東方 没義道録

クレイ G

扉の先

 【Necronomicon】が光だし部屋を満たす。
「眩しい!なんで光るんだよ」魔理沙と霊夢は目を閉じる。
少し時間が経つと光は消えた。
光が消えると同時に【Necronomicon】は床に落ちた。
「なんだったのよ今の」霊夢【Necronomicon】をみる。
しかしそれは、何の変哲もない魔導書と同じだ。
「この本は他のと違って変なんだよ。霊夢も見たろ勝手に浮かんだり光りだしたり」魔理沙は魔導書を拾う。
「まぁ、魔導書でも独りでに光りだしたりはしないものね」霊夢は腕を組考えている。
「だから私はこれを預かって研究する事にしたんだよ」魔理沙は胸を張って言った。
「いや、そんな不気味な物捨てちゃいなさいよ」霊夢は呆れて言った。
「おい!霊夢、コレ見てくれ」魔理沙は霊夢を呼んだ。
霊夢はそれを見る。
霊夢が見たものは魔理沙も開けられなかった南京錠が開いていたのだ。
「なんで、鍵が開いてるの?魔理沙開けた?」霊夢は聞いた。
「私は何もやってないぜ」魔理沙は答えた。
「じゃ、なんで?」霊夢は言った。
「私の考えだがこいつが何かやったんだろ」魔理沙は【Necronomicon】を見せる。
「なるほどね。だからあんたはそれを調べたいのね。面倒くさがりのあんたが調べたいなんて言うのは、よっぽど興味深い物しか無いものね」霊夢は言った。
「お前だって面倒くさがりだろ」魔理沙はニヤニヤしながら言った。
「うっさい」霊夢は言った。
魔理沙は南京錠を取り、扉を開ける。
「じゃ、開けるぜ」魔理沙は扉を押した。
扉がゆっくりと開く。
中の内装が徐々に見えてくる。
扉が全開し、中が見える。
そこには地獄絵図が広がっていた。
壁には赤黒い染みが付着し、あちこちに赤黒い塊が付いていた。
床にはいくつもの塊が転がっている。
その塊を見る。
塊は人1人分位の太さ。
真ん中辺りから太い棒の様なものが出ている。
そしてその塊はメイド服の様な物を着ているように見える。
2人はそれが人だったものだと直感した。
床に転がっていた塊は全て同じ服を着ているようだった。
そして、どれも悲惨な姿だった。
魔理沙はこの地獄絵図を見て吐いてしまった。
霊夢は比較的冷静だったが目を逸らしてしまう。
メイドの死体はどれも原型を留めておらず。
顔は中身から破裂したように頭蓋骨から脳みそが溢れ、腹だと思われる箇所からは、あらゆる内蔵が溢れている。
周りには目玉や指、などの体の1部が散らばっている。
「何?ここ、」霊夢は言った。
扉の前で魔理沙が吐いている。
「大丈夫?魔理沙」霊夢は魔理沙の背中を擦る。
「だ、大丈夫」魔理沙は顔を上げた。
2人は中に入る。

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