東方 没義道録

クレイ G

館の正体

 2人は中に入る。
肉の腐った匂いがする。
2人は鼻を覆う。
「酷い匂いね」霊夢は言った。
「誰がこんな酷いことを」魔理沙は壁の染みを見る。
染みを触るとそれは完全に固まっている。
「完全に固まっている。でも、最近固まったな」魔理沙は言った。
「そうね、壁に付いてる血は完全に固まってるけど、死体はそこまで腐敗はしてないみたいね」霊夢が死体を調べる。
死体を調べると女の手が握られている。
何かしら?
霊夢は手を開かせて確かめる。
手には小さな鍵が握っていた。
「おい、霊夢これを見てくれ」魔理沙が霊夢を呼ぶ。
「どうしたの?」霊夢は魔理沙の方へ行く。
魔理沙の目の前にはそこそこの大きさの棺桶があった。
棺桶は長方形の形ではなく、下に伸びた台形の様な形をしている。
よく物語に登場するヴァンパイアの棺桶の形に酷似している。
棺桶には十字架の形をした金属が余っている。
そして、【Scarlet】と刻まれている。
「すかーれっと?何かしら」霊夢は文字を読む。
「ここは吸血鬼の館なのか?」魔理沙が言う。
「分からない」霊夢は言った。
「開けてみるか?」魔理沙が提案する。
「いいんじゃない」霊夢は言った。
「じゃ、開けるぜ」魔理沙が棺桶の蓋に手をやる。
ゆっくりと棺桶の蓋を開ける。
中の様子が徐々に見えてくる。
魔理沙が蓋を外す。
すると中には何も無かった。
「なんだよ何も無いのかよ」魔理沙は蓋を置く。
「何も無い方がいいのよ」霊夢は上を見る。
「魔理沙、上を見て」霊夢は言った。
魔理沙は上を見る。
上には大きな穴が開いている。
「誰があけたんだ?」魔理沙は言う。
「そんなのこのメイド達を殺した奴に決まってるわ」霊夢は言った。
「魔理沙行くわよ。恐らくこの先にメイド殺しの犯人がいるはずよ」霊夢は飛んで穴の中に入って言った。
「お、おい!まて霊夢」魔理沙も箒に跨り霊夢の後を追う。

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コメント

  • 紺民

    メイドがメイトになってる

    4
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