法だ。ちなみに無敵時間ならダメージは食らわないので。とりあえず走りながら爆弾投げまくるのもいいし、ロケットランチャーを適当に撃つのもいい。
「他にも、兵種とコストもそうなる。つまり今回だと、兵種3に武器のコストも3倍だ」
「つくづく精鋭に有利になりますね」
「その分、情報でカバーするのが俺達だからな。数の暴力で押しきってやる」
「数の暴力っていうのはせめて10人は欲しいよね。」
「こら、ハク余計なことをいうな」
……、先程の情報と説明書の内容から考えると……
「先輩方ちょっといいですか」
「んっ、なんだよ」
「多分、僕の考えが正しいと一方的になるので、武装コストは減らしてください」
多分、俺の考えが正しいと勝負にすらならないぞこれ。
「安心しろ、今度は慢心はしない。本気で戦ってやるから」
「でも、今回僕はべ『わかってる』」
話を遮られる。絶対わかってないと思うんだけどな
「お前の言いたいことはわかってる、しかしこちらもこのゲームでは上位ランカーだったチームだ。たとえお前がチート級に強くても、俺達もそれぐらい強い。というか先輩なんだからいいとこみさしてくれ」
……うーん、1度叩き潰して話聞いて貰うのが得策か
「では一つ提案を、多分この勝負圧勝で終わるので。次戦に行くことは確定なのですか……、罰ゲームどうします?」
とりあえず上位ランカーらしいので、罰ゲームで伝をたどらせて貰おう。
「凄い自信だな」
「もう勝ちパターンまでしゅみシミュレート終わってるので」
というかそれ以外の勝ちパターン思いつかないし
「わかった、もし俺たちが負けたら、白紙の手形をやる。負けたらすきなようにしやがれ」
「黄、それは……」
「ヒナはだまってろ、これは俺達の問題だ」
「言質は取りましたよ」
VR機器を被り、インストールした【シリアスウォー】を起動する。
なるほどメインメニューはこんな感じか。
目の前には三つの入り口と、その上に映像が映ってる。トレーニングは……、一人用でいいか。
入り口に入ると、その更に五つの門と後ろに扉が見える。トレーニングルールだと思われる門へと入る。
門の先は中心に一つの機械が置いてある殺風景な部屋だった。
「たしか、ここが司令室だったかな」
司令室は主に敵の居場所や乗り物の場所がわかる作りになっており、さらに爆撃による爆弾の投下も行える。時間差もできるため、一人でも使える。
「さて、時間もないので設定だけして、さっさと乗りますか」
やることは簡単で、兵種を工兵と偵察兵にして。コスト全てを戦闘機(飛行機)にわりふる。アシスト機能はいらないから解除して。準備オッケー
「さて、久々の空中散歩としますか」
開始と同時に銃を持ち、戦闘機に走り出す。戦闘機までの距離は約8秒、十分いける。つきそうになったらチャフを投げる。この世界のチャフはリモート爆弾も妨害する優れものだ。爆発を待たずに飛行機に乗る。レーダが反応しないが無視して起動、離陸準備ができたら飛んで機銃を打ちながら上下回転、終わったら左右に振れながらミサイル発射。そしてパラシュートを使って脱出。
この工程を乱入者が来るまで、繰り返す。最初は少し戸惑ったが、三回も乗れば慣れてくる英才教育は伊達ではない。六回目の上下回転で乱入者に呼ばれた。
「準備はできてるが、まぁできてなくてもはじめるんだがな。さて場所を選んでくれ」
勿論さっき練習していた空軍演習場を選ぶ。同時に準備に入る。やるのは先ほどの六回のイメージトレーニング。相手が動く動かないにしろやることはこれしかない、いやこれしかできない。
「さて、それじゃあ復讐させてもらうぜ」
「すぅ、はぁ」
呼吸を整える。
戦いが開始される。先ほどと同様に動く。そうして、一撃を貰い司令室に戻る。
二回目、無敵時間を利用して飛行機に入る。チャフを撒いてるので爆弾の心配はない。またミサイルの心配もない。ただ直進する対戦車用のロケットランチャーは不味い。角度をかえ何とか空に出たと思ったら。相手側のミサイルでやられた。これで0-2、ヘリに来るまでの突撃兵や乗った後の工兵を倒すすべは少なく、また【付け焼刃が機能する環境ではない】ため、なかなか厳しい場面だ。
「さて、ここまでは想定どおり」
自分に対抗するすべはなく、相手は縦横無人に動き回れる。ここまでは予想していた。さてここからが勝負どころ。そしてまず間違いなくうまくいき、その結果相手の負けが確定する。
「…よし、やるか」
司令室に爆撃指令を仕掛ける、爆撃のタイミングは自分が出てから三秒後。場所は自分が出てくる地点。設定しおえてから戦場へと向かう。
ヒューー、バン。どこもかしこも、爆撃の音。すぐ近くに落ちたのか、思うように耳が聞こえない。気にせず戦闘機に乗る。爆発の影響で周りは煙だらけだが練習どおり動かす。同じ指でスイッチをいれ、同じように操縦して同じように飛ぶ。いつも冷静じゃなくていいただ、【ここぞ】という時だけは冷静でいなくちゃいけない。新入生に操作方法を教える教官の言葉だ。
煙がでると一機の戦闘機が見える。まずは上下回転を行う。これは相手に技量の差を見せ付けるためだ【アシスト機能では行えない速さ】での回転移動そして機銃での攻撃。それで相手は落ちてしまった。まぁそうだろう。【兵士として遊ぶゲームでパイロットとして遊ぶ】人間なんて殆どいないだろう。故にそれ専門なら勝てる。だからこれ以降、補給という戦闘機の交換以外で地上に降りるつもりはない。
「さて、相手はどうでますかね」
ミサイルを地上から撃つのならば、フレアを焚きミサイルで返り討ちにする。また飛行機の置いてある場所にうろつき、【乗れる飛行機を限定する】そして自分が見張ってない場所から持ってきた飛行機は、【自分の持ちうる全ての技量で最速で倒す】
この結果開始から12分。スコアが42:7で相手は白旗をあげた。
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