僕の道
20話
   僕達は早速街から出て、リザード討伐に向かう。因みにリザードはこの世界で1番多い魔物だそうだ。そのためか5匹討伐で1500円と少し安めの依頼だった。
   早速リザード達のおでましだ。数は3匹。数的不利だがステータスの差は歴然だ。先ずは新しく覚えた風属性魔法で、風の刃を意識する。
「ウィンドカッター!」
   すると、風の刃はリザードの首へと一直線に飛んでいき、首を切り落とした。威力が強い気がするのは他の魔法よりレベルが1高いのが原因だろうか。
「タマ。そっちは任せる!」
「はいです!」
   タマに1匹の相手を任せ、僕はもう1匹に集中する。タマの戦闘は凄い。何が凄いかって言うと、ステータスに頼りきった戦闘ではなく、相手の攻撃のテンポ、避け方などを瞬時に読み取り攻撃を展開する所だ。僕も見習わなければと思う。
   僕がリザードを倒し終える頃にはタマは素材の剥ぎ取りを始めていた。
   剥ぎ取りと戦闘を繰り返し、11匹目を倒し終えると、昼食にちょうど良い時間になっていた。という事で木陰へ移動し、昼食をとることにした。その間にステータスの確認をするとレベルが2上がっており、ステータスも少し上がっていた。
   それから少し戦闘し街へ戻った。冒険者ギルドで達成報告をし、宿屋へ向かう。
「ここが眠らぬ獅子亭か…。」
   そこは前まで泊まっていた宿屋よりだいぶ大きく、清潔感のある所だった。中へ入ると、まだ小さい女の子が出迎えてくれた。
「いらっしゃいませ、宿泊のお客様ですか?」
「はい、とりあえず1週間でお願い出来ますか?」
「かしこまりました。お部屋はどうなされますか?」
   それから1人部屋を2箇所頼もうと思ったのだが、タマが2人部屋の方が安いと言うので2人部屋を1箇所借りた。部屋へ入り初めて気がついたのだが、この宿屋には湯船付きのお風呂があった。これまでは水で身体を洗い流すだけだったので嬉しいかぎりだ。
   夕食の時間になると、部屋の中まで美味しそうな匂いが漂ってきた。どうやら今日の夕食はウルフのステーキらしい。
   夕食を食べ終わり、部屋へと戻る。タマをお風呂に入らせ、これからの事を考える。これまではあまり気にしてこなかったが、僕は元の世界ではどうなったのだろう。また、元の世界に戻る事が出来るのだろうか。そんな事を考えるが、今はこの世界での生活に満足しているし、元の世界に帰ったとしても待っているのは退屈な日々だ。それならばこの世界を最大限楽しもう。そんな風に思っていると、タマがお風呂から出てきた。
「イノチ様、一番風呂を貰ってしまい申し訳ございません。凄く気持ち良かったです。」
「それは良かった、じゃあ僕も入って来るよ。」
   そう言って僕はお風呂へ向かう。
   早速リザード達のおでましだ。数は3匹。数的不利だがステータスの差は歴然だ。先ずは新しく覚えた風属性魔法で、風の刃を意識する。
「ウィンドカッター!」
   すると、風の刃はリザードの首へと一直線に飛んでいき、首を切り落とした。威力が強い気がするのは他の魔法よりレベルが1高いのが原因だろうか。
「タマ。そっちは任せる!」
「はいです!」
   タマに1匹の相手を任せ、僕はもう1匹に集中する。タマの戦闘は凄い。何が凄いかって言うと、ステータスに頼りきった戦闘ではなく、相手の攻撃のテンポ、避け方などを瞬時に読み取り攻撃を展開する所だ。僕も見習わなければと思う。
   僕がリザードを倒し終える頃にはタマは素材の剥ぎ取りを始めていた。
   剥ぎ取りと戦闘を繰り返し、11匹目を倒し終えると、昼食にちょうど良い時間になっていた。という事で木陰へ移動し、昼食をとることにした。その間にステータスの確認をするとレベルが2上がっており、ステータスも少し上がっていた。
   それから少し戦闘し街へ戻った。冒険者ギルドで達成報告をし、宿屋へ向かう。
「ここが眠らぬ獅子亭か…。」
   そこは前まで泊まっていた宿屋よりだいぶ大きく、清潔感のある所だった。中へ入ると、まだ小さい女の子が出迎えてくれた。
「いらっしゃいませ、宿泊のお客様ですか?」
「はい、とりあえず1週間でお願い出来ますか?」
「かしこまりました。お部屋はどうなされますか?」
   それから1人部屋を2箇所頼もうと思ったのだが、タマが2人部屋の方が安いと言うので2人部屋を1箇所借りた。部屋へ入り初めて気がついたのだが、この宿屋には湯船付きのお風呂があった。これまでは水で身体を洗い流すだけだったので嬉しいかぎりだ。
   夕食の時間になると、部屋の中まで美味しそうな匂いが漂ってきた。どうやら今日の夕食はウルフのステーキらしい。
   夕食を食べ終わり、部屋へと戻る。タマをお風呂に入らせ、これからの事を考える。これまではあまり気にしてこなかったが、僕は元の世界ではどうなったのだろう。また、元の世界に戻る事が出来るのだろうか。そんな事を考えるが、今はこの世界での生活に満足しているし、元の世界に帰ったとしても待っているのは退屈な日々だ。それならばこの世界を最大限楽しもう。そんな風に思っていると、タマがお風呂から出てきた。
「イノチ様、一番風呂を貰ってしまい申し訳ございません。凄く気持ち良かったです。」
「それは良かった、じゃあ僕も入って来るよ。」
   そう言って僕はお風呂へ向かう。
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