コネクト 創造する世界
最初の三日間 VRサークル
「とりあえず今はこれくらいでいいか」
あのあと、榊さんの仲介により、TRPGのシステム開発者の何人かとフレンドになることができた。
「そうですね。今はこれくらいで大丈夫です」
正直できすぎてるくらいだ。夜には開発したゲーム(空間があるだけ)の試しプレイもできるし。初日としてはかなり良いと思う。
「さて、俺はそろそろ帰らせて貰うぜ」
「コネクトTRPGの件、忘れないでくださいよ」
コネクトTRPGとは、コネクトというVRゲームを題材にしたTRPGゲームだ。「ゲームの中でゲームを利用したTRPGゲームなんて普通思いつかねぇよ」との榊さんの発言もあるように。普通はこのようなゲームは作らない。まぁ普通はそうなんだろうがコネクト空間においてはこのゲームは絶大な力をはっきする。まず、ゲームをTRPGかすることにより、基本戦闘はダイスとなる。また襲われたりするのもTRPGのPC(プレイヤーが操っているキャクター)だ、PL(自分自身)ではない。しかし規制情報はゲームで遊んでいるため、手にいれることができる。つまり安全に規制情報を手にいれる手段だ。最もこれは規制情報の取得の方法が変われば意味がなくなるので、初回限りの策になる可能性があるが。
「さて、できることは終わったので戻りましょうか」
雛形兄妹を見てみると、呆然としていた。久しぶりに見る表情を見ながら、現実にもどす。
「先輩、雛形先輩」
大きな声で叫ぶ。
「……うん、なんだい」
「先輩、もう終わりましたよ 」
「うん、あぁ。終わったの。それで榊さんはフレンドになってくれたの」
どうやら、あまりの事になかったことにしたらしい。
「なにいってんですか先輩。さっきまで一緒に話しててじゃないですか」
「あぁ、うんそうだね」
「それでは、依頼は成功したんで渡しますね」
規制情報を渡す。
「うん、なんだいこれは」
「報酬ですよ、報酬。仲介が成功したら規制情報を渡すって決めたじゃないですか」
「あぁ、うん。そうだったね」
完璧に上の空の先輩だが、情報規制は行わないといけないので記憶を戻して貰う。
「先輩、ほんとに覚えてます?」
「あぁ、覚えてるよ。なぁ、佐智子」
妹の方をみても、全く反応がない
「佐智子?おい佐智子」
数回呼び掛けてやっと、妹も覚醒する。
「あぁ、えっ……なんだっけ?」
「やっといつもの通りになったが、大丈夫か」
「いや、途中までは記憶してるんだけど。なんかゲーム開発する話になってて」
「あぁ、お前もか俺もゲーム開発から頭が回らなくなっていた」
「それ、主題ですからね。話さないでくださいよ」
「いや話すわけないだろ。なんでそんな妄想を話さないといけないんだ」
「そうそういくら、私でも現実と妄想の区別ぐらいついてるよ」
「それ、現実ですからね」
「わかってるって現実では、なんか適当な話をしてたんだよね」
どうやら兄妹は何とかして妄想にしたいらしい。フレンドの榊さんを呼ぶ。
「なんだ坊主。いい忘れか」
「えぇ、この状況をどうにかしてほしくて」
「あぁ、……あーそういうことか」
榊さんは理解してくれたらしい。
「あー、明津。聞こえてっか」
「そうだよな、ゲームを作るなんてありえないよな」
「おい、明津。明津」
「はっ、榊さんなんでしょうか」
「あー、お前ゲーム開発を嘘だと思ってるだろう」
「榊さんもその妄想したんですか」
「バカ野郎、違う人間が同じ事をいってんだ。事実に決まってるだろ」
「えっ」
ようやく、今回の話を現実に戻せそうだ。
「理解しろ、明津。お前の後輩は斜め上を行く奴だ」
「ですが……」
「でもも、だってもねぇ。現実はこいつと一緒にゲームを開発することになった。それが現実だ。んじゃ俺は戻るぜ。明後日までに考えなきゃいけないことが山ほどあるからな」
そういって回線は切れた。
