東方 没義道録 紅魔郷編

クレイ G

魔導書の導き

 パチュリーは手に持っていた魔導書を広げる。
何を言っているのか聞き取れなかったが、魔理沙はそれが呪文であることを悟った。
魔理沙は1歩後ろに飛ぶ。
「無駄よ」パチュリーが小さく呟く。
大気に魔力が満ちる
肉眼でも確認出来るほどの大量の魔力が図書館を満たしていく。
大気が淡い紫色に変わっていく。
「すげぇ、なにが起きるんだ?」魔理沙はこの光景に驚いた。
次の瞬間青黒い霧に図書館が覆われていく。
「うわ!まずい」魔理沙は箒に乗り図書館から出ようとしたが遅かった。
魔理沙は霧に飲み込まれた。
そして、別の景色が広がった。
それは無数の星々が輝く宇宙空間の様な場所だった。
「なんだ?何をしたんだ?」魔理沙は辺りを見回す。
空間は上下が分からなくらるように全て同じ様に見える。
奥の方にパチュリーが見える。
パチュリーは、また魔導書を広げ呪文を唱える。
「あなたの様な箒に乗るだけしか出来ない魔法使いには勿体ないけれど、時間が無いから速攻で終わらせるわ」そう言うとパチュリーは腕を上げる。
パチュリーの背後に無数の魔法陣が出現する。
魔法陣に五芒星が刻まれその周りに不可思議な文字の様な模様が刻まれてる。
「『メタルファティーグ』」
魔法陣は怪しい光を放ちながら回転している。
すると魔法陣から黄金に光る光の玉が魔理沙目掛けて発射される。
「うわ!」魔理沙は間一髪避けることに成功した。
だが、魔法陣から一斉に魔理沙を襲う。
光同士がぶつかり爆発する。
「これで終わりか」パチュリーは魔導書を閉じる。
爆煙の中に黒い影が見える。
「まさか、あれを避けた?」
「ふぅ、危ねー。こいつのおかげで助かった」魔理沙はアリスから貰った爆裂薬の袋を取り出す。
魔理沙はそれを光に向かって投げていた。
そして光が爆裂薬の瓶に当たると爆発し魔理沙は爆風を受けるだけになる。
「小賢しい真似を」パチュリーは魔理沙を見て言った。
「次はこっちの番だ」魔理沙はパチュリーの方へ方向を帰る。
魔理沙は魔力を高める。
魔理沙の周りに黄色に輝く7つの魔法陣が出現した。
魔理沙の魔法陣も五芒星が刻まれているが、パチュリーの時のような模様は無い。
魔法陣は魔理沙を中心に五芒星を描ける様な位置にある。
「取っておきだ!『スターダストレヴィリエ』」
魔法陣が回転し星型の光が放出した。
光は色それぞれでとてもカラフルだ。
パチュリーはそれを見て呆れた様に言った。
「なんて粗末な魔法なのかしら」パチュリーは人差し指を突き出す。
「ブツブツと何かを唱える」
するとパチュリーの目の前に大きな魔法陣が出現する。
今回も五芒星が刻まれ、文字も刻まれている。
星型の光がパチュリーを襲う。
しかし魔法陣がそれを食い止める。
パチュリーは無傷だ。
「まじかよ、あれを防ぐ程の魔力って・・・」魔理沙はショックを受けた。
「それでお終い?なら次は逃がさないわよ」パチュリーは魔導書を広げる。
くそ!
このままだと殺られちまう。
どうすれば。
魔理沙が考えていると、それに答えるように魔理沙の持っていた魔導書が震えた気がした。
なんだ?
この魔導書が?
パチュリーは呪文を唱える。
次は1つの大きな魔法陣が現れる。
魔法陣は白銀の色をしている。
六芒星に文字が刻まれ回転している。
「くそ!考えてる時間は無い!」

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