僕の道
14話
「ん、もう朝か…。」
   今日は大きな街へ向け旅立つ日。ベッドから下り、身支度を済ませ下へ行く。
   まだサイバルタンの皆は来ていなかったので1人で食事をとる。今日の朝食は、白米に野菜スープ、目玉焼きにソーセージだ。いつも美味しいご飯を作ってくれたおばさんには感謝を伝えなければ。そう思いながら食べているとスバルさん達が下りてきた。
「おはようございます。」
「おはよう。今日は早いね、何かあるのかい?」
   それから僕は、旅に出ることを話した。
「そうか。寂しくなるね。」
「今までお世話になりました。」
   それから、ご飯を食べ終わり、おばさんに旅に出ることと今までの感謝を伝えた。
   その後、冒険者ギルドへと向かう。リノさんとエレナさんにお別れを言うためだ。エレナさんは少し忙しそうだったので先にリノさんに挨拶しに行く。
「命です。今大丈夫ですか?」
「あぁ、入るといい。」
   中へ入るとリノさんは、やはり忙しそうに書類の整理をしていた。今日旅に出るということを伝えるとある魔道具を渡してくれた。それはどうやら通信機器のようなものらしく、登録した者とどこにいても会話が出来るそうだ。
下へ下り、エレナさんの所へ行く。エレナさんとも話をし、通信用魔道具に登録してもらった。
   遂に旅立つ時が来る。因みにスバルさんにも登録してもらい、見送りにも来てもらった。
「それでは、行ってきます。」
「あぁ、いい旅を。」
「行ってらっしゃい。」
「じゃあな。」
「イノチ〜、また会おうね〜。」
「………。」
   皆に別れを告げ村を出る。因みに道具屋で買った方位磁針のような魔道具のおかげで方向に迷うことは無い。
   しばらく歩いたがこれではいつ着くかが分からないので前にテイムしたリザードに乗り移動することにした。このリザードは女の子で、リザという名前を付けてあげた。
   こまめに休憩をし、丁度5回目の休憩をしようとした時、前方に少し大きな街を見つけた。目的地では無いが、リザも疲れているだろうと思い、今日はこの街に泊まることにした。
   適当に宿屋を探しながら、街を探索する。すると、1人の男性が話し掛けて来た。
「仲間をお探しではないですか?」
「仲間…ですか?」
「えぇ、貴方の事を決して裏切らない、従順な仲間です。」
   それから話を聞くと、どうやら彼は奴隷商人らしい。銀等級の冒険者が1人で歩いているのを見て、話し掛けたそうだ。
「少し見させて頂くだけでも良いですか?」
「もちろんです。どうぞこちらへ。」
   そうして僕達は奴隷商へと向かうのであった。
   今日は大きな街へ向け旅立つ日。ベッドから下り、身支度を済ませ下へ行く。
   まだサイバルタンの皆は来ていなかったので1人で食事をとる。今日の朝食は、白米に野菜スープ、目玉焼きにソーセージだ。いつも美味しいご飯を作ってくれたおばさんには感謝を伝えなければ。そう思いながら食べているとスバルさん達が下りてきた。
「おはようございます。」
「おはよう。今日は早いね、何かあるのかい?」
   それから僕は、旅に出ることを話した。
「そうか。寂しくなるね。」
「今までお世話になりました。」
   それから、ご飯を食べ終わり、おばさんに旅に出ることと今までの感謝を伝えた。
   その後、冒険者ギルドへと向かう。リノさんとエレナさんにお別れを言うためだ。エレナさんは少し忙しそうだったので先にリノさんに挨拶しに行く。
「命です。今大丈夫ですか?」
「あぁ、入るといい。」
   中へ入るとリノさんは、やはり忙しそうに書類の整理をしていた。今日旅に出るということを伝えるとある魔道具を渡してくれた。それはどうやら通信機器のようなものらしく、登録した者とどこにいても会話が出来るそうだ。
下へ下り、エレナさんの所へ行く。エレナさんとも話をし、通信用魔道具に登録してもらった。
   遂に旅立つ時が来る。因みにスバルさんにも登録してもらい、見送りにも来てもらった。
「それでは、行ってきます。」
「あぁ、いい旅を。」
「行ってらっしゃい。」
「じゃあな。」
「イノチ〜、また会おうね〜。」
「………。」
   皆に別れを告げ村を出る。因みに道具屋で買った方位磁針のような魔道具のおかげで方向に迷うことは無い。
   しばらく歩いたがこれではいつ着くかが分からないので前にテイムしたリザードに乗り移動することにした。このリザードは女の子で、リザという名前を付けてあげた。
   こまめに休憩をし、丁度5回目の休憩をしようとした時、前方に少し大きな街を見つけた。目的地では無いが、リザも疲れているだろうと思い、今日はこの街に泊まることにした。
   適当に宿屋を探しながら、街を探索する。すると、1人の男性が話し掛けて来た。
「仲間をお探しではないですか?」
「仲間…ですか?」
「えぇ、貴方の事を決して裏切らない、従順な仲間です。」
   それから話を聞くと、どうやら彼は奴隷商人らしい。銀等級の冒険者が1人で歩いているのを見て、話し掛けたそうだ。
「少し見させて頂くだけでも良いですか?」
「もちろんです。どうぞこちらへ。」
   そうして僕達は奴隷商へと向かうのであった。
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