東方 没義道録

クレイ G

鬼の力

「お前のおかげで今まで封じてきた力を使える。私の名は紅美鈴ほんめいりん!さあ、第2ラウンドだ!」私は男の前に立つ。
男は蹴りを繰り出した。
私は最小限の動きでそれをかわした。
かわした瞬間に男の肋に拳を食らわしたら。
メキメキと鈍い音が響く。
恐らく骨が折れた音だろう。
肋骨は人間の肺や心臓といった臓器を守る重要な役割をしている。
肋骨が折れると、折れた骨の破片が心臓などに刺さり命取りになる。
男は下に落ちていく。
「終わったか」私は一息をつく。
ゆっくりと降りていく。
私は男を見る。
死んだのか?
いや息があるな。
放っておいていいだろう。
しばらく動けまい。
私は近くに落ちていた帽子を取る。
帽子を被り屋敷へ向かう。
門を開けようとした瞬間、後から物凄い気を感じた。
なんだ?!
この気は!
後ろを向く。
男が倒れていた場所に赤い光の柱が出ている。
物凄い気が空気の流れを変える。
突風が吹き荒れ空の霧が渦巻く。
私は男の近くに行く。
これは、信じられない。
男は立ち上がり美鈴を見る。
男の目は赤く光っていた。
そして頬の痣がさっきより広がっている。
そして頭には小さな角の様なものが生えている。
「まさか、お前は【鬼】なのか。」私は驚いた。
私は身構える。
「うああああああああ!!」男は叫んだ。
叫んだ瞬間男は私の顔を左手で鷲掴みした。
そのまま門の壁に叩きつけた。
門は崩壊した。
私は男の顔を掴み膝の方へ持っていく。
それと同時に膝も顔の方へ上げた。
綺麗に攻撃が決まり男は私の顔を話した。
男は鼻が折れ鼻血を垂らしている。
しかし折れたはずの鼻がみるみると治っていく。
よく見ると先程の戦いの傷が全て治っている。
【鬼】の力か。
いや、まだこいつが【鬼】とは限らない。
考えていると男は襲い掛かって来た。
試してみるか。
男が拳を突き出してくる。
私はそれを掴み方1つの腕を使い、腕を折った。
鈍い音と共に腕の橈骨とうこつと尺骨を粉砕骨折させた。
 男は痛がる様子もなく蹴りを腹に食らわした。
私は後方に飛ばされ地上に降りた。
男の折れた腕はメキメキと音を立てながら治っていく。
やはり【鬼】か。
力もスピードも桁違いだ。
しかも、こいつは【自己再生】が長けているな。
まさか、幻想郷ここに来て【鬼殺し】を使うことになるなんて。
師匠ラオシー】、今【鬼殺し】を使うことをお許しください。
手を合わせ男に向かってお辞儀する。

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