東方 没義道録 紅魔郷編

クレイ G

少年の覚悟

 霊夢が異変解決しに行ってからしばらくすると、1人の女の子が箒に乗って来た。
ウェーブがかかった金髪に、片側だけ垂らした三つ編み。
白いリボンの付いた黒い三角帽子に、白ブラウス・黒系の服、白いエプロンを付けている。
「よー!リク!久しぶりだな」手を振り挨拶してきた。
彼女は『霧雨魔理沙』(きりさめまりさ)。
霊夢の友達で僕が幻想郷に来たときに幻想郷を案内してくれたりした。
魔理沙は魔法を使える。
幻想郷の中には普通の人間が持たないある【特殊な能力】を持つ者がいる。
霊夢は『空を飛ぶ程度の能力』
魔理沙は『魔法を使う程度の能力』
2人ともその【能力】を使い、異変を次々と解決しているらしい。
「リク、霊夢は?」辺りを見渡し霊夢を探している。
「ついさっきこの異変を解決しに行ったよ」僕は霊夢が飛んでいった方向を指さし魔理沙に教えた。
「なにー!あいつー!私に黙って異変を解決しに行きやがったのか!」頭を抱えへ大声で叫んだ。
そして、魔理沙は光り物でも見つけたかのような行き良いで飛んでいった。
魔理沙も異変解決し行ったので僕は神社を掃除をした。
 僕が倉庫の掃除をしていると、1冊の古い資料が棚から落っこちた。
本はホコリが被っていて長い間放置されていたことが分かる。
「なんだこれ?」
僕はその古い資料を手にとってホコリを払う。
資料の表紙には【紅霧異変】(こうむいへん)と、書かれている。
僕は資料を斜め読みした。
資料には、数百年前に空に紅い霧が太陽を遮り幻想郷に異変が起きたと書いてある。
そしてこの異変を解決しようとした、博麗の巫女が右腕を失い、その後死亡したと書いてあった。
「こ、これは?!」僕は冷や汗をかいた。
僕にはこの異変と今回の異変がほぼ同じ異変だと理解した。
「霊夢が心配だ」僕は倉庫にあった手のひらサイズの小さなナイフを手にとり外へ出た。
だけど僕なんかが行ったところで何ができる?
霊夢達の足を引っ張るだけじゃないのか?
いや、そんなことはない!
霊夢は僕の命の恩人だ!
たとえ僕が無力だとしても何かの役にたてるはずだ。
 僕は神社の鳥居をくぐり抜け神社の外にある階段を降りた。
階段を降りた先は竹林になっている。
その先に人里がある。
僕は霊夢を探すため人里へ向かった。

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