「……、納得しなきゃだめか」
ため息をつき、雛形兄はそう告げる。
「とりあえず、戻ろうか。そろそろあっちも終わってると思うしね」
部室に戻ると、三人は機器を被ったままで、一人が飲み物飲んでいた。
「ただいま、ハマ以外はまた始めたの?」
「そうだよ」
そっけない返事でかえしてくる。
「あぁ、君が新入生?僕は濱中光二一応ここのサークルに所属してるよ」
「はじめまして、大空大地と申します」
「ふーん」
まじまじと見られている。
「ねぇ、明津。彼って君と同類?」
「いや、僕とは違うね。彼の発想にはついていけてないからね」
「ふーん。んじゃあこっちよりなのかな」
「なんの話をしているんですか」
こっちとかは意味がわからないが、脈略からTRPGよりなのかどうなのかの話だと予想する。それで回答が違うだから、ここのサークルはやってるゲームが複数あるのだろう。
「あぁ、うちはねTRPGをやるサークルなんだけど。GMの考えとか、僕たちの行動指針がまとまらないとき用のゲームも持っているんだ。」
「へぇ、そうなんですか」
「それでこっち側ってのは、まとまんない時用の即終わるゲーム……、まぁFPSとかアクションゲームとかかな、そっち方面に熱が入っちゃってメインをそっちのけで始める人間のことだよ。卓のにんずうもある程度決まってるし、余り物は暇だからね」
「FPSですか」
想定通り、時間潰し用のゲームを持ってた。
「おっ、君もやってるの?」
「えぇ、スパイダーをやってました」
「あぁ、あれね。なかなか面白いよねあれ」
スパイダーとは、蜘蛛を倒すFPSゲームである。世界は巨大な蜘蛛に侵略されており、ユーザーは討伐隊の一員となって蜘蛛を討伐するゲームだ。このゲームの特徴としては、蜘蛛が作った糸と科学を融合した兵装スパイダーを利用することで罠や移動、拘束等と言った行動が対人戦で使えるようになる。うん、対人戦専用だ。ユーザーはクリア後に倒した蜘蛛の数や蜘蛛の強さによって兵装が、手に入れられる。なので、最初は協力プレイで楽しみ、最後は手にいれた武器を用いて対人戦をするのが一般的な遊び方だ。まぁ対人戦は兵装がいっぱいあって楽しいので、対人戦のみ遊ぶ人もいるがそれは邪道だと思う。
「どうです、先輩もやりませんか」
「うーん……、まぁいいか。おーい三羽烏。贄が来たぞ」
「あん……なんだよいったい」
「ふぅ、なんとか生き残れたね」
「ちっ、もうすぐで勝ったのに」
次に次へと機器を外していく。
「いやぁ、新入生が贄になりたいらしいからね」
「ほーん、ゲームは」
「スパイダー、久しぶりにあれが使えるよ」
ニヤニヤと笑いながらハマは茶髪のアフロに話しかける
「あれか、さっきのは不完全燃焼だしいいぜやってやるよ」
アフロも笑いだす。ついでに隣にいる二人も笑い出す。久しぶりにみるな。こんな感じの顔を……
「それじゃあやりましょうか」
「あぁ、その前に僕は監視役として動くからゲームはしないよ」
「監視役ってのは?」
「知ってると思うけど、このゲーム、超速で飛ぶ不正武器や永遠と拘束する不正兵装が大量に出回ったんだ、だから不正を行っていないか判断する人材がいる。今回の場合は僕がそれを行う」
つまり、【こちらが不正は出来ない】ってことか、相手側はグルだから問題ないと
久しぶりに、清々しいまでの悪意だな。しかしまだそうと決まったわけじゃないか。
「その前にまずは体を、ならしていいですか。なにぶん久しぶりに動かすので」
「あぁ、いいよ。好きなだけやってくれ」
嫌な顔だ、【何をしても結果は変わらない】そんな顔をする。
「では十分間時間を貰います。それまでは待ちで」
「オッケーオッケー、納得できないなら30分でも1時間でもやってていいんだぜ」
「……では、お先に失礼します」
ダイブする、視覚、聴覚が、なくなっように、見えずに聞こえない状態が生まれ、そのあと光に包まれスパイダーにダイブする。
