僕の道

あい

12話

「リノさん、イノチさん、おかえりなさい。」

「あぁ、ただいま。」

   僕達は冒険者ギルドに戻り、エレナさんと共にギルマス専用部屋に入った。

「先ずはお疲れ様、だね。今回は同行してくれてありがとう、助かったよ。」

「いえ、こちらこそ、ありがとうございました。」

「それでね、1つ話があるんだが…。」

   それから始まったのは僕の冒険者ランクを銀等級、つまりBランクに昇級すると言う話だった。今回の功績を評価し、ギルマスの特権で飛び級させてくれるらしい。だが、今の僕にはそんな事どうでもよかった。僕が不甲斐ないばかりに、6人もの仲間をなくしてしまった。

「はぁ〜、いつまでへこたれているんだ。スバル達は君にそんな顔をさせるために死んだんじゃない。そうだろ?」

「は、はい…。」

「おっと、すまない。通信用の魔道具が反応したようだ。少し待っていてくれ。」

それからしばらくして、リノさんが笑顔で戻って来た。

「何か、あったんですか?」

「あぁ、良いお知らせだ。サイバルタンのみんなは生きている。」

「本当ですか!」

「もちろんだ。ミノタウロスから逃げるため、転移魔法を使ったそうだ。ただ、魔力が足りなかったのか場所までは指定出来なかったそうだ。」

「そうでしたか。良かった、本当に良かった。」

   それから、昇級のための手続きをしてもらい、晴れてBランクの冒険者になった。2人に別れを告げ、宿屋に帰る。まだ夕食の時間には早いので部屋に戻りステータスの確認をする。

「鑑定。」





種族   人間
名前   五十嵐 命
性別   男
年齢   18

レベル 23

攻撃   (274)   
防御   (179)   
魔攻   (174)   
魔防   (151)   
敏捷   (296)   

ユニークスキル
   テイム(MAX)
   忘却(MAX)
   超音波(MAX)

スキル
   剣術1   棍術1   火属性魔法2   水属性魔法1   縮地2   鑑定2

耐性
   火耐性2   苦痛耐性5(MAX)




「少しは強くなったかな…。それにスキルも増えた。気になるのは…忘却?こんなスキルあったかな?」

   ユニークスキル忘却を鑑定してみたが、スキルレベルが足りないためか情報は得られなかった。その後、夕食をとりベッドに入ると、すぐに眠りについてしまった。

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