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ゲーマーでモブキャラ扱いの俺が何故かヒーローになった話。

怪盗80

第19話:デバイスオタク

「さぁ!この剣と銃両方が使えるデバイス、長距離専用のライフル型デバイスとかもあるよ!」

部屋の中には色々なデバイスが置いてあり拳銃の持ち手の様な物などが所狭しと並んでいた。

「い、一旦見てはみるけども…俺に合うやつあるかな…うぉっ!なんだコレ!カッケェ!!」

「さぁさぁ!遠慮せず触って見ていってよ!」

勇人は沢山あるデバイスを選んでいるとエルが目の前に座ってきた。
その時の顔には微笑みがあり、とても素晴らしく上機嫌だった。

「いやー、嬉しいなぁ…私のデバイスを見て嬉しがってくれるなんて…」
 
そして、目の縁には少しだけ涙が光っていた。
その涙を見た後、エルに対して何か思う事があるがそれは置いておこう。

「君はデバイスを探さなくていいのかい?」

「俺のはもうあるんで…大丈夫です」

「ふーん…ねぇ!君のデバイス見せてくれないかな?」

「いいけど…あまり変な事は…」

そんな事を言う前にすぐにデバイスを手に取ってまじまじと見ていた。
ぼんやり見ていると見たことの無い特殊なドライバーのような物で解体していった。そして、ドライバーなどで中の機構?を見たエルはその少しの間の後、すぐに俺の肩を掴んで前後に振る。

「君!いや!煉君!なんだこのデバイスは!はぁ…はぁ…この機構はもう50年前に効率と大きさが嵩張ると言われていた物だし。でもこれを作った人は誰なんだい!? 君なの!?ねぇ!ねぇ!」

興奮して荒い息を吐きながら目をキラキラではなくギラギラさせて問い詰めてくるエル。
てか、なんでこいつはデバイスを見ただけでそんな事が分かるのかが分からない。
多分、専門的なことを知っている奴にしか分からない事があるのだろう。

「えっと…俺も分からない…俺は貰っただけだし…」

「ふむ…このデバイス…なんだか秘密がありそうだね…ねぇ!このデバイスを貰った人と話せないかな?」

『全く…念の為、通信機を無断でつけておいて良かった』

俺の首元から美鈴の声が聞こえる。
背中に手を回すと襟の隙間に小型の通信機が張り付いていた。

「ね、ねぇ、これは?」

「美鈴…なんでこんな物がついてるんだ?」

『私だって学校に行きたくてな、だが色々な問題があり行けないのでお前が寝ている間に付けさせてもらった』

その声に反応したエルは小型通信機を手に取り美鈴に話しかけた。

「あの!このデバイスは貴女が作ったんですか?作ったにしてもあの機構はもう大きさ、容量などが二世代目の物と劣っている為廃止していた機構なのに何故!あれほどのサイズを!」

『あー、あれは私が作った物ではないんだ、何処からか送られてきた物でな…』

『とりあえず…このうざい女子はなんなんだ、面倒くさい…切るぞ』

何か知られたく事があるみたいな声色ですぐに通信機を切った。
てか、あっちから無理矢理つけてきたよな?

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