東方 没義道録

クレイ G

紅魔館のカリスマ

 霊夢は扉を開ける。
最後の扉を開けるとさっきよりも大きな場所に出た。
部屋は同じく赤で統一されている。
壁にはステンドグラス、天井はかなり高く空が見える。
空には紅い月が浮かんでいる。
部屋の1番奥には大きなステンドグラスに絵が描かれている。
絵は大きな十字架に磔にされた男を描いた物だ。
そして、椅子が置いてあり、椅子には誰か座っている。
霊夢は椅子に近ずく。
よく見ると椅子には座っているのは少女だった。
その少女は足を組んで座っており、片手にワイングラスを持ちグラスの中には赤い液体が入っている。
少女はそれを啜る。
赤い液体を飲み終えると立ち上がる。
青みがかった銀髪、真紅の瞳。
両手の爪はかなり長く赤いマニキュアをゆっておりキラキラと光を反射している。
身長は霊夢や魔理沙よりさらに低い。
人間で言えば10歳にも満たないような背の高さだが、背中に大きな翼を持つため遠くで見ると大きく見える。
ナイトキャップを被っている。
色は白の強いピンクで、周囲を赤いリボンで締めている。
結び目は右側で、白い線が一本入っている。
衣服は、帽子に倣ったピンク色。
太い赤い線が入り、レースがついた襟。
三角形に並んだ三つの赤い点がある。
両袖は短くふっくらと膨らんでおり、袖口には赤いリボンを蝶々で結んである。
左腕には赤線が通ったレースを巻いている。
小さなボタンで、レースの服を真ん中でつなぎ止めている。
1番上にはS字状の装飾がある。
腰のところで赤い紐で結んでいる。
その紐はそのまま後ろに行き、先端が広がって体の脇から覗かせている。
スカートは踝辺りまで届く長さ。
これにもやはり赤い紐が通っている。
「やっと見つけたわよお嬢さん?」霊夢は言う。
「やっぱり、人間って使えないわね」少女は霊夢を見て言った。
「さっきのメイドは人間だったのか」霊夢は時を止めるメイドを思い出す。
「あなた、殺人犯ね」少女は言った。
「一人までなら大量殺人犯じゃないから大丈夫よ」霊夢は言う。
「で?」少女は言った。
「そうそう、迷惑なのあんたが」霊夢は強く言った。
「短絡ね。しかも理由が分からない」少女は椅子に腰掛ける。
「とにかく、ここから出ていってくれる?」霊夢はお祓い棒を少女に向ける。
「ここは、私の城よ? 出ていくのはあなただわ」少女は言う。
「この世から出てってほしいのよ」霊夢は言う。
「しょうがないわね今、お腹いっぱいだけど・・・」少女は力を込める。
「護衛にあのメイド達を雇っていたんでしょ?そんな、箱入りお嬢様なんて一撃よ!」霊夢は少女が弱いと思った。
「咲夜は優秀な掃除係。おかげで、首一つ落ちていないわ」少女の言葉に何か強いものを感じた。
「あなたはつよいの?」霊夢は少女を見る。
 「さあねあんまり外に出して貰えないの。私が日光に弱いから」少女は言った。
「・・・なかなか出来るわね」霊夢は少女が今までの敵より強いと感じた。
「こんなに月も紅いから本気で殺すわよ」少女は月を見る。
「こんなに月も紅いのに」霊夢は身構える。
「楽しい夜になりそうね」
「永い夜になりそうね」
2人が同時に発言する。

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