「さて、ざっくりとやるか」
スパイダーはオフライン向けに作成されたゲームである。あくまでもメインは【ソロでのアクションゲーム】である。複数人による共闘や対人ゲーム等もあくまでおまけである。少なくとも開発者達はそう考えていた。しかし、ユーザーの殆どは【ソロ戦闘のほうがおまけであった】そして悲劇はおきた。オンラインの武器がオフラインで手に入るものを言いことに【不正武器を作ってオンラインで戦うことができてしまった】
こうなった原因は複数ある。一つは、運営が武器の改造を許可を許してしまった事だ。ある程度可変が行えたためそこからシステムを改ざんし不正武器の作成を許してしまった。二つ目は難易度の調整だ。スパイダーというゲームは戦っては死に対策を行う。死に覚えのゲームだ。そのため普段RPGしかやっていないユーザー達は最終面まで到達することができなかった。結果、ユーザー達は【不正武器】がわからなかった。最後は【アドホック機能】があった事。これが最大の要因だったかもしれない。【オンライン】に繋げなくても、近くに居る友人同士で不正武器が使えるか試すことができる。この機能のせいで、ソロで不正武器を使っていたユーザーが、友人同士と使うようになり、最終的にオンラインでもしようすることになってしまった。
また不正武器は対策が行われていた(アドホックで調整されていたため)本当のオフラインクリア者がオンライン対戦を行わない間、開発者もユーザーも【それが不正武器だとは気づかなかった】その結果、いまでもデータに不正武器を持ったユーザーが多いのがこのゲームの特徴だ。恐らく先輩達も……
時間がたち、先輩たちとの対人戦が始まる。場所が設定され。映像が変わっていく。そうしてスタート地点に着くと。システムの機会音声が聞こえてくる
「不正者を周囲に発見……、モード【ナイトメア】発動します」
そうして、不正者達との戦いが始まった
あのあと、榊さんの仲介により、TRPGのシステム開発者の何人かとフレンドになることができた。
「そうですね。今はこれくらいで大丈夫です」
正直できすぎてるくらいだ。夜には開発したゲーム(空間があるだけ)の試しプレイもできるし。初日としてはかなり良いと思う。
「さて、俺はそろそろ帰らせて貰うぜ」
「コネクトTRPGの件、忘れないでくださいよ」
コネクトTRPGとは、コネクトというVRゲームを題材にしたTRPGゲームだ。「ゲームの中でゲームを利用したTRPGゲームなんて普通思いつかねぇよ」との榊さんの発言もあるように。普通はこのようなゲームは作らない。まぁ普通はそうなんだろうがコネクト空間においてはこのゲームは絶大な力をはっきする。まず、ゲームをTRPGかすることにより、基本戦闘はダイスとなる。また襲われたりするのもTRPGのPC(プレイヤーが操っているキャクター)だ、PL(自分自身)ではない。しかし規制情報はゲームで遊んでいるため、手にいれることができる。つまり安全に規制情報を手にいれる手段だ。最もこれは規制情報の取得の方法が変われば意味がなくなるので、初回限りの策になる可能性があるが。
「さて、できることは終わったので戻りましょうか」
雛形兄妹を見てみると、呆然としていた。久しぶりに見る表情を見ながら、現実にもどす。
「先輩、雛形先輩」
大きな声で叫ぶ。
「……うん、なんだい」
「先輩、もう終わりましたよ 」
「うん、あぁ。終わったの。それで榊さんはフレンドになってくれたの」
どうやら、あまりの事になかったことにしたらしい。
「なにいってんですか先輩。さっきまで一緒に話しててじゃないですか」
「あぁ、うんそうだね」
「それでは、依頼は成功したんで渡しますね」
規制情報を渡す。
「うん、なんだいこれは」
「報酬ですよ、報酬。仲介が成功したら規制情報を渡すって決めたじゃないですか」
