僕の道

あい

21話

「ん、う〜ん。」

「おはようございます、イノチ様。」

「おはよう、タマ。」

   もう朝になってしまったようだ。昨日はなかなか寝付けなかったので、まだ少し眠い。

   顔を洗い、タマと一緒に朝食をとりに行く。今日の朝食はソーセージにスクランブルエッグ、そして白米だ。

   その後、冒険者ギルドへ行き依頼を探す。Bランクになったので多くの依頼を受けれられるが、その中でも報酬の高いダンジョンの調査をすることになった。このダンジョンは現れたばかりのものらしく、かなりの大きさがあるので難易度が高いそうだ。因みにダンジョンは大きさと強さが比例の関係にあり、単純に大きければ大きい程、敵や罠の種類も増えるそうだ。

   早速ダンジョンへ向かう僕達。今回の目的は、2層、3層の地図作成と、出現する魔物の調査だ。地図作成に使う魔道具をギルドから借りたが、使い方が分からないので、タマに任せることにした。



   ダンジョンへ着き、僕は思わず感嘆の声をもらす。それは今まで見たどんな建物よりも存在感があった。このような建物がどのようにして出現したのか等、疑問に思う事はあるが、そこは気にしたら負けな気がする。

   中へ入り進んで行くと、なんとなくこのダンジョンの特徴が分かってきた。

   さらに進むと、少し大きな部屋に出た。地図によるとここが1層の最後の部屋らしい。まだボスが倒されたばかりなのか、敵は見当たらない。因みにダンジョンのボスは時間の経過で、再度出現するそうだ。

   2層に上がる階段を見つけ、登っていく。すると少し空気が変わった気がした。どうやら1層上がって行くごとに難易度は格段に上がっていくようだ。

   2層に着き、地図を確認する。一先ず、書かれている内の最奥まで進む事にした。出会った敵は全て倒す、もしくはテイムをし進む事10分程、遂に地図に書かれていない所までたどり着いた。僕が敵を倒し、タマが地図を書く。そうして進んでいくと行き止まりにたどり着いた。分かれ道まで戻り、今度は別のルートを進む。それを繰り返していくと遂に大きな扉を見つけることに成功した。多分ここが2層のボス部屋だろう。

   少し休憩をした後、ボス部屋の扉を開ける。中で僕達を出迎えたのは、怪しげな角と羽が生えた幼女だった。

「「「えっ。」」」

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