東方 没義道録 紅魔郷編

クレイ G

危険な男

 私は門から少し離れた場所で2人の様子を見ていた。
男は門を開けようとする。
このまま入られると面倒だ。
「そこで何をしている?」私は2人に問う。
答えは帰ってこない。
「もう一度聞くそこで何をしている?」私はいつでも戦える様に集中する。
「いや、人を探しているんです。ここに女の子2人来ませんでしたか?」男は答えた。
女の子がここに来た?
たしかにこの屋敷の中に知らない気が2つあるな。
こいつをさっさと追っ払ってそいつらを片付けよう。
「知らないな。ここには誰も来ていない。さっさと帰れ」私は門に足を運ぶ。
「いや、でもさっき、」男が私の肩を掴もうとする。
「黙れ」私は手のひらを男に向ける。
気を男に放つ。
男は吹っ飛ばされる。
弱い。
私の思い違いか?
私は後ろにいた少女に目をやる。
そして男と同じ様に吹き飛ばした。
次は屋敷に忍び込んだ女2人か。
やれやれ。
私は門を開く。
次の瞬間背後に物凄い気を感じた。
なんだ?
これは、さっきの・・・
やはり私の思い違いではなかった。
私は身構える。
私は男が飛ばされた方へ飛んで行く。
そこは湖だった。
霧の中に赤色に光る何かが見えた。
あいつか?
霧が晴れる。
そこには先程の男がいた。
男は水面に立つように浮いている。
男は少女を抱えている。
次の瞬間男は物凄い速さで近くの木の下へ飛んだ。
速い!
そして少女を寝かせる。
男はこちらを見る。
男は怒った表情をしている。
そして先程までは青色だった目が今は赤黒くなっている。
私は驚愕した。
あの男、まさか・・・
私が考えていると男は襲い掛かってきた。
「うおおおおぉ」男は私の前に来て左足で蹴りを繰り出した。
私はそれを体を捻り回避する。
私は1歩後ろに下がる。
男はまた私に蹴り当てようとする。
私は足を掴み受け流す。
そして腹に拳を食らわした。
男は私の手を掴み引っ張る。
そして私の顔面に拳を食らわした。
衝撃で脳が揺れるのが分かる。
私は湖へ落ちていく。
湖に入る前に私は体制を立て直す。
私は一呼吸置いて男に接近する。
男は私を殴ろうとする。
私はそれをかわし、首元に蹴りを当てる。
男はそのまま吹っ飛ぶ。
しかしすぐに立ち上がり私の元へ戻ってくる。
男が手のひらをこちらに向ける。
すると手のひらから光の玉が出てくる。
こいつ、気を操れるのか?!
私は光の玉を蹴り男の方へ飛ばす。
男はそれを避ける。
玉が湖の中に入り地面に着弾する。
すると大きな爆発を起こした。
湖の水が盛り上がり雨の様に降り注ぐ。
「お前名前は何と言う」私は男に聞く。
男からは返事がない。
どうした?
まさか、こいつ理性が無くなっているのか。
これはまずいな。
私も本気を出さなければ不味いかもな。

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