「あぁ、うん。そうだったね」
完璧に上の空の先輩だが、情報規制は行わないといけないので記憶を戻して貰う。
「先輩、ほんとに覚えてます?」
「あぁ、覚えてるよ。なぁ、佐智子」
妹の方をみても、全く反応がない
「佐智子?おい佐智子」
数回呼び掛けてやっと、妹も覚醒する。
「あぁ、えっ……なんだっけ?」
「やっといつもの通りになったが、大丈夫か」
「いや、途中までは記憶してるんだけど。なんかゲーム開発する話になってて」
「あぁ、お前もか俺もゲーム開発から頭が回らなくなっていた」
「それ、主題ですからね。話さないでくださいよ」
「いや話すわけないだろ。なんでそんな妄想を話さないといけないんだ」
「そうそういくら、私でも現実と妄想の区別ぐらいついてるよ」
「それ、現実ですからね」
「わかってるって現実では、なんか適当な話をしてたんだよね」
どうやら兄妹は何とかして妄想にしたいらしい。フレンドの榊さんを呼ぶ。
「なんだ坊主。いい忘れか」
「えぇ、この状況をどうにかしてほしくて」
「あぁ、……あーそういうことか」
榊さんは理解してくれたらしい。
「あー、明津。聞こえてっか」
「そうだよな、ゲームを作るなんてありえないよな」
「おい、明津。明津」
「はっ、榊さんなんでしょうか」
「あー、お前ゲーム開発を嘘だと思ってるだろう」
「榊さんもその妄想したんですか」
「バカ野郎、違う人間が同じ事をいってんだ。事実に決まってるだろ」
「えっ」
ようやく、今回の話を現実に戻せそうだ。
「理解しろ、明津。お前の後輩は斜め上を行く奴だ」
「ですが……」
「でもも、だってもねぇ。現実はこいつと一緒にゲームを開発することになった。それが現実だ。んじゃ俺は戻るぜ。明後日までに考えなきゃいけないことが山ほどあるからな」
そういって回線は切れた。
「……、納得しなきゃだめか」
ため息をつき、雛形兄はそう告げる。
「とりあえず、戻ろうか。そろそろあっちも終わってると思うしね」
部室に戻ると、三人は機器を被ったままで、一人が飲み物飲んでいた。
「ただいま、ハマ以外はまた始めたの?」
「そうだよ」
そっけない返事でかえしてくる。
「あぁ、君が新入生?僕は濱中光二一応ここのサークルに所属してるよ」
「はじめまして、大空大地と申します」
「ふーん」
まじまじと見られている。
「ねぇ、明津。彼って君と同類?」
「いや、僕とは違うね。彼の発想にはついていけてないからね」
「ふーん。んじゃあこっちよりなのかな」
「なんの話をしているんですか」
こっちとかは意味がわからないが、脈略からTRPGよりなのかどうなのかの話だと予想する。それで回答が違うだから、ここのサークルはやってるゲームが複数あるのだろう。
「あぁ、うちはねTRPGをやるサークルなんだけど。GMの考えとか、僕たちの行動指針がまとまらないとき用のゲームも持っているんだ。」
「へぇ、そうなんですか」
「それでこっち側ってのは、まとまんない時用の即終わるゲーム……、まぁFPSとかアクションゲームとかかな、そっち方面に熱が入っちゃってメインをそっちのけで始める人間のことだよ。卓のにんずうもある程度決まってるし、余り物は暇だからね」
「FPSですか」
想定通り、時間潰し用のゲームを持ってた。
「おっ、君もやってるの?」
「えぇ、スパイダーをやってました」
「あぁ、あれね。なかなか面白いよねあれ」
スパイダーとは、蜘蛛を倒すFPSゲームである。世界は巨大な蜘蛛に侵略されており、ユーザーは討伐隊の一員となって蜘蛛を討伐するゲームだ。このゲームの特徴としては、蜘蛛が作った糸と科学を融合した兵装スパイダーを利用することで罠や移動、拘束等と言った行動が対人戦で使えるようになる。うん、対人戦専用だ。ユーザーはクリア後に倒した蜘蛛の数や蜘蛛の強さによって兵装が、手に入れられる。なので、最初は協力プレイで楽しみ、最後は手にいれた武器を用いて対人戦をするのが一般的な遊び方だ。まぁ対人戦は兵装がいっぱいあって楽しいので、対人戦のみ遊ぶ人もいるがそれは邪道だと思う。
「どうです、先輩もやりませんか」
「うーん……、まぁいいか。おーい三羽烏。贄が来たぞ」
「あん……なんだよいったい」
「ふぅ、なんとか生き残れたね」
「ちっ、もうすぐで勝ったのに」
次に次へと機器を外していく。
「いやぁ、新入生が贄になりたいらしいからね」
「ほーん、ゲームは」
「スパイダー、久しぶりにあれが使えるよ」
ニヤニヤと笑いながらハマは茶髪のアフロに話しかける
「あれか、さっきのは不完全燃焼だしいいぜやってやるよ」
アフロも笑いだす。ついでに隣にいる二人も笑い出す。久しぶりにみるな。こんな感じの顔を……
「それじゃあやりましょうか」
「あぁ、その前に僕は監視役として動くからゲームはしないよ」
「監視役ってのは?」
「知ってると思うけど、このゲーム、超速で飛ぶ不正武器や永遠と拘束する不正兵装が大量に出回ったんだ、だから不正を行っていないか判断する人材がいる。今回の場合は僕がそれを行う」
つまり、【こちらが不正は出来ない】ってことか、相手側はグルだから問題ないと
久しぶりに、清々しいまでの悪意だな。しかしまだそうと決まったわけじゃないか。
「その前にまずは体を、ならしていいですか。なにぶん久しぶりに動かすので」
「あぁ、いいよ。好きなだけやってくれ」
嫌な顔だ、【何をしても結果は変わらない】そんな顔をする。
「では十分間時間を貰います。それまでは待ちで」
「オッケーオッケー、納得できないなら30分でも1時間でもやってていいんだぜ」
「……では、お先に失礼します」
ダイブする、視覚、聴覚が、なくなっように、見えずに聞こえない状態が生まれ、そのあと光に包まれスパイダーにダイブする。
「さて、ざっくりとやるか」
スパイダーはオフライン向けに作成されたゲームである。あくまでもメインは【ソロでのアクションゲーム】である。複数人による共闘や対人ゲーム等もあくまでおまけである。少なくとも開発者達はそう考えていた。しかし、ユーザーの殆どは【ソロ戦闘のほうがおまけであった】そして悲劇はおきた。オンラインの武器がオフラインで手に入るものを言いことに【不正武器を作ってオンラインで戦うことができてしまった】
こうなった原因は複数ある。一つは、運営が武器の改造を許可を許してしまった事だ。ある程度可変が行えたためそこからシステムを改ざんし不正武器の作成を許してしまった。二つ目は難易度の調整だ。スパイダーというゲームは戦っては死に対策を行う。死に覚えのゲームだ。そのため普段RPGしかやっていないユーザー達は最終面まで到達することができなかった。結果、ユーザー達は【不正武器】がわからなかった。最後は【アドホック機能】があった事。これが最大の要因だったかもしれない。【オンライン】に繋げなくても、近くに居る友人同士で不正武器が使えるか試すことができる。この機能のせいで、ソロで不正武器を使っていたユーザーが、友人同士と使うようになり、最終的にオンラインでもしようすることになってしまった。
また不正武器は対策が行われていた(アドホックで調整されていたため)本当のオフラインクリア者がオンライン対戦を行わない間、開発者もユーザーも【それが不正武器だとは気づかなかった】その結果、いまでもデータに不正武器を持ったユーザーが多いのがこのゲームの特徴だ。恐らく先輩達も……
時間がたち、先輩たちとの対人戦が始まる。場所が設定され。映像が変わっていく。そうしてスタート地点に着くと。システムの機会音声が聞こえてくる
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