僕の道
11話
「ブオォォォォォォォン!!」
   僕とミノタウロスはお互い睨み合う。先に動いたのはミノタウロスだ。巨体を有り得ない程のスピードで動かし、突進してきた。回避したものの、リーチが長いせいで振られたメイスが頬に掠る。
   更にミノタウロスは、大きな角を前にし突進を続けた。
「縮地っ!」
   僕はキラーラビットのスキル、縮地を使いミノタウロスの背後を取った。そしてうなじを切りつける。はずだったのだが、完全に読まれており、軽々と避けられた。それどころかミノタウロスは、メイスを大きく振りかぶると、身体を捻り僕に叩きつけた。
「カハッ。」
「大丈夫かっ!」
   リノさんは、僕が倒れている間ミノタウロスの注目がいかないように、挑発スキルを使った。そして、火属性の槍のようなものを5本出しミノタウロスに放った。だがミノタウロスは、両手を鉱石のようにすると槍を全て振り落とした。
「くそっ!」
   更に、ミノタウロスが何かを唱えると空中に火の玉が2つでき、僕達に襲いかかって来た。
「トルネード!」
   リノさんは風属性魔法で火の玉を吸い込み、炎の竜巻をミノタウロスに向け放った。
「ブモォォォォォォ!」
   僕はというと追従してくる火の玉を避けるのが精一杯で攻撃に移ることが出来ないでいる。そんな時いきなりキエルが僕に突進してきた。わけも分からず吹き飛んでいると、次に見たのはキエルがミノタウロスの角で串刺しにされている姿だった。
「キエルッ!」
   更にミノタウロスは、角に刺さったキエルを地面に叩きつけ吹き飛ばした。煙が晴れると、そこには動かなくなったキエルの姿があった。
「キエル…。」
「イノチ君っ、今は目の前の敵に集中するんだっ!」
   リノさんの声で我に返る。後ろからミノタウロスが迫っていた。僕は自分を守る炎の壁を想像した。
「ファイヤーウォールッ!」
   ミノタウロスが炎の壁に怯んだ隙に体勢を整える。更に縮地で後ろへ回り込み剣を振りかぶる。ミノタウロスはと言うと焦ることなくそれを避けメイスを振りかぶった。
「リノさんっ!」
「うおぉぉぉぉぉぉ!」
   がら空きになったミノタウロスの首元にリノさんのランスがグサリ。即死だった。
「終わった、のか…。」
「あぁ、どうやらそのようだね」
   その後、キエルを埋葬しダンジョン内を探索したが、スバルさん達の姿は見えなかった。
   僕とミノタウロスはお互い睨み合う。先に動いたのはミノタウロスだ。巨体を有り得ない程のスピードで動かし、突進してきた。回避したものの、リーチが長いせいで振られたメイスが頬に掠る。
   更にミノタウロスは、大きな角を前にし突進を続けた。
「縮地っ!」
   僕はキラーラビットのスキル、縮地を使いミノタウロスの背後を取った。そしてうなじを切りつける。はずだったのだが、完全に読まれており、軽々と避けられた。それどころかミノタウロスは、メイスを大きく振りかぶると、身体を捻り僕に叩きつけた。
「カハッ。」
「大丈夫かっ!」
   リノさんは、僕が倒れている間ミノタウロスの注目がいかないように、挑発スキルを使った。そして、火属性の槍のようなものを5本出しミノタウロスに放った。だがミノタウロスは、両手を鉱石のようにすると槍を全て振り落とした。
「くそっ!」
   更に、ミノタウロスが何かを唱えると空中に火の玉が2つでき、僕達に襲いかかって来た。
「トルネード!」
   リノさんは風属性魔法で火の玉を吸い込み、炎の竜巻をミノタウロスに向け放った。
「ブモォォォォォォ!」
   僕はというと追従してくる火の玉を避けるのが精一杯で攻撃に移ることが出来ないでいる。そんな時いきなりキエルが僕に突進してきた。わけも分からず吹き飛んでいると、次に見たのはキエルがミノタウロスの角で串刺しにされている姿だった。
「キエルッ!」
   更にミノタウロスは、角に刺さったキエルを地面に叩きつけ吹き飛ばした。煙が晴れると、そこには動かなくなったキエルの姿があった。
「キエル…。」
「イノチ君っ、今は目の前の敵に集中するんだっ!」
   リノさんの声で我に返る。後ろからミノタウロスが迫っていた。僕は自分を守る炎の壁を想像した。
「ファイヤーウォールッ!」
   ミノタウロスが炎の壁に怯んだ隙に体勢を整える。更に縮地で後ろへ回り込み剣を振りかぶる。ミノタウロスはと言うと焦ることなくそれを避けメイスを振りかぶった。
「リノさんっ!」
「うおぉぉぉぉぉぉ!」
   がら空きになったミノタウロスの首元にリノさんのランスがグサリ。即死だった。
「終わった、のか…。」
「あぁ、どうやらそのようだね」
   その後、キエルを埋葬しダンジョン内を探索したが、スバルさん達の姿は見えなかった。
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