ゲーマーでモブキャラ扱いの俺が何故かヒーローになった話。
第24話:優男とメスガキ。
エルと美鈴がソファーに座りながらあーでもないこーでもないと話しているのを見ていてもしょうがないと思った時。
ちょうど終業の小気味良いチャイムが学園内に響いた。
「んじゃ、俺はもう帰るわ。勇人は?」
「俺はもう少しここに残るぞ?ここにあるデバイスをある程度見てみてから帰る」
「分かった、んじゃまた明日な」
ガラッと扉を開けて寮に帰る前にスーパーで夕食の材料を買ってから帰宅した。
この学園都市…なんだってあるんだな。
そんな事を考えていながら帰宅すると部屋の前に誰かがいる事に気がついた。
(なんだあいつ?俺の部屋の前で…正座してるんだけど…怖っ…)
階段の陰で様子を見ているとあちら側からこちらに気がついた様で満面の笑顔をしながら走ってきた。
うさぎ耳のフードを深くかぶったまま来る女の子に恐怖を覚えた。
「みーつーけーたー!!」
「うおっ!怖い怖い!何!?俺何かしました!?俺からしたら何もしてないんですけど!」
襲い掛かろうとした女子の襟首を掴んで動きを止めている男子が子供に叱る様な感じで怒り始めた。
パーカーを着込みながら短めな茶髪にほのぼのとした顔つきの男子に怒られながら面倒臭そうにふてくされている女の子が着込んでいるぶかぶかのうさぎ耳が垂れ下がる。
「こらっ!うさぎちゃんはなんでいつも突っ走って行くんだ!今日の晩ご飯のおかず無しにするよ!」
「ごめんない…」
「いやー、ごめんね、この子はいつもこんな感じなんだ、この通り…申し訳ない」
「お前!強いんだろ!?だったら早く私と戦え!戦って私が勝てればお前より強いって事がっ…」
「こら!せっかく穏便に済まそうとしているのに、少し黙っていようね?ね?」
「こ、ここじゃあれだし…もしよければ君の部屋で話でもどうかな?」
優しく宥めながら何故か俺の部屋に入ろうとする男の子。
「いや、人の話を…」
まぁ、でもこのままこの場所で話をされても嫌だからな、しょうがなく俺の部屋に入れるけど。
「私コーヒーしか飲まないから!」
なんて言うからブラックコーヒーを入れてやったのに…。
「うげっ!苦っ!なぁ!なんで私のコーヒーにミルクと砂糖が入ってないの?」
「ご、ごめんね…この子の為にミルクと砂糖をくれないかな?それも沢山…」
「お、おぅ…」
こんのメスガキ…がぁ…。
砂糖とミルクを持って机に置くとすぐさまコーヒーにぶち込んでいく女の子。
てか、こいつらはなんで俺達の部屋でゆったりくつろげるのだろうか…。俺だったら何か悪い事してないか心配で心臓バックバックだぞ?
「えっと…お前らは何者なんだ?人の部屋で呑気にインスタントコーヒーを飲んでいるけど…」
「あー、そうそう、焔魔煉…君に少し会ってみたくてね♪」
「なぁー、ゲームとかない訳ぇ?信じらないんですけどぉ!」
人の話を聞けよ…。
まぁ、とりあえず、こいつらの話を聞くとしよう。
大袈裟にリアクションをとりながら話を進めていた。
「いやー…去年、とある河川敷で赤い結晶体が落ちている事が判明した。その結晶体を調べてみたら…あら不思議!人の血液の成分が出てきてしまいました〜♪そして、血液分析をして君に行き着いた訳だよ♪」
「だから、私達の仲間になってくれ!」
「よし、頼むからまずはちゃんと詳しく説明してくれ」
好き勝手に話す二人について行ける様に説明を求めた。
ちょうど終業の小気味良いチャイムが学園内に響いた。
「んじゃ、俺はもう帰るわ。勇人は?」
「俺はもう少しここに残るぞ?ここにあるデバイスをある程度見てみてから帰る」
「分かった、んじゃまた明日な」
ガラッと扉を開けて寮に帰る前にスーパーで夕食の材料を買ってから帰宅した。
この学園都市…なんだってあるんだな。
そんな事を考えていながら帰宅すると部屋の前に誰かがいる事に気がついた。
(なんだあいつ?俺の部屋の前で…正座してるんだけど…怖っ…)
階段の陰で様子を見ているとあちら側からこちらに気がついた様で満面の笑顔をしながら走ってきた。
うさぎ耳のフードを深くかぶったまま来る女の子に恐怖を覚えた。
「みーつーけーたー!!」
「うおっ!怖い怖い!何!?俺何かしました!?俺からしたら何もしてないんですけど!」
襲い掛かろうとした女子の襟首を掴んで動きを止めている男子が子供に叱る様な感じで怒り始めた。
パーカーを着込みながら短めな茶髪にほのぼのとした顔つきの男子に怒られながら面倒臭そうにふてくされている女の子が着込んでいるぶかぶかのうさぎ耳が垂れ下がる。
「こらっ!うさぎちゃんはなんでいつも突っ走って行くんだ!今日の晩ご飯のおかず無しにするよ!」
「ごめんない…」
「いやー、ごめんね、この子はいつもこんな感じなんだ、この通り…申し訳ない」
「お前!強いんだろ!?だったら早く私と戦え!戦って私が勝てればお前より強いって事がっ…」
「こら!せっかく穏便に済まそうとしているのに、少し黙っていようね?ね?」
「こ、ここじゃあれだし…もしよければ君の部屋で話でもどうかな?」
優しく宥めながら何故か俺の部屋に入ろうとする男の子。
「いや、人の話を…」
まぁ、でもこのままこの場所で話をされても嫌だからな、しょうがなく俺の部屋に入れるけど。
「私コーヒーしか飲まないから!」
なんて言うからブラックコーヒーを入れてやったのに…。
「うげっ!苦っ!なぁ!なんで私のコーヒーにミルクと砂糖が入ってないの?」
「ご、ごめんね…この子の為にミルクと砂糖をくれないかな?それも沢山…」
「お、おぅ…」
こんのメスガキ…がぁ…。
砂糖とミルクを持って机に置くとすぐさまコーヒーにぶち込んでいく女の子。
てか、こいつらはなんで俺達の部屋でゆったりくつろげるのだろうか…。俺だったら何か悪い事してないか心配で心臓バックバックだぞ?
「えっと…お前らは何者なんだ?人の部屋で呑気にインスタントコーヒーを飲んでいるけど…」
「あー、そうそう、焔魔煉…君に少し会ってみたくてね♪」
「なぁー、ゲームとかない訳ぇ?信じらないんですけどぉ!」
人の話を聞けよ…。
まぁ、とりあえず、こいつらの話を聞くとしよう。
大袈裟にリアクションをとりながら話を進めていた。
「いやー…去年、とある河川敷で赤い結晶体が落ちている事が判明した。その結晶体を調べてみたら…あら不思議!人の血液の成分が出てきてしまいました〜♪そして、血液分析をして君に行き着いた訳だよ♪」
「だから、私達の仲間になってくれ!」
「よし、頼むからまずはちゃんと詳しく説明してくれ」
好き勝手に話す二人について行ける様に説明を求めた。
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