東方 没義道録

クレイ G

時計仕掛けのメイド長

 「ここで騒ぎを起こせば出てくるかしら?」霊夢が強く言う。
「でも、あなたは【お嬢様】に会えない。それこそ、【時間を止めて】でも時間稼ぎはできるから」女は懐中時計をとりだす。
「何をする気?」霊夢は構える。
次の瞬間女は姿を消した。
何?!
また能力を使った?!
どこ行った?
「どうしたの?」女の声がした。
声の方を向く。
すると女はいた。
片手にナイフを持っている。
「あんた、そんな物騒な物なんか持ってどうするの?」霊夢は身構える。
「今に分かるわ」女は笑う。
また姿を消した。
そして女が消えたと同時に目の前にナイフが向かってきた。
まずい!
霊夢は持っていたお祓い棒でナイフを弾く。
全てを弾くことは出来たが腕を1本のナイフが掠めた。
傷口から血が滲みでる。
血が巫女服を軽く染める。
何が起こったか分からなかった。
こいつの能力の謎を解かないと勝利はなさそうね。
霊夢は傷口を抑える。
考えろ、考えればいすぐに分かる。
「どうしたの?掛かって来ないの?」女はまたナイフを持っている。
女は懐中時計を取り出す。
「これで終わりよ。『ザ・ワールド』」女は姿を消した。
霊夢の周りに突然、無数のナイフが出現した。
霊夢は避ける事は出来なかった。
霊夢の体をナイフが刺さる。
霊夢の肩や目、足至る所に刺さる。
「終わったか」女は懐中時計を仕舞う。
霊夢の死体が光りだす。
「なに?!」女はそれに驚いた。
霊夢の体は徐々に御札へと姿を変えていく。
そして御札は女を襲う。
「無駄よ!『ザ・ワールド』」女は姿を消した。
御札は先程まで女がいた所に付着し、爆発する。
女は部屋の隅に避難した。
女は霊夢を探す。
「私はここよ!」霊夢は叫ぶ。
女は声の方を向く。
すると御札が向かってくる。
霊夢は手を【烈】、【闘】、【臨】の形にする。
「『魔封陣』!」御札が円を描き陣を作る。
「くっ!『ザ・ワールド』」女は消える。
そして女が姿を現す。
すると床には罠が仕掛けられていた。
御札が鎖の様に巻きついていく。
「掛かってくれたわね」霊夢は一息を付く。
「なぜ、分かった」女は霊夢に問う。
「簡単なことよ。あんたは全てナイフでしか攻撃してこない。私を殺せる瞬間は何度もあったのに。あんた能力を使ってる間は物理攻撃が出来ないんじゃないの?」
「くっ、」図星のようだ。
「やっぱり、最初は瞬間移動の能力かと思ったけど違うわね。」霊夢は女に近づく。
「あなたの能力は【時を停める】能力ね。違う?」
「時間を停めても全て停められない。あなたは触れた物の時間は停められない。そして重力や温度などの自然の法則に従う。」
「くっ」女はもがく。
「これがあなたの能力でしょ?」
「なぜそこまで・・・」
「幻想郷ではねあんた見たいな能力は珍しくはないのよ。悪いけどここで眠ってもらうわ。」
霊夢は女の額に御札を貼る。
すると女は眠ってしまった